文芸表現学科

美術工芸学科専任教員展『逸脱する声』にて、文芸学生が作家インタビューを行っています。

こんにちは、文芸表現学科です!

 

 

6/9(木)〜16(木)、6/22(水)〜28(火)に大学内にあるギャラリースペース、ギャルリ・オーブにて美術工芸学科の専任教員による『逸脱する声─京都芸術大学美術工芸学科専任教員展』が開催されています。

 

 

美術工芸学科学科長・竹内万里子先生企画のもと、現役アーティストである22名の全専任教員の作品が第一期・第二期と分かれて展示されます。

美術工芸学科の全専任教員作品が一堂に会するのはこれが初めてだそう。それだけでもとんでもない展覧会であることは間違いないのですが、ふだん「先生」として私たちに接してくださっている方々が、「作家」として私たちのまえに現れたとき、そのギャップや新鮮さ、圧倒的な力強さや心強さを感じさせる展覧会です。

 

会場には作品のほかにも、作家ひとりひとりが芸術や創作について語ったインタビューが展示してあり、会場内「言葉の森」にてご覧いただけます。

 

▲自由に手に取って持ち帰ることが可能。

 

このインタビューを文芸表現学科の学生がつとめ、木村俊介先生によるご指導のもと構成まで行っています。2022年2月から約1ヶ月間みっちりと行われ、なかには2時間もお話をしてくださった方もいらっしゃったそうです。

 

実際にインタビュー文を読んだ方々が、「文章を読みながら○○先生の『声』が頭のなかで再生された」とおっしゃっていました。

 

どの文章にもインタビュアー自身のオリジナリティを感じさせることはありませんが、ただ話したことを機械的に文字起こしをしただけでは、きっと『声』を再生させるほどの文章にはなりません。

執筆の背景にはインタビュアーである学生たちの並々ならぬ思いが存在しています。

 

▲入口に掲げられたバナーの模様も、よく見ると作家の「声」からできています。

 

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インタビュアーをつとめた学生たちと一緒に展覧会を見に行きました。みんな静かに、ゆっくりと、たずさわった文章が形になったさまをかみしめているような姿が印象的でした。

 

読み物ではありながら、ひとりひとりの作家の「色」を顕著にあらわし、読み手にありのままの「声」を届けてくれる。

影の立役者である学生たちの活躍も心に留めていただき、ぜひ会場にお立ち寄りください。

 

 

展覧会制作チーム 作家インタビュー(写真左より)

3年生・小倉尚子さん(京都府立莵道高等学校出身)

3年生・井関こころさん(京都府立嵯峨野高等学校出身)

2年生・山口楓生さん(福井県立敦賀高等学校出身)

3年生・本名尚文さん(つくば開成学園高等学校上越学習センター出身)

3年生・出射優希さん(兵庫県立西宮北高等学校出身)

3年生・下平さゆりさん(湘南工科大学附属高校出身)

3年生・中村朗子さん

 

 

 

 

 

 

逸脱する声─京都芸術大学美術工芸学科専任教員展

 

会期:第1期 2022年6月9日(木)〜16日(木)/第2期 2022年6月22日(水)〜28日(火)

時間:10:00-18:00 (会期中無休)

場所:京都芸術大学瓜生山キャンパス ギャルリ・オーブ

入場料:無料(予約不要)

主催:京都芸術大学 美術工芸学科

企画:竹内万里子(美術工芸学科・学科長)

協力:京都芸術大学 文芸表現学科 木村俊介ゼミ/情報デザイン学科 見増勇介特別ゼミ

 

展覧会詳細:https://www.kyoto-art.ac.jp/events/2297

 

※6月1日付の新型コロナウイルス感染防止対策の一部緩和により、本展覧会はご予約なしで展覧会をご覧いただけることになりました(これまで一般の方は要予約とご案内しておりましたが、政府方針の改定を受けて変更になりました)。

引き続き学内でのマスク着用や入口での検温などの対策にご協力をお願いいたします。

 

 

作家ひとりひとりの「声」の一部をお届けする美術工芸学科ブログも進行中です。

こちらもあわせてご覧ください。(随時更新中)

 

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(スタッフ・牧野)

 

 

 

 

 

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