2022.11.04

【文哲研】ART meets SCIENCE #10 開催のお知らせ

11月15日(火)18:30より、文哲研オンラインセミナーART meets SCIENCE#10
「木を見て森も見る」を開催します。講師は生態学者の湯本貴和先生です。
みなさまのご参加をお待ちしております。

ART meets SCIENCE #10
「木を見て森も見る」

講演者:湯本貴和(京都大学名誉教授/京都芸術大学文明哲学研究所客員教授)

日時:2022年11月15日(火)18:30-20:00
対象:京都芸術大学教職員、学生
費用:無料
参加方法:文明哲学研究所(ブンテツケン)Classroomで、zoomIDを公開しています
クラスコード:67vdrn5

*この講演は、テキスト化、youtube等での映像公開をする場合がございます
*講演の撮影・録音・録画・ダウンロード、リンクの拡散等はなさらないようお願いいたします

【講演概要】
「木を見て森を見ず」ということわざがある。小さいことに心を奪われて、全体を見失う例とされる。しかし森は、木、草、鳥、虫、キノコなど、さまざまな生き物で構成されている。森の骨格をつくる樹木も1種ではなく、複数の樹種がそれぞれ異なる立地に生えている。森を理解するには、地質・地形からさまざまな樹木、草本、菌類、鳥、昆虫をそれぞれ大雑把な「類」ではなく「個」として識別することでしか到達できない境地がある。この授業では、生物を「個」として見ることを通じて、森を一緒に学びたい。

【講師略歴】
湯本貴和(ゆもと・たかかず)
1959年生まれ。京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了(理学博士)。専門分野は生態学。神戸大学理学部講師、京都大学生態学研究センター助教授、総合地球環境学研究所教授を経て、2012年に京都大学霊長類研究所に異動し、2021年度で退職。熱帯アフリカ、東南アジア、南米で、動物と植物の相互関係の研究をおこなった。アリからゾウまで研究の対象はさまざま。霊長類研究所では、とくに人間を含む霊長類のすみかと食べ物の研究に従事した。

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—–ART meets SCIENCEとは
「心を深く成長させるには、芸術の科学を学ぶこと、科学の芸術を学ぶこと、感覚を磨いて物の見方を身につけること。どんなものにもつながりがあるはずです」
 ART meets SCIENCE (AMS)は、レオナルド・ダ・ヴィンチのこの言葉にならい、アートやデザイン、表現を志す学生の刺激になりそうな「おもしろい」人をさまざまな分野からお呼びして、お話をうかがう企画です。