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【出版情報】桐生眞輔「古代の文身と神々の世界」

2021年2月17日

出版・メディア情報

 雄山閣より、桐生眞輔の書著『古代の文身と神々の世界-横断性図像学からのアプローチ』が刊行されます。(20210年3月5日発売予定)

雄山閣ホームページほか、amazon等のネット書店でも取り扱い予定です。ご興味のある方はぜひご一読ください。

 

*詳細、ご購入はこちら(雄山閣ホームページ)

https://www.yuzankaku.co.jp/products/detail.php?product_id=8683

 

【内容紹介】(雄山閣ホームページより)

白川静の「文字学」と林巳奈夫の「紋様学」をもとに、古代世界の復原を試みる気鋭の新論考
漢字の姿となって残された「古代の入れ墨」の真実。『魏志倭人伝』にみる東夷の文身と殷王朝の神々との深い繋がりが浮かび上がる。
提唱する「横断性図像学」の方法から、古代中国の「神徽文身」文化を解明した歴史学・漢字学・考古学・饕餮文の研究書。

 

ART meets SCIENCE#5『空間・身体・脳 - アートと科学の結節点』

2021年2月12日

ART meets SCIENCE

 2021年2月11日、学内教職員・学生を対象に ART meets SCIENCE#5『空間・身体・脳 - アートと科学の結節点』をzoomにて開催いたしました。

 

ART meets SCIENCE#5『空間・身体・脳 - アートと科学の結節点』

日 時:2021年2月11日(木)13:30-15:00

講演者:下條信輔(カリフォルニア工科大学生物・生物工学部/計算神経系教授) 

参加者:132名(京都芸術大学 学生・教職員)

 

【講演概要】
私(下條)の専門は、感覚・知覚の心理物理学・認知神経科学だが、その関心の延長で、科学館展示やアーティストとのコラボにより、空間でのイリュージョン体験を実現するインスタレーションを試みてきた。

その中心テーマは「自己と空間」や「知覚する仕組みそのもの」などだ。
この講演ではまず、1)自己紹介を兼ねて研究や展示の実例を紹介した上で、

2)アートと科学の結節点と考えるポイントを示す
[a)文脈依存性と来歴, b)プレディクションとポストディクション,c)創造性とは]。

そして最後に3)今後のアート・デザインはどうなるか、期待を述べたい。  

 

【講師略歴】

下條信輔(しもじょう・しんすけ) 認知神経科学者、カリフォルニア工科大学生物・生物工学部教授
認知神経科学者として日米をまたにかけて活躍する。1978年東大文学部心理学科卒、マサチューセッツ工科大学でPh.D.取得。東大教養学部助教授などを経て98年から現職。著書に『サブリミナル・インパクト』(ちくま新書)『〈意識〉とは何だろうか』(講談社現代新書)など。 

 

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 今回講師をおつとめいただいたのは、カリフォルニア工科大学の下條信輔先生です。認知神経科学者の下條先生はアートへの造詣も深く、芸術を学ぶ学生にとっても大変興味深いお話を伺うことができました。タイトルのART meets SCIENCEさながら、芸術と科学両サイドから好奇心を刺激される、とても貴重なセミナーとなりました。

 

参加者も132名と大変多く、質疑応答では多くのご質問、ご感想をいただきましたので一部ご紹介いたします。

 

 

【参加者感想(一部抜粋)】

*貴重なお話ありがとうございました。美意識について非常に興味があります。人の来歴にも関係があるということに非常に興味を持ちました。今後の研究目標見えた感じがしました。ありがとうございました。

*お話ありがとうございました。親近性と新奇性、とても興味深く引き込まれました。

*興味深い研究の内容で、ご紹介いただいた本を読んでみたいと思います。以心伝心や相性のメカニズムについて、知りたいと思いました。

*橋をなぜかけたのか、不便だから。蜘蛛がなぜ巣を張ったのかおなかがすいていたから、意識というより必要にかられた本能的なものが動物を動かす物質の発生を促す気がしました。視覚からの情報が脳に直結しやすいのですね。言葉や文字を超えた感覚的な世界の存在があることを肯定されているようで、わくわくします。

*不思議な領域だと思いました。盛りだくさんでしたが、楽しかったです。

 

【下條信輔先生著書のご紹介】

「サブリミナル・マインド-潜在的人間観のゆくえ」(中公新書)

https://www.chuko.co.jp/shinsho/1996/10/101324.html

「サブリミナル・インパクト-情動と潜在認知の現代」(ちくま新書)

https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480064608/

「〈意識〉とは何だろうか-脳の来歴、知覚の錯誤」(講談社現代新書)

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000146900

「サバイバル・マインド-見失われた未来へ」(筑摩書房)

https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480864215/

「ブラックボックス化する現代-変容する潜在認知」(日本評論社)

https://www.nippyo.co.jp/shop/book/7441.html

 
 

*対面での開催が難しい情勢ではありますが、今後もzoom等を活用しながらセミナーや研究会などを開催する予定です。一般公開セミナー開催の際はこのホームページにてお知らせいたしますので、ぜひ楽しみにお待ちください。

 

光冠茶会「渡月茶会-2021年宇宙の旅」

2021年2月2日

お知らせ

日程終了しました

 2月23日から3月下旬にかけて、10名の席主によるオンライン茶会「光冠茶会(ころなちゃかい)」が開催されます。特色ある会場から席主それぞれが趣向をこらした多彩なお茶会をお届けするこの企画。3月20日には、研究所兼任教授のヤノベケンジ先生が席主をつとめることが決定いたしました。

