アカデミック・アドバイジングについて
アカデミック・アドバイジングシラバス
本学のアカデミック・アドバイジングの目的や内容、支援内容をまとめたシラバスです。
4年間の大学生活の目標(ゴール)は、何でしょうか?
卒業に必要な要件を満たし、学位を取得することは、多くの学生にとって共通の目標になるでしょうが、そこに至る道のりは一人ひとり異なります。大学のカリキュラムは、自分で選択し、構築していくものだからです。必修科目として、必ず修得すべき授業科目は定められていますが、自身で選択して学ぶ授業科目も多く用意されています。また、プロジェクトや留学など、正課以外で何を学ぶかも、皆さんが自身で決めることになります。大切なのは、自身の学習上の目標は何なのか、卒業後のキャリアや将来に向けた目標は何なのかを定め、それに向かって自ら進んでいくことです。
目標に向かう道のりは、きっと山あり谷ありの道のりが続くでしょう。学びや経験を通じて成長することもあれば、困難な状況に出会い挫折することもあるかもしれません。ですが、そんな道のりも、一人で歩くのではなく、伴走者や仲間とともに歩くことができれば、きっと心強いはずです。
京都芸術大学には「アカデミック・アドバイザー」という、皆さんの学習に伴走するスタッフがいます。皆さんが、自らの目標を定め、困難なときも最後まで進むべき方向を見つけ、責任をもって目標に到達できるようにするために、皆さんの学習の道のりを伴走し応援します。
このシラバスでは、「アカデミック・アドバイジング」とは何か、そこでは具体的に何ができるのか、学生とアカデミック・アドバイザーはどのような関係となるか、またアカデミック・アドバイジングを積極的に活用することでどのような成果が期待できるかについて説明します。
皆さんが、積極的にアカデミック・アドバイジングを活用することで、豊かな学生生活を送り、自分の人生や社会を変革する力を身につけ、生涯にわたって自らを導くための基盤を築いてくれることを願っています。
※以下、本文中のアカデミック・アドバイザーは「アドバイザー」、アカデミック・アドバイジングは「アドバイジング」と省略します。
目次
アカデミック・アドバイジングの目的
アドバイジングとは、学生とアドバイザーが対話を通じて協働し、学生の目標の設定からその達成に至るまでの道のり(学習過程)を、伴走的に支援する取り組みです。本学では3つの目的に沿ってアドバイジングを行います。いずれの場合も、学生自身が目標を定め、責任を持って行動し、目標を達成することを重視して支援を行います。
- 学業的成功を目指すためのアドバイジング
単位修得や成績の向上、進級要件・卒業要件といった学業上の目標を、より効果的に達成するためのアドバイジング。 - 修学指導のためのアドバイジング
成績不振学生を対象に、「学習計画書」の提出や面談を通じ、学習の改善を促すためのアドバイジング。 - スチューデント・サクセスを目指すためのアドバイジング
学生が、キャリアや将来に向けた個々の目標を設定し、目標に向かって責任を持って自ら行動し、納得のいく選択や決定を重ねることで目標を達成すること(スチューデント・サクセス)を目指すアドバイジング。
アカデミック・アドバイジングで何ができるか
- 入学前から卒業まで、必要に応じて継続的な伴走支援を受けることができる。
- 個別面談を通じて学習目標、学習計画、学習課題等への助言を受けることができる。
- 成績不振を改善するための行動計画や、GPAシミュレーション(※)を踏まえた履修計画を作成することができる。
- 目標達成を妨げる要因となる制度的・個人的課題を特定し、改善に向けた行動計画を作成できる。
- 困難な状況に対する早期支援や、学内の専門部署への適切な紹介を受けることができる。
- 自身に適した多様な学内リソースを紹介してもらうことができる。※GPAシミュレーション:進級要件や卒業要件の達成に向けて必要となる、単位数とGPを試算・想定するもの。
期待される成果
- 自身の目標達成のための活動に、能動的に関わることができる。
- 豊かな学生生活を送り、自身の人生や社会を変革する力を身につけ、生涯にわたって自らを導くための基盤を築くことができる。
学生/アドバイザーの役割と責任
| 学生に期待される行動 | アドバイザーの役割・責任 | |
|---|---|---|
| 基本的態度 |
・自身の目標達成を目指す活動に対し責任を持つ。自身の興味・関心・目標や学習状況をふりかえり、アドバイザーとの対話を通して、学習課題や今後の学習計画について積極的に考える。 ・時間厳守、面談への出席、事前の準備、予定変更が必要な場合の速やかな連絡など、アドバイザーとの約束を守る。 ・困難な状況に直面したら、一人で抱えず、適切に支援を求める。 ・大学が提供する学習リソースを主体的に活用し学びを深める。 |
