2022.08.04
【GLOBAL ART TALK 034】サスキア・ボス氏「武力闘争の時代にアートを教えること」開催のお知らせ
来る8月8日(月)16:00より、一般社団法人HAPSとの共催による世界的なトップクリエイターを招聘したトークイベント「GLOBAL ART TALK」第34回「武力闘争の時代にアートを教えること」byサスキア・ボス氏(美術史家/キュレーター/批評家)を開催いたします。
「実に多くの国際紛争が、戦争や経済的困難、移住問題に結びついている時代に、どのようなアートの授業を行うことができるでしょうか?
身の回りの現実を無視できないとすれば、美術評論家やキュレーターが最もよく知っている領域、つまり歴史上、最悪の時代に向き合ったアーティストの反応に焦点を当てることができるでしょう。
フランシスコ・デ・ゴヤやパブロ・ピカソ、ロバート・キャパの写真などを通して、美術史家でキュレーターのサスキア・ボスは、古今の有名なアーティストが、これらの非常に不穏なテーマをどのように視覚化したか、そして、そうした視覚表現が人種間の軋轢によって断ぜられ、検閲され、不要物と見なされてきた状況を示します。あわせてフィリップ・ガストンの作品や、最近のドクメンタに出展したアーティストを取り上げます。
本講義では、美術館ネットワークの研究者として、しばしば言論の自由が脅かされている地域で美術館の緊張関係に対処する国際美術館会議(CIMAM)での自身の仕事についても説明します。」
現代アート、美術史、キュレーションに関心のある学生のみなさんはぜひご参加ください!
■概要
日時:2022年8月8日(月) 16:00-17:30
会場:京都芸術大学瓜生山キャンパス 人間館B1F映像ホール(オンライン・トーク同時開催)
*会場参加は本学学生・教職員に限ります。
料金:無料(要申込み)
定員:80名
主催:京都芸術大学大学院、一般社団法人HAPS
*社会情勢により開催を中止させていただくことがございますのでご了承ください。
■お申込み
参加方法によってそれぞれ以下よりお申込みください。
オンライン参加:http://bit.ly/GAT034_220808(ウェビナー登録)
*ウェビナーにてお申込みいただいたメールアドレス宛に事務局より登録完了メールをお送りいたします。
当日時間になりましたらメール内の「ここをクリックして参加」から参加をお願いいたします。
■講師プロフィール
アムステルダムに拠点を置く、現代アートの批評家、インディペンデント・キュレーター。ヨーロッパと米国で、展覧会制作、アート教育やアドミニストレーションにおいて長いキャリアを持つ。「デ・アペル」キュラトリアル・プログラムの創設ディレクターであり、2005年から2016年までニューヨークのクーパーユニオン大学で芸術学部学部長を務めた。現在、国際美術館会議(CIMAM)理事。
※ボスはこれまで、多くの機関とコラボレーションのもと国際的なプロジェクトの企画を行ってきた。ルディ・フックスが率いるキュレーション・チームとともににカッセル・ドクメンタ7のカタログ編集補佐として携わったのち、Sonsbeek ’86(アーネム、オランダ)、ヴェネツィア・ビエンナーレ(「アペルト」共同キュレーター、1988年)、サンパウロ・ビエンナーレ(オランダ館コミッショナー、1998年)、第2回ベルリンビエンナーレ(2001年)、第3回ミュンスターランド彫刻ビエンナーレ(2003年)など。2009年にはヴェネツィア・ビエンナーレのオランダ館をキュレーションした。
■お問合せ:GLOBAL_ARTTALK@office.kyoto-art.ac.jp