2022.06.28

【GLOBAL ART TALK 033】ホー・ツーニェン氏「空白の時を位置づける (キュレーションの諸問題)」開催のお知らせ

来る7月2日(土)14:00より、一般社団法人HAPSとの共催による世界的なトップクリエイターを招聘したトークイベント「GLOBAL ART TALK」第33回「空白の時を位置づける (キュレーションの諸問題)」byホー・ツーニェン氏(アーティスト)を開催します。

 現代アートを取り巻く環境は、この数十年で飛躍的に複雑化し、そのなかでアーティストとしてグローバルに活躍する道を模索することは容易ではありません。世界各地で同時多発的に生産される芸術の概況を把握することは、もはや不可能といって良いでしょう。とりわけ、経済成長と近代化の進む近隣アジア諸国では、新しい美術館の創設やアートフェア、国際展の隆盛など発表の機会も拡大し、世界からこの地域に向けられた注目も高まっていますが、すでにアートを取り巻くインスティテューションとしては整備を終えた感もある日本では、むしろ制度化の再考、アーティストの社会的役割、グローバルなネットワーク構築などが改めて問われているといえるでしょう。
 京都では、多くの芸術系大学から毎年新しいアーティストが輩出されていますが、日本の伝統文化の中心地でもある街から、このように複雑化した現代アートの世界と、今日、どのようなつながりを見出すことができるのでしょうか?京都芸術大学とHAPS共催による「グローバル・アート・トーク」では、世界各地で活躍するアーティスト、キュレーター、コレクター、研究者、ギャラリストなどを招聘し、対話を積み重ねていくことで、世界を実感し、理解を深めていきたいと考えています。

現代アートに関心のある学生のみなさんはぜひご参加ください!

■概要
日時:2022年7月2日(土) 14:00-15:30
会場:京都芸術大学瓜生山キャンパス 人間館B1F映像ホール(オンライン・トーク同時開催)
   *会場参加は本学学生・教職員に限ります。
料金:無料(要申込み)
定員:80名
主催:京都芸術大学大学院、一般社団法人HAPS
*社会情勢により開催を中止させていただくことがございますのでご了承ください。

 

■お申込み
参加方法によってそれぞれ以下よりお申込みください。
オンライン参加:http://bit.ly/GAT033_220702(ウェビナー登録)
会場参加   :http://bit.ly/GAT033_220702KUA
*ウェビナーにてお申込みいただいたメールアドレス宛に事務局より登録完了メールをお送りいたします。
当日時間になりましたらメール内の「ここをクリックして参加」から参加をお願いいたします。

 

■講師プロフィール
歴史的、理論的なテキストとの関わりから始まる映像、インスタレーション、パフォーマンスを制作するアーティスト。
近年の展覧会に、ハマー美術館(2022年)、豊田市美術館(2021年)、山口情報芸術センター(YCAM) (2021年)、
エディット・ルス・ハウス・フォー・メディアアート(オルデンブルク、2019年)。
グループ展では、 あいちトリエンナーレ(2019年)、第12回及び13回光州ビエンナーレ(2018年・2019年)、
ベルリン・ 世界文化の家(HKW)での「2頭もしくは数頭の虎」展(2017年)など。
台湾のアーティスト許家維とともに、 国立台湾美術館で開催された第7回アジア・アート・ビエンナーレ「山と海を越えた異人」をキュレーション。
2015年から2016年まで、DAADレジデントとしてベルリンに滞在。

 

■お問合せ:GLOBAL_ARTTALK@office.kyoto-art.ac.jp