授業カイゼン(春)

2023年3月21日

開催場所 智勇館 BR41、42、43教室
参加者数 教員27名 学生24名 計51名

「授業カイゼン研修(春)」では、前回の授業カイゼン秋の研修と同様に、良い授業とは何かを教員と学生が一緒に考え、学生の主体的な学びを深めるための授業設計・運営の方法について探求しました。

研修の内容は教員・学生の混成の9グループに分かれて、下記の5つのテーマの内、2つのテーマを選択し、50分のグループディスカッションを行いました。研修の最後には各グループで話し合った内容を発表しました。

《テーマ》
  • オンライン授業について
  • 課題・評価
  • シラバスについて
  • 授業手法・運営について
  • 有意義な授業とは?

前回の研修ではすべて教員が発表を担当していましたが、前回の研修で学生からの発表を希望する声もあり、学生が発表するグループもありました。

研修全体の感想については、以下のようなポジティブな声が多く寄せられました。

学生からの声(※参加者アンケートより)
  • 先生方の創意工夫を感じる事が出来た。
  • 先生方が熱心に聴いてくださったので、とても意見が言いやすくて有意義な時間だった。
  • 普段は聞けない他学科の先生の悩みや他学科の生徒の考えが聞けてとても興味深かった。
  • 他学科の学生や先生方との交流を通し、自身の学科の強みや何を学んでいるか、学びたいかなどといったことに気付けた。
  • もっとこういう機会があるということが周知されたら良いと思う。
教員からの声(※参加者アンケートより)
  • 教員・学生と活発な意見交換ができ、気づきを得る機会だった。今後の授業設計に役立ちそうだと感じた。
  • 実施時期も新学期の授業内容を具体的に考える時期でちょうどいいと思いました。
  • 自分や所属学科の学生にはない視点がたくさん聞けた。
  • 他学科の授業のそれぞれの違いについてわかり、自分の授業の特性もみえた。
  • 学生との対話の中で、具体的な解決策をイメージできたことが大変有意義だった。
  • 今回は教員が学生に感想を求め、率直な意見やアドバイスを受けながら多くの発見に至るというスタイルで議論が進んだ。教員が学生からのギフトをより良い授業という形で還元していくことでポジティブな循環が生まれる気がした。良い授業、良いシステムは、教員だけでなく学生も参加しながら生み出されていくことを再認識した。

学生からは自身の授業態度を見直すきっかけになったという感想や教員からは学生の意見を取り入れ、実際に授業に活用したいという反応がありました。学生と教員とが互いに刺激を受け、「授業カイゼン」に繋がる研修となりました。

参加者人数は春休み期間中ということもあり、51名(教員27名、学生24名)と前回より少ない人数ではありましたが教員と学生がより深く密に話し合いを行うことができました。 また、研修や研修アンケートを通じて寄せられた意見は、各学科・センターに共有し、授業やカリキュラムに活かされます。授業カイゼン研修はこれからも皆さんが活発に意見交換できる場として実施していく予定です。