芸術時間
芸術とは美術館の中にあるものだけではありません。実は我々の身近な生活空間にもいくつも潜んでいるものでして、この村の住人は常にそれを探求しています。ここでは本学教員がそれぞれ見つけた「芸術時間」をコラムにしてご紹介します。2017.06.07
絵と出会った
歳の離れた末っ子だった。小学校高学年の頃には姉はもう嫁いで家に居らず、兄も受験を控えた高校生で帰宅が遅い。友達との約束もないような日、そっと兄の部屋に忍び込む…
2017.05.09
僕には、森林美学は科学にして林学そして造園学の哲学である
19歳で森林美学(学んだ当時の科目名は森林風致工学)を学ぶこととなり、より深く学んでゆきたいと思ったのは20歳。そうこうしているうち、あっという間に還暦を過ぎ…
2017.03.04
「大切にする」ということ
写真の歴史は1839年に始まったとされ、180年もの長きに亘り、時代を写し続けてきました。昔の写真は数多く残存し、今も保存されています。写真の保存に関しては様…
2017.02.09
「夢」大津櫪堂禅師
手几にある「夢」の書は、父が遺した幾ばくかの墨跡の中のひとつである。私がこれを書かれた大津樫堂禅師にたった一度だけお目にかかったのは、十九歳の正月だった。
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2017.01.09
餡の下の世界
あいちトリエンナーレの一環としておこなわれた「香りのパレット」というワークショップに参加した。会場に並べられた何十種ものスパイスのなかから好きなにおいのものを…
airU Village、それは京都芸術大学のどこかに存在すると言われる幻の村。
いまだ全貌は明らかになっておらず、一説には次元を超えて東京外苑キャンパスとも繋がっているとも噂されています。長年の研究によって解明されているのは、18歳から96歳まで、北海道から沖縄、さらには海を超えて、京都芸術大学通信教育課程で芸術を学び、探求する社会人芸大生や卒業生、そして教員の活動が集結する場所であるということ。
この度、我々調査班がその一部の発見に成功しましたので、その魅力をお伝えすべく、ここにWEBサイトとして順次記録していくことにしました。村からはまだまだ発展する気配を感じます。いずれ新しいコンテンツも増えてくることでしょう。
この村の成長と、社会人が学び、実践することで育まれる新しい芸術の概念とその可能性を、ひとりでも多くの皆さんに見守っていただけますように。