 

■「渡月茶会-2021年宇宙の旅」 席主:ヤノベケンジ(現代美術家)

 半東に太田達氏を迎え,ミクロとマクロの時空間を旅するドーム型の「小宇宙」での茶会です。自給自足ができる移動型住居のモデルを「茶室」に見立て,バーチャルな月旅行に誘います。宇宙開発でも可能性が広がる,食糧やエネルギー利用が可能な「藻類」を用いた特製菓子とともにお楽しみください。

 

日 時:3月20日(土)15:00-(約50分)

場 所:調整中 ※1/27時点

定 員:100名

参加費:3,000円

茶 箱:老松特製生菓子(チルド)・抹茶ほか

半 東:太田達(有職菓子御調進所老松,有斐斎弘道館理事)

 

*申込み等詳細は、光冠茶会イベント公式ページをご確認ください

 

 

日程2021年2月23日 - 2021年3月31日
費用茶会により異なります。光冠茶会公式ページでご確認ください。
申込方法光冠茶会公式ページでご確認ください。
主催京都・まちじゅうアートフェスティバル実行委員会(構成:京都市等)
URL光冠茶会公式ページ

第10回「国際平和博物館会議」関連企画『マンガ・パンデミックWebシンポ』

2021年1月20日

アクティビティ

日程終了しました

 第10回「国際平和博物館会議」(2020年9月16-20日)の催しの一環として企画された、オンライン展覧会「マンガ・パンデミックWeb展」シンポジウムのお知らせです。第10回「国際平和博物館会議」には文明哲学研究所も共催として参加しており、今回のオンライン展覧会には助教の小野塚が参加しています。

 

 2021年1月29日には、この展覧会の展示アドバイザーであるしりあがり寿さん(マンガ家)や安齋肇さん(イラストレーター)をはじめ、展覧会企画者が登壇するオンラインシンポジウムが開催されます。

 

【マンガ・パンデミックWebシンポ】(以下、展覧会ページより抜粋)
日 時:2021年1月29日(金)18:00~20:00
出演者:
 しりあがり寿(マンガ家)
 安齋肇(イラストレーター)
 安斎育郎(平和のための博物館国際ネットワーク)
 田中聡(立命館大学文学部教授/国際平和ミュージアム資料セクター長)
 吉村和真(京都精華大学マンガ学部教授)
 イトウユウ(京都精華大学国際マンガ研究センター研究員/司会)

内 容:
ヴァーチャル空間で「平和を展示する」ことを目的に、「パンデミック」をテーマにした作品を公募、展示したオンライン展覧会「マンガ・パンデミックWeb展」(https://www.mangapandemic.jp)。

期間中、約50ヶ国・地域ののべ約350組から1000以上の作品が寄せられ、各所から大きな注目を集めました。
この「展覧会」を総括する形で、同展の企画者たちが、マンガの持つ自由自在な表現力と国際的な拡張力について、あらためて議論するシンポジウムです。(日本語のみ)

 

*お申込み・お問い合わせ先は下記フォームよりお願いいたします

 

日程2021年1月29日
時間18:00 - 20:00
(zoomによるオンラインシンポジウム)
費用無料
申込方法お申込みフォーム

このイベントに申込む

主催平和のための博物館国際ネットワーク/京都精華大学国際マンガ研究センター
お問い合わせ京都精華大学国際マンガ研究センター(イトウ)
URLお問い合わせフォーム
オンライン展覧会「マンガ・パンデミックWeb展」

ART meets SCIENCE#5『空間・身体・脳 - アートと科学の結節点』

2021年1月12日

ART meets SCIENCE

日程終了しました

 2月10日(水)、文明哲学研究所主催セミナー ART meets SCIENCE#5『空間・身体・脳 - アートと科学の結節点』をzoomにて開催いたします。

 

ART meets SCIENCE#5『空間・身体・脳 - アートと科学の結節点』 

講師:下條信輔(カリフォルニア工科大学 生物・生物工学部/計算神経系教授)

 

【講演概要】
私(下條)の専門は、感覚・知覚の心理物理学・認知神経科学だが、その関心の延長で、科学館展示やアーティストとのコラボにより、空間でのイリュージョン体験を実現するインスタレーションを試みてきた。

その中心テーマは「自己と空間」や「知覚する仕組みそのもの」などだ。
この講演ではまず、1)自己紹介を兼ねて研究や展示の実例を紹介した上で、

2)アートと科学の結節点と考えるポイントを示す
[a)文脈依存性と来歴, b)プレディクションとポストディクション,c)創造性とは]。

そして最後に3)今後のアート・デザインはどうなるか、期待を述べたい。  

 

【講師略歴】

下條信輔(しもじょう・しんすけ) 認知神経科学者、カリフォルニア工科大学生物・生物工学部教授
認知神経科学者として日米をまたにかけて活躍する。1978年東大文学部心理学科卒、マサチューセッツ工科大学でPh.D.取得。東大教養学部助教授などを経て98年から現職。著書に『サブリミナル・インパクト』(ちくま新書)『〈意識〉とは何だろうか』(講談社現代新書)など。   

 

*今回は学内向けのセミナーですが、今後、広くみなさまにもご参加いただける企画も考えております。ぜひ楽しみにお待ちください。

 

日程2021年2月10日
時間13:30 - 15:00
対象京都芸術大学教職員、学生
申込方法教職員向け学内掲示板・在学生専用サイト(通学・通信)にて、お申込みを受け付けております(googleフォーム)
主催文明哲学研究所
文明哲学研究所

2015年度以前