芸術時間
芸術とは美術館の中にあるものだけではありません。実は我々の身近な生活空間にもいくつも潜んでいるものでして、この村の住人は常にそれを探求しています。ここでは本学教員がそれぞれ見つけた「芸術時間」をコラムにしてご紹介します。2019.05.09
輪になって
幼稚園のころには、輪になって何かするというのが結構あったような気がする。踊りだったり、かごめかごめだったり。はっきり覚えていないが、先生も輪にいたように思う。…
2019.03.04
看送る家
建築家という職業柄、人の家に招かれたりするとその家の間取りとか細部とかが気になってしげしげと観察するのが癖になってしまっている。
ある知人の京都下鴨にある…
2019.02.15
拈華の像
村上華岳は大正から昭和にかけて活躍した日本画家ですが、文展に出品・受賞などを繰り返した後に、その審査のあり方に疑問を抱くようになり、西洋と東洋の美術の融合によ…
2019.01.09
思い出の本
高校三年生の夏、『心より心に伝ふる花』(白水社、一九七九年)という本に出会った。著者は観世寿夫(一九二五〜一九七八)という能役者で、「能」という芸能の世界で名…
2018.11.15
「先生とりんごの絵ー画家のまなざしを知るー」
私が、芸大に通う学生だったころのお話です。
「ヒットメーカーだね」、私の絵を見た指導教員の吉仲正直先生が一言つぶやきました。「りんご」という課題に、指で描い…
airU Village、それは京都芸術大学のどこかに存在すると言われる幻の村。
いまだ全貌は明らかになっておらず、一説には次元を超えて東京外苑キャンパスとも繋がっているとも噂されています。長年の研究によって解明されているのは、18歳から96歳まで、北海道から沖縄、さらには海を超えて、京都芸術大学通信教育課程で芸術を学び、探求する社会人芸大生や卒業生、そして教員の活動が集結する場所であるということ。
この度、我々調査班がその一部の発見に成功しましたので、その魅力をお伝えすべく、ここにWEBサイトとして順次記録していくことにしました。村からはまだまだ発展する気配を感じます。いずれ新しいコンテンツも増えてくることでしょう。
この村の成長と、社会人が学び、実践することで育まれる新しい芸術の概念とその可能性を、ひとりでも多くの皆さんに見守っていただけますように。