2020年12月22日
その他
日程終了しました
広島県の鞆の津ミュージアムにて開催中の「私物の在処」展のご案内です。
「私物の在処」展では、お菓子の空袋、道で拾った石やがらくたなどなど…一見何の変哲もない、けれども持ち主にとってはかけがえのない宝物の数々が展示されているそうです。
なんと、文明哲学研究所の齋藤亜矢先生も “何か”を出品されているとか……
来年3月7日まで開催しております。なかなか遠出のしにくい情勢ではありますが、ご興味のある方、お近くの方はぜひ足をお運びください。
なお、鞆の津ミュージアムの学芸員である津口在五さんは、文哲研主催のART meets SCIENCEにご登壇いただいたこともあり、年明けには本学大学院の授業でもご講義いただく予定です。
*ART meets SCIENCE#3 『いろんな「普通」を見聞きする ー日常の中にあるアウトサイダー・アート』(講師:津口在五)
日程 | 2020年11月23日 - 2021年3月7日 |
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時間 | 10:00 - 17:00 休館日:月・火(祝祭日は開館、12/31-1/5は休館) |
場所詳細 | 鞆の津ミュージアム |
費用 | 無料 |
主催 | 社会福祉法人 創樹会 鞆の津ミュージアム |
URL | 鞆の津ミュージアムホームページ |
2020年12月21日
出版・メディア情報
2020年12月10日
アクティビティ
2020年12月9日、学内教職員・学生を対象に講演会「芸術とこころ-表現することがなぜ治療的なのか-」をオンラインで開催いたしました。
*文哲研講演会2020「芸術とこころ-表現することがなぜ治療的なのか-」
日 時:2020年12月9日(水)18:30-20:00
講演者:岩宮恵子(島根大学教授、臨床心理学者、心理カウンセラー)
参加者:223名(京都芸術大学 学生・教職員)
芸術療法や箱庭療法という心理療法の技法があるように、絵を描いたり箱庭を作るということは、とても治療的な意味をもっています。
今、ネットのなかでさまざまな表現の発信をする若い人たちが増えていますが、その表現に対しての反応に深く傷ついて、心理療法の現場に足を向けるひとも同時に増えています。
最近の若者の全体的な傾向はどうなっているのか、そして「表現すること」や「表現をしているひとを応援すること」(「推し」をもつこと)について、どのような感覚をもっているのか。臨床現場から見えてきたことをお伝えできればと思っています。 (岩宮恵子)
今回講師をおつとめいただいたのは、島根大学教授で臨床心理士の岩宮恵子先生です。箱庭療法の話、思春期の友人関係やSNS、信仰、「推し」をもつこと…などなど、心理学の視点から日本人の「こころ」を読み解いてゆく、とても興味深く貴重なお話をたくさん伺うことができました。参加者も223名と大変多く、講演後の質疑応答では本当にたくさんのご質問、ご感想をいただきました。
【参加者感想(一部抜粋)】
*自分も推しに救われた経験があったのですが、何が自分の中で起きていたのを理解できた感じがしました。
*自分が制作活動をする上でぼんやりと考えてきたことを、ほとんど言語化して頂いたような、理解してもらえていて救われたような心地です。貴重なお話と考える機会をありがとうございました。
*若者の宗教性について、話に出てきた推しに対しての信仰(好意を抱く)をすごく感じます。推しが発したことを全て信じたり、同じ物を買ったりして何か通じるのもを感じ、心が和らぐ感覚はいわゆる『信仰する』に近いことをすごく感じました。
*現実の場では「イツメン」が重視され縛りがきつくなっているとのことですが、それはSNSで親友を作ることができるようになった反動でもあるかもしれませんね。本当に仲の良い子をネット上で作ることができるからこそ、現実にいる人との違和感を感じやすいのかもしれません。
【岩宮恵子先生著書のご紹介】
「好きなのにはワケがある 宮崎アニメと思春期のこころ」(筑摩書房)
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480689092/
「フツーの子の思春期 心理療法の現場から」(岩波書店)
https://www.iwanami.co.jp/book/b262941.html
「思春期をめぐる冒険 心理療法と村上春樹の世界」(創元社)
https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=1687
他
*対面での開催が難しい情勢ではありますが、今後もzoom等を活用しながらセミナーや研究会などを開催する予定です。一般公開セミナー開催の際はこのホームページにてお知らせいたしますので、ぜひ楽しみにお待ちください。
2020年11月25日
アクティビティ
2020年10月19日・11月9日・11月24日の3日間、学内教職員・学生を対象に第2回文哲研3days#2「潜在するアート」をオンラインで開催いたしました。
今年度より文哲研客員教授となられました吉岡洋先生(
今回は“科学・道徳・政治”という一見難しそうなテーマでしたが、吉岡先生はじめディスカッサントの先生方は身近な例をあげてお話ししてくださり、大変わかりやすく好奇心の刺激されるセミナーでした。3日間で246名のみなさまにご参加いただき、質疑応答では活発な議論がなされました。
対面での開催が難しい情勢ではありますが、今後もzoom等を活用しながらセミナーや研究会などを開催する予定です。一般公開セミナー開催の際はこのホームページにてお知らせいたしますので、ぜひ楽しみにお待ちください。
第1回 「科学に潜在するアート」 10月19日(月)17:30-19:30
ディスカッサント:佐近田展康(名古屋学芸大学 メディアアーティスト)
参加者:84名
第2回 「道徳に潜在するアート」 11月09日(月)17:30-19:30
ディスカッサント:山城大督(京都芸術大学 アートプロデュース学科)
参加者:87名
第3回 「政治に潜在するアート」 11月24日(火)17:30-19:30
ディスカッサント:河田学(京都芸術大学 文芸表現学科)
参加者:75名
2020年11月6日
出版・メディア情報
2020年11月4日付 京都新聞夕刊『現代のことば』に、齋藤亜矢のコラムが掲載されました。隔月連載の第9回目、タイトルは「シイタケの他意」です。シイタケに他意はあるのか??ぜひご一読ください。