芸術時間
芸術とは美術館の中にあるものだけではありません。実は我々の身近な生活空間にもいくつも潜んでいるものでして、この村の住人は常にそれを探求しています。ここでは本学教員がそれぞれ見つけた「芸術時間」をコラムにしてご紹介します。2016.05.09
先生の花
私のいけばなの先生の話をしようと思う︒先生との出会いは私の滑舌の悪さに起因する︒学生時代︑せっかく京都に来たのだからいけばなでも習おうと思い立ってある流派の本…
2016.03.04
ライムグリーンのサザエ
陶工だった父の作業台には昔から貝殻が二つ飾られている。一つは美しい光彩を放つ巻貝。すべすべの肌をしていてオパールのように輝いている。もう一つはライムグリーンに…
2016.01.09
道に迷ったときに
自分の前世が何だったかと想像を膨らませるのは楽しいものだ。熱心な仏教徒でもなく、ましてや霊力などみじんもない私であるが、海を渡り、一人小さな島の細い路地を歩い…
2015.11.09
誤読の愉しみ
随分くすんだ絵だと思った。《秋晴れの疎水》とあるが、秋の晴天の、あの抜けるような爽やかさや広がりが感じられない…。
それは、京都国立近代美術館で二〇〇五年…
2015.09.10
余白
真白な画面に文字や図形、図像といったオブジェクトを配置する。すると、そこには「余白」と呼ばれる「白」が存在をはじめる。
大学時代、ある教師から「デザインは…
airU Village、それは京都芸術大学のどこかに存在すると言われる幻の村。
いまだ全貌は明らかになっておらず、一説には次元を超えて東京外苑キャンパスとも繋がっているとも噂されています。長年の研究によって解明されているのは、18歳から96歳まで、北海道から沖縄、さらには海を超えて、京都芸術大学通信教育課程で芸術を学び、探求する社会人芸大生や卒業生、そして教員の活動が集結する場所であるということ。
この度、我々調査班がその一部の発見に成功しましたので、その魅力をお伝えすべく、ここにWEBサイトとして順次記録していくことにしました。村からはまだまだ発展する気配を感じます。いずれ新しいコンテンツも増えてくることでしょう。
この村の成長と、社会人が学び、実践することで育まれる新しい芸術の概念とその可能性を、ひとりでも多くの皆さんに見守っていただけますように。