2021.12.06

【GLOBAL ART TALK 031】吉竹美香氏「キュレーターとしての役割・発展」開催のお知らせ

来る12月11日(土)10:30より、一般社団法人HAPSとの共催による世界的なトップクリエイターを招聘したトークイベント「GLOBAL ART TALK」の第31回「キュレーターとしての役割・発展」by吉竹美香(インディペンデント・キュレーター)を開催します。
今回の公開講座では、カリフォルニア大学ロサンゼルス校で美術史の博士課程在籍中から欧米の様々な
美術館でキュレーターとしてキャリアを重ねた主要な展覧会のいくつかを取り上げます。
美術館とギャラリーの展覧会企画の違いや、私自身が企画した展覧会と美術館から
依頼を受けたプロジェクトとの差異などを考慮すると、キュレーターとしての役割は以下に分けられます:
1)国際巡回展コーディネーション/リエゾン(20052010)、
2)美術館キュレーター:ハーシュホーン美術館と彫刻庭園(20112018)、
3BlumPoe特別企画キュレーター(20122019)、
4)インディペンデント・キュレーター(2018―現在)。
日本の近・現代美術史の受容、国際巡回展の企画、カタログ作成、パブリック・プログラムなどにおける
様々な文化通訳の仕事、そして現在手がけている気候変動と環境・社会的正義の関係性を検討します。
(吉竹美香)
■概要
日時: 2021年12月11日(土) 10:30-12:00(オンライン・トーク)
開催方法:オンラインにて開催いたします。
*事前にオンライン・トークへのアクセス情報をメールにてご案内いたします。
料金:無料(要申込み)
定員:500名
主催:京都芸術大学大学院、一般社団法人HAPS
*社会情勢により開催を中止させていただくことがございますのでご了承ください。

 

■お申し込み
https://bit.ly/GAT031_211211(ウェビナー登録)
*ウェビナーにてお申込みいただいたメールアドレス宛に事務局より登録完了メールをお送りいたします。
 当日時間になりましたらメール内の「ここをクリックして参加」から参加をお願いいたします。

 

■講師プロフィール
ハーシュホーン美術館と彫刻庭園(ワシントンD.C.)元キュレーター(20112018年)。
カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校(UCLA)より修士号および博士号取得。
博士論文をもとに「太陽へのレクイエム:もの派の芸術」(Blum & Poe、ロサンゼルス、2012年)を企画し、
国際美術評論家連盟アメリカ支部(AICA-USA)より受賞。
開催予定も含む主な展覧会=草間彌生の北米巡回展 「Yayoi Kusama: Infinity Mirrors」(ハーシュホーン美術館と彫刻庭園、ワシントンD.C. 20172019年)、
「パレルゴン:1980-90年代日本美術」(Blum & Poe、ロサンゼルス、2019年)、「奈良美智 国際回顧展」(ロサンゼルス・カウンティ美術館、2021年、ゲストキュレーター)、
草間彌生展「KUSAMACosmic Nature」(ニューヨーク植物園、2021年、ゲストキュレーター)。
草間彌生回顧展「Yayoi Kusama: 1945Now」(M+、香港、2022年、ドリュン・チョンとの共同企画)、
「息(る):気候変動と社会正義(Breath(e): Towards Climate and Social Justice)」(ハマー美術館、ロサンゼルス、2024年、グレン海乃との共同企画)。
また、村上隆回顧展「©MURAKAMI」(ロサンゼルス現代美術館、2007年)、李禹煥回顧展「Lee Ufan: Marking Infinity」(グッゲンハイム美術館、2011年)にも携わり、カタログに寄稿。
「ターゲット・プラクティス」(シアトル美術館、2009年)、 「東京1955-1970:新しい前衛」(ニューヨーク近代美術館、2012年)
「カール・アンドレ:場所の彫刻19582010」(Dia Art Foundation2014年)のカタログにも寄稿。

 

■お問い合わせ
GLOBAL_ARTTALK@office.kyoto-art.ac.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

Requiem for the Sun: The Art of Mono-ha. Catalogue Image: Honda Shingo, No. 16, 1969, installation at Tamura Gallery, Tokyo, July 7–13, 1969.