2010.07.10

熱中症にご注意ください

梅雨があけるといよいよ夏本番です。気温が上がると汗をかいて、体は暑さに対応しようとします。
暑い中で運動や制作に集中していると、気づかない間に熱中症にかかることがあります。以下のことに気をつけて、熱中症を予防するようにしましょう。

高温な環境が原因となって発生する障害を総称して熱中症といいます。
「喉が渇いた」と感じる時点では、人間の身体は既に相当量の水分を失っています。渇きを感じる前に水分を摂ることが大事です。寝る前、起床時、活動中及びその前後、入浴の前後、そして喉が渇く前にこまめな水分補給を心がけることが重要です。汗を多くかいたら、スポーツ飲料などで塩分も補給してください。
熱中症は梅雨明けの7月中旬から8月上旬、梅雨の合間に突然気温が上昇した日や梅雨明けの蒸し暑い日など、身体が暑さに慣れていない時に発生しやすいと言われていますので、これからの時期、特に注意してください。

体育館や舞台、スタジオなどの室内も通気、通風性がよくありません。このような環境下で、人間が活動すると、気温、湿度は上昇し、熱中症を起こしやすくなります。

熱中症の正しい知識を身に付け、適切な水分摂取を行なうことが最大の予防法となります。
運動前は250-500mlの水分を摂取し、運動中は1時間ごとに500-1000ml(15分おきに100-200ml程度)の水分摂取を心掛けましょう。水だけではなく塩分を摂ることが大切ですので、スポーツ飲料がない場合は0.1-0.2%食塩水を作って飲んでください。(1リットルの水にティースプン半分の食塩(2g)と角砂糖を好みに応じて数個溶かします。)

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自分でできる熱中症チェック

□フラフラして立っていられない
□頭が痛い
□気持ちが悪い、吐き気がする
□力が入らない
□いつもどうりに動けない
□耳鳴りがして音が聞こえなくなる
□足の筋肉がしびれる、痛みがある
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活動中にこんな症状がでたら、すぐに休みましょう。活動中、動きのおかしい者、顔色の悪い者、頭痛などを訴えている者がいたら必ず休ませ、涼しい場所に寝かせる、身体を冷やす、水分を摂らせるなどしてください。

常日頃より健康管理は、熱中症の発生をくい止めるだけではなく、怪我などのよる故障の発生などを少なくし、ひいては、パフォーマンスアップにつながります。
熱中症は、コンデショニングが崩れたときに発生しやすいものです。発熱、風邪、睡眠不足、二日酔い、下痢など体調の悪いときには無理に活動せず、休養してください。

文部科学省「熱中症保健環境保健マニュアル」
屋外の活動「環境省熱中症予防情報サイト」(携帯版はこちら