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【出版情報】『3.11を心に刻んで2021』岩波ブックレット

2021年3月20日

出版・メディア情報

 岩波書店webマガジン「たねをまく」にて公開されたリレーエッセイ「3.11を心に刻んで」がブックレットになりました。

齋藤亜矢が担当した回(2020年7月11日)のエッセイも収録されています。

amazonなどのネット書店でもお求めいただけますので、ぜひご一読ください。

 

*岩波ブックレット『3.11を心に刻んで2021』(2021/3/10刊行,岩波書店編集部)

https://www.iwanami.co.jp/book/b559549.html

 

京都新聞コラム『現代のことば』

2021年3月6日

出版・メディア情報

 2021年3月4日付 京都新聞夕刊『現代のことば』に、齋藤亜矢のコラムが掲載されました。隔月連載の第11回目、タイトルは「どこでもドア」です。ぜひご一読ください。

【出版情報】尾池和夫「季語の科学」

2021年3月4日

出版・メディア情報

 尾池和夫学長の著書「季語の科学」が、淡交社より刊行されました。

月刊茶道誌『淡交』の2020年7月号から12月号までの計6回掲載された「季節のことばを科学する」の一部も再録されています。天文や行事、時候、生活などについての様々な季節のことばが、科学的な視点から解説されており、とても分かりやすく、楽しく読める内容の本です。amazon等のネット書店でも購入していただけますので、ぜひご一読ください。

 

「季語の科学」紹介 (淡交社ホームページより)

四季折々の季語には、ひとと自然が共生するなかで伝えられてきた科学的な知が凝縮されています。また、季語は活断層地帯である京都をはじめ、各地の地形や気候の特性、日本列島と地球と宇宙のダイナミックなつながりのもとに成り立っています。本書は時候・天文・地理・生活・行事・動物・植物についての100以上の様々な季語を、科学者の視点で明快に解説します。科学と自然と芸術が交差する季語の世界をご案内します。

 

*詳細はこちらからご覧ください

https://www.tankosha.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=2555

 

【出版情報】桐生眞輔「古代の文身と神々の世界」

2021年2月17日

出版・メディア情報

 雄山閣より、桐生眞輔の書著『古代の文身と神々の世界-横断性図像学からのアプローチ』が刊行されます。(20210年3月5日発売予定)

雄山閣ホームページほか、amazon等のネット書店でも取り扱い予定です。ご興味のある方はぜひご一読ください。

 

*詳細、ご購入はこちら(雄山閣ホームページ)

https://www.yuzankaku.co.jp/products/detail.php?product_id=8683

 

【内容紹介】(雄山閣ホームページより)

白川静の「文字学」と林巳奈夫の「紋様学」をもとに、古代世界の復原を試みる気鋭の新論考
漢字の姿となって残された「古代の入れ墨」の真実。『魏志倭人伝』にみる東夷の文身と殷王朝の神々との深い繋がりが浮かび上がる。
提唱する「横断性図像学」の方法から、古代中国の「神徽文身」文化を解明した歴史学・漢字学・考古学・饕餮文の研究書。

 

ART meets SCIENCE#5『空間・身体・脳 - アートと科学の結節点』

2021年2月12日

ART meets SCIENCE

 2021年2月11日、学内教職員・学生を対象に ART meets SCIENCE#5『空間・身体・脳 - アートと科学の結節点』をzoomにて開催いたしました。

 

ART meets SCIENCE#5『空間・身体・脳 - アートと科学の結節点』

日 時:2021年2月11日(木)13:30-15:00

講演者:下條信輔(カリフォルニア工科大学生物・生物工学部/計算神経系教授) 

参加者:132名(京都芸術大学 学生・教職員)

 

【講演概要】
私(下條)の専門は、感覚・知覚の心理物理学・認知神経科学だが、その関心の延長で、科学館展示やアーティストとのコラボにより、空間でのイリュージョン体験を実現するインスタレーションを試みてきた。

その中心テーマは「自己と空間」や「知覚する仕組みそのもの」などだ。
この講演ではまず、1)自己紹介を兼ねて研究や展示の実例を紹介した上で、

2)アートと科学の結節点と考えるポイントを示す
[a)文脈依存性と来歴, b)プレディクションとポストディクション,c)創造性とは]。

そして最後に3)今後のアート・デザインはどうなるか、期待を述べたい。  

 

【講師略歴】

下條信輔(しもじょう・しんすけ) 認知神経科学者、カリフォルニア工科大学生物・生物工学部教授
認知神経科学者として日米をまたにかけて活躍する。1978年東大文学部心理学科卒、マサチューセッツ工科大学でPh.D.取得。東大教養学部助教授などを経て98年から現職。著書に『サブリミナル・インパクト』(ちくま新書)『〈意識〉とは何だろうか』(講談社現代新書)など。 

 

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 今回講師をおつとめいただいたのは、カリフォルニア工科大学の下條信輔先生です。認知神経科学者の下條先生はアートへの造詣も深く、芸術を学ぶ学生にとっても大変興味深いお話を伺うことができました。タイトルのART meets SCIENCEさながら、芸術と科学両サイドから好奇心を刺激される、とても貴重なセミナーとなりました。

 

参加者も132名と大変多く、質疑応答では多くのご質問、ご感想をいただきましたので一部ご紹介いたします。

 

 

【参加者感想(一部抜粋)】

*貴重なお話ありがとうございました。美意識について非常に興味があります。人の来歴にも関係があるということに非常に興味を持ちました。今後の研究目標見えた感じがしました。ありがとうございました。

*お話ありがとうございました。親近性と新奇性、とても興味深く引き込まれました。

*興味深い研究の内容で、ご紹介いただいた本を読んでみたいと思います。以心伝心や相性のメカニズムについて、知りたいと思いました。

*橋をなぜかけたのか、不便だから。蜘蛛がなぜ巣を張ったのかおなかがすいていたから、意識というより必要にかられた本能的なものが動物を動かす物質の発生を促す気がしました。視覚からの情報が脳に直結しやすいのですね。言葉や文字を超えた感覚的な世界の存在があることを肯定されているようで、わくわくします。

*不思議な領域だと思いました。盛りだくさんでしたが、楽しかったです。

 

【下條信輔先生著書のご紹介】

「サブリミナル・マインド-潜在的人間観のゆくえ」(中公新書)

https://www.chuko.co.jp/shinsho/1996/10/101324.html

「サブリミナル・インパクト-情動と潜在認知の現代」(ちくま新書)

https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480064608/

「〈意識〉とは何だろうか-脳の来歴、知覚の錯誤」(講談社現代新書)

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000146900

「サバイバル・マインド-見失われた未来へ」(筑摩書房)

https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480864215/

「ブラックボックス化する現代-変容する潜在認知」(日本評論社)

https://www.nippyo.co.jp/shop/book/7441.html

 
 

*対面での開催が難しい情勢ではありますが、今後もzoom等を活用しながらセミナーや研究会などを開催する予定です。一般公開セミナー開催の際はこのホームページにてお知らせいたしますので、ぜひ楽しみにお待ちください。

 

文明哲学研究所

2015年度以前