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博物館学芸員課程

「芸術を伝える」ための企画・提案力を身につける。博物館や美術館だけでなく、幅広い仕事に活かせます。

01本物の美術館で、実際の展示をつくる。

「実際の展覧会をつくり上げる」本格的な実習を用意。学芸員として職務にあたるために必要な実践的知識を学べます。

02博物館実習以外はWeb学習で完結。

博物館実習(のべ11日間)以外はすべて、双方向型のWeb学習。学びやすい仕組み、きめ細かな添削指導で、受講生をサポートします。

031年間で国家資格を取得※。

1年間で学芸員資格を取得できるカリキュラムを実現。資格や学びを活かし、地域の芸術サポーターなど、幅広く活躍できます。

  • ※ 課程修了、資格取得は年度末(3月末)です。
  • ※ 学芸員資格の取得は、日本の学士、修士、博士、いずれかの学位を有することが必須です。

1年間の学習ペース

【1年次入学】専門教育科目の1年間の履修スケジュール例

学びの特色

芸術大学ならではの本格実習プログラム

東京・長野だけでもOK!選べるスクーリング場所

  • ※「博物館実習1〜3」は、
    実習ごとに受講する開講地を選ぶことができます。
  • [芸術館(博物館相当施設)]京都 瓜生山キャンパス
  • [康耀堂美術館(京都造形芸術大学附属)]長野
  • 博物館実習1(事前指導)・3(事後指導) 各3日間 東京[外苑キャンパス]
    or
    京都[瓜生山キャンパス]
  • 博物館実習2(館園実習) 5日間 東京[外苑キャンパス・2日] + 長野[康耀堂美術館・3日]
    or
    京都[瓜生山キャンパス]

充実したWeb学習

レポート課題の提出、単位修得試験の受験および教員による添削などは、Web上の学習サイト「air U」を通じて行われます。インターネット接続環境が整ったパソコンを所有していれば、自分のペースで学習に取り組めます。また、質問フォームから、教員・事務局へ質問を行うことができ、すみやかに疑問点を解消できるのが、Web学習ならではの利点です。

主なコンテンツ
□科目の受講(質問・課題提出・評価・講評など)
□事務局からのお知らせ
□電子テキスト
□学習ガイド・書式ダウンロード

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教員メッセージ

今村 信隆
専任講師

北海道出身。北海道大学大学院修了後、日本学術振興会特別研究員、バス会社勤務、札幌芸術の森美術館学芸員等を経て、現職。専門は17世紀フランスを中心とした美術批評史ですが、最近は美術館における「声」の問題にも関心をもっています。博士(文学)。

この課程で資格取得を目指すメリットは?

ひとつは、「全国の仲間と一緒に、資格取得を目指すことができる点」です。学芸員という仕事には、知識や経験はもとより、さまざまな時代や地域や文化圏のものの見方や感性を受け入れ、ときにはそこから新しい価値を発見していく柔軟さが求められます。その点、本課程の受講生は、年齢も住んでいる地域も、もちろんそれまでの経歴やバックグラウンドもさまざまであり、お互いによい刺激を与え合うことができます。資格取得に向けて多くの人と切磋琢磨する経験は、自分自身の考え方を外に向かって開き、普段の生活では得難い刺激をもたらしてくれるでしょう。もうひとつは、「時間を有効に使いながら、自分のペースで学習を進められる点」です。レポート課題など、やるべきことは少なくはないのですが、それでもじっくりと時間をかけて、腰を据えて学芸員としての発想や思考を学んでいただくことができます。

どんな人に学んでほしいですか?

学芸員としての就職を目指す方。すでに博物館等の施設に、学芸員以外の職種でお勤めの方。ボランティアなどのかたちで地域の文化活動を支える立場の方。どなたでも、芸術・文化に携わりたいという意志と覚悟があれば大丈夫です。学芸員は大変人気のある職種であり、求人数に対して希望者の数の方が多いというのが現状です。しかし、人気があるということは、学芸員の仕事に魅力があるということにほかなりません。もちろん、資格を取得し、実際に仕事を探す過程では苦労もあるでしょう。けれども資格を得ることによって調査・研究の能力を高め、社会活動の実践力を見につけることは、視野を広げるチャンスでもあります。ぜひその入口である資格取得から始めましょう。

学生手帳

高田 克宏
科目等履修生 '15年度修了 富山県在住59歳地方公務員(高岡市教育委員会事務局)

博物館に勤務

長年、地方の公務員として、地域の文化財保護や活用の仕事に携わりながらも、資料・作品などの保存や取り扱いについては知識不足。まもなく迎える定年の後、何らかのかたちで文化財の活用に関わりたいと本課程へ。修了後は、実際に博物館に勤め、文化財調査に関わることができ、この課程で習得した知識・技術を大いに活かしています。また、授業のなかで先生にいただいた「学芸員に一番求められるものは人柄」「資料の毀損事故は慣れた頃に起こりやすい」などの言葉を強く心に刻み、つねに初心に立ち返り、人や資料に謙虚に向き合う学芸員でありたいと願っています。

月森 敦子
芸術学コース+博物館学芸員課程 '14年度卒業 兵庫県在住32歳鉄鋼メーカー受付

二足のわらじ

多忙な仕事の気分転換に美術館をめぐり、「学芸員」に関心が。仕事と学業の両立で、以前より時間を有意義に使えるようになり、さまざまな人と話し合ってひとつの答えを出す調整力や、最後までやり遂げる忍耐力を身につけました。修了後は『にじいろ工房』という団体を設立し、アマチュア作家や学生とともに展覧会やワークショップなどを企画。実習の最後に言われた、「学芸員の使命は、歴史を後世に伝えていくこと。〝私の手でこの作品を守って後世に伝えていく〞という自負心と情熱、日々コツコツ研究する努力と忍耐を」という先生の言葉が、今の活動の指針です。

糟谷 眞澄
科目等履修生 '15年度修了 兵庫県在住41歳博物館スタッフ

博物館ボランティア

若い頃にあきらめた学芸員の夢を叶えたくて本課程へ。いまさら資格を取っても…という思いもありましたが、博物館実習において、「博物館教育論」「博物館生涯学習概論」の実践的授業を受け、「調査研究結果を広めることなら私にもできる!」と開眼。修了後は、博物館のボランティアスタッフとなり、本課程での学びを活かしてワークショップや企画展をサポート。「博物館って楽しいですね」というセリフをもっと聞きたくて、日々自らを鼓舞しています。また、実際に博物館で勤務してみて、「展示資料は子供みたいなもの」という