芸術時間
芸術とは美術館の中にあるものだけではありません。実は我々の身近な生活空間にもいくつも潜んでいるものでして、この村の住人は常にそれを探求しています。ここでは本学教員がそれぞれ見つけた「芸術時間」をコラムにしてご紹介します。2013.09.10
街角のお札
三千世界のカラスを殺し、主と朝寝がしてみたい
これは花街での遊女と、馴染み客とが交わした朝の睦言の情景を詠んだ都々逸で、高杉晋作が作ったものといわれていま…
2013.08.09
あかりがつなぐ記憶
この写真、みなさんにはどのように見えるでしょう。夜空、暗い山々と、谷筋の集落のあかり…?半分当っていますが、半分外れています。このあかりは、実在する村のあかり…
2013.07.09
心に響く石工の情念
石造美術に魅せられて四十年余り、鎌倉期の遺品を中心にひたすら見て歩いたものだ。まずは全体の雰囲気をじっくりと味わったあと、おもむろに近づいて細部に目を凝らす。…
2013.06.09
芸術と生き方
大野俶嵩という画家が世を去って、もう10年以上の時が過ぎました。大野先生は私の恩師であり、私の人生の指針を作ってくれた人です。80歳で亡くなる瞬間まで、ひたす…
2013.05.09
平成の甍
小説『天平の甍』に登場する鑑真和上は寡黙で多くを語らない。山のように大きい存在である。
私がはじめてこの小説を読んだのは、確か中学生の頃だっただろうか。い…
airU Village、それは京都芸術大学のどこかに存在すると言われる幻の村。
いまだ全貌は明らかになっておらず、一説には次元を超えて東京外苑キャンパスとも繋がっているとも噂されています。長年の研究によって解明されているのは、18歳から96歳まで、北海道から沖縄、さらには海を超えて、京都芸術大学通信教育課程で芸術を学び、探求する社会人芸大生や卒業生、そして教員の活動が集結する場所であるということ。
この度、我々調査班がその一部の発見に成功しましたので、その魅力をお伝えすべく、ここにWEBサイトとして順次記録していくことにしました。村からはまだまだ発展する気配を感じます。いずれ新しいコンテンツも増えてくることでしょう。
この村の成長と、社会人が学び、実践することで育まれる新しい芸術の概念とその可能性を、ひとりでも多くの皆さんに見守っていただけますように。