・学生の学習状況や目標達成状況を協力して確認する。課題の特定、必要な情報の提示等を適切に行い、学生が自ら決定し行動できるよう、アドバイジングを通じて支援する。 ・日常連絡(Slack等)、面談、学習プログラム等のイベントを通じて、学生と連絡が取れる状態を維持する。 ・学生が安心して相談できる環境をつくり、対話的なコミュニケーションを心がける。 ・大学の規程やポリシーに従って、学生のプライバシーや権利を保護する。 |
| 面談の準備 |
・Googleフォームで予約を取る(欠席・変更する場合は、必ず連絡を入れる)。 ・質問事項や相談内容をできる限りまとめて準備する。 |
・予約を確認・登録し、学生へリマインドを送る。 ・学生の質問や相談内容に応じて、成績状況や面談記録等、必要な情報を事前に確認する。 |
| 面談当日 |
・アドバイザーに相談し、協力して学習目標や学習計画を立てる。 ・目標達成に向けた課題や悩みがあれば、アドバイザーに共有し、解決に向けた行動計画を立てる。 ・アドバイジングで決定した行動計画(アクションプラン)を確認する。 |
・学生の進捗状況を共に確認し、必要に応じて助言を与える。選択肢やリソースを提示しながら、学生が自己決定することを支援する。 ・相談内容について、他の教職員への共有が必要な場合は、その内容と範囲を学生へ確認する。 ・アクションプランを学生とともに確認する。 |
| 面談終了後 |
・目標を達成するために、アドバイジングで決定した事項を実践する。 ・疑問や懸念がある場合は、速やかにアドバイザーに連絡する。 ・定期的にアドバイジングの予約を入れ、出席する。 |
・面談で決定した事項を記録し、アドバイザー間で共有する。 ・決定したアクションプランについて、学生へリマインドを送る。 ・学生の進捗を追跡し、必要に応じて働きかけを行う。 |
アドバイザーとの面談予約について
1年次は、担当アドバイザーがいます。担当アドバイザーは、第1クォーターに開講される「芸術教養論」(必修科目)を教員とともに運営し、学生の出席状況や課題提出状況を確認します。また、授業内で学生が設定する4年間の目標やそれに向けた計画について、その内容を確認します。
アドバイザーとの面談の機会は設定していませんが、授業内容や課題で不明な点がある場合や、今後の目標設定や計画を相談したい場合など、自らアドバイザーとの面談を予約し、アドバイジングを利用することをお勧めします。
アドバイジングは、事前準備が必要となりますので、事前予約制とします。ただし、急を要する場合や、予約に空きがある場合など、当日の受付ができることもありますので、直接、学習支援・教育開発センター(望天館1F ラーニング・コモンズ内)窓口へ来るか、Slackチャンネル『st-お知らせ_スチューデントオフィス』の学生問合せフォームから問い合わせてください。
面談は、コミュニケーションを十分に行うため、対面での実施を原則とします。ただし、帰省や体調不良等、理由や希望がある場合は、Zoomで行うことも可能です。
また、担当アドバイザーが不在の時や、希望する場合、2年次以降など、他のアドバイザーに相談することも可能です。
面談予約方法
-
面談予約は以下のGoogleフォームから申し込みを行ってください。
- 面談希望の前日の17時まで申し込みを受け付けます。ただし、月曜日に面談を希望する場合は、前の週の金曜日の17時まで申し込みを受け付けます。(祝日の翌日の面談予約は、前々日の17時まで)
- 1ヶ月先までの面談予約が可能です。
- 面談は予約優先で受け付けますが、予約枠に空きがある場合は、予約なしでも面談をすることは可能です。ただし、事前に成績状況等の調査ができませんので、十分なアドバイジングができない場合もあります。なるべく予約をすることを推奨します。
- 面談日時を調整し、数日以内に面談日時をSlackでお知らせします。また、Googleカレンダーでも面談日時が確認できるよう、登録を行います。Zoomでの面談希望がある場合は、このタイミングでZoomのURLをお知らせします。
- 面談は1回につき、20分です。次の予約が入っている場合は、延長することはできません。また、担当アドバイザーが不在の場合は、他のアドバイザーが担当することもあります。
