2023.09.01

【文哲研】芸術研究の世界#22 開催のお知らせ

9月20日(水)18:00より、文哲研オンラインセミナー「芸術研究の世界#22」を開催いたします。

オンラインセミナー「芸術研究の世界」では、本学の教員が現在取り組んでいる芸術研究について、その研究を発想した経緯や研究の面白さ、難しさなども含めて存分に語っていただきます。
セミナーでの質疑を通して、参加者の皆さんとともに、芸術研究の奥行きと拡がりに触れる機会となることを願っています。

芸術研究の世界#22
「「あいだ」を考える―舞台芸術研究の面白さ」
講演者:岡田蕗子(京都芸術大学専任講師)

日時:2023年9月20日(水)18:00-19:30
対象:京都芸術大学教職員、学生
費用:無料
参加方法:文明哲学研究所(ブンテツケン)Classroomで、zoomIDを公開しています
クラスコード:67vdrn5

*この講演は、テキスト化、youtube等での映像公開をする場合がございます
*講演の撮影・録音・録画・ダウンロード、リンクの拡散等はなさらないようお願いいたします

【講演概要】
何かと何かのあいだに生じる何かを捉えて言語化していくことをしていて、それを舞台芸術の研究と私は呼んでいます。曖昧なことですが、研究する時には舞台芸術そのものは消えていますし、創作の主体は複数人居るので、明確に何かを言うことは本当にはできません。
講演では、そんな不確かさを噛みしめつつ「あいだ」と向き合う面白さを、私の専門である劇作家の岸田理生の研究や、今行っている研究課題―「1990年代の日韓演劇交流史研究―個人ネットワークを軸に」(科研費採択研究)、「舞台芸術を用いた〈他者〉との対話の場の構築と継続―旧真田山陸軍墓地を巡る二つの創作を通して」(京都芸術大学舞台芸術センターテーマ研究I)―などを例にあげながらご紹介します。

【講師略歴】
岡田蕗子(おかだ ふきこ)
2017年大阪大学大学院博士後期課程修了(演劇学専攻)。博士(文学)。大阪大学院文学研究科助教、京都造形芸術大学舞台芸術学科等の非常勤講師を経て2022年度より現職。主な研究対象は劇作家の岸田理生。著書に『岸田理生の劇世界 アングラから国境を越える演劇へ』(大阪大学出版会、2021年)。

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【次回予定】
芸術研究の世界#23 (講師:本橋弥生)
2023年12月20日(水)18:00-19:30