芸術時間
芸術とは美術館の中にあるものだけではありません。実は我々の身近な生活空間にもいくつも潜んでいるものでして、この村の住人は常にそれを探求しています。ここでは本学教員がそれぞれ見つけた「芸術時間」をコラムにしてご紹介します。2014.03.04
陶芸とふれあった瞬間
私の家には30畳ほどの歴代の作品を展示する部屋がある。戦後、元料亭だった家が空き家になっているのを 祖父である六代六兵衞が買い取り、広間だった部屋を展示室に改…
2014.02.09
梅花皓月
梅の花が綻び始める季節ですが、梅を見ると決まって思い出す歌があります。「月やあらぬ春や昔の春ならぬわが身ひとつはもとの身にして」。『伊勢物語』の男が「梅の花ざ…
2014.01.09
高齢者と造形活動
最近、高齢者福祉施設で造形活動をおこなうことが多い。 そもそもの目的は、高齢者対象の福祉レクリエーションの造形活動がどのようなものかを調査するためであるが、今…
2013.12.09
不思議な感動
それは自分でも予期せぬ不思議な感動だった。ルイス・カーンが設計したエクゼター図書館を見に行った時のことである。
今から35年前、私は大学を卒業し、アメリカ…
2013.11.09
1991年の名文
静と動が巧みに絡み合った屏風である。室町時代に描かれた「日月山水図屏風」といって、大阪は河内長野の金剛寺に伝わる六曲一双。手前より奥が大きく描かれた桜の山々、…
airU Village、それは京都芸術大学のどこかに存在すると言われる幻の村。
いまだ全貌は明らかになっておらず、一説には次元を超えて東京外苑キャンパスとも繋がっているとも噂されています。長年の研究によって解明されているのは、18歳から96歳まで、北海道から沖縄、さらには海を超えて、京都芸術大学通信教育課程で芸術を学び、探求する社会人芸大生や卒業生、そして教員の活動が集結する場所であるということ。
この度、我々調査班がその一部の発見に成功しましたので、その魅力をお伝えすべく、ここにWEBサイトとして順次記録していくことにしました。村からはまだまだ発展する気配を感じます。いずれ新しいコンテンツも増えてくることでしょう。
この村の成長と、社会人が学び、実践することで育まれる新しい芸術の概念とその可能性を、ひとりでも多くの皆さんに見守っていただけますように。