- 面談の内容は、基本的にアドバイザー間で共有を行います(他のアドバイザーが相談に乗ることもあるためです)。また、必要に応じて、所属学科など他の教職員に共有することもありますが、毎回の面談後に共有可能範囲を確認しますので、共有してほしくない内容や相手がいる場合は、そちらで伝えてください。
- アカデミック・アドバイジング予約フォーム(準備中)
修学指導について
成績不振学生を対象に、「学習計画書」の提出や面談を通じ、学習の改善を促すためのアドバイジングを行います。成績不振学生とは、「京都芸術大学芸術学部履修規程」に定める、以下のいずれかに該当する学生を指します。
1. 直近のGPA(半期)が1.5未満の学生
2. 進級及び卒業不可となった学生
修学指導対象となった学生は、「学習計画書」を作成し、アドバイザーに提出する必要があります。今後の学習回復のためにも、修学指導ガイダンスやアドバイザーとの面談に出席し、一緒に解決の道を探しましょう。
(参考)アドバイジング・リソース
アドバイジングのほかに、学習支援・教育開発センターでは、さまざまな学習支援プログラムを企画・実施しています。アドバイジングと併せて、こちらもぜひ活用してください。
- レポート講座(レポート添削、作成支援)
- 学習スキル修得(タイムマネジメント、AIツール活用等)
- 語学学習(日本語カフェ、英語カフェ、韓国語カフェ、国際交流イベント等)
詳細HP: https://www.notion.so/3033dfbc5f2e8020acedd5f4f219aeff?pvs=25
(参考)キャンパス・リソース
| 規程・ルール | |
|---|---|
| 学則 | 大学の最も重要なルールのひとつ。大学の目的や収容定員のほか、卒業要件、成績評価など、教育や大学運営に関わる項目が定められている。 |
| 履修規程 | 学則に基づき、とくに履修に関する項目の詳細を定めたルール。 |
| 在学生専用サイト(学修ガイド) | |
|---|---|
| 在学生専用サイト | 学習や学生生活など、重要な情報を集約したウェブサイト。 |
| 学修ガイド | 履修要項をまとめたページ。左記のリンクは、2024年度以降入学生のもの。2023年度以前入学生はこちらから。 |
| 学年暦 | 大学の行事や授業日を記載。祝日授業日や、長期休暇期間など、年間スケジュールはここで確認できる。 |
| 公欠届 | 公欠届申請の手続き方法 学校感染症による登校停止、忌服による欠席など、公欠申請はこちらから。証明書が必要な場合や、受付期間があるので要確認。 |
| キャンパスマップ | キャンパスの建物、教室の地図。 |
| 専門科目 | 各学科の専門科目に関する情報がまとめられている。各学科毎の卒業要件に定める必修科目については、カリキュラム・マップに記載がある。 |
| 芸術教養科目 | 芸術教養科目に関する情報(カリキュラム・マップ、ツリー)がまとめられている。 |
| シラバス | シラバス検索 各授業の目標や内容、授業計画、成績評価の方法などをまとめた授業シラバスを検索できる。 |
| 問い合わせ窓口一覧 | 学内における各種事務手続きや相談に関する問い合わせ窓口の一覧。 |
| その他のリソース | |
|---|---|
| A-Portal | 学習ポータルサイト。履修登録や学習の計画・ふりかえりを行うほか、自身の出欠状況や成績を確認することができる。メッセージやお知らせ(掲示板)機能もあるので確認する。 |
| Slack(#st-通学-welcome) | 大学からの各種お知らせや案内が届くほか、学生が投稿できるチャンネルもある。Slackから、問い合わせ窓口へ連絡することもできる。 |
| ガイダンス特設サイト | ガイダンス時期に案内される特設ウェブサイト。現在は、2026年度新年度ガイダンス・履修登録に関する情報がまとめられている。大学院の在学生ガイダンス情報は「大学院芸術研究科」のGoogleクラスルームを確認。 |
| ラーニングサポートブック | 学習をサポートするためのヒントが掲載された、eブック。 ※ID・パスワードが必要なので、閲覧希望者は申し出が必要。 |
他にも、キャリアについては、キャリアデザインセンター(キャリア・カウンセラー)で専門的な支援を提供しています。また、学生相談や障がい学生支援については学生支援センター(RAPPORT)が専門的な支援を提供しています。
どこに相談すればよいか分からない、難しい問題や困難な状況に直面したというときは、アドバイザーはもちろんのこと、こうした専門窓口や、学科の教職員、スチューデント・オフィスなど、皆さんが一番相談しやすいと思うところへ迷わず相談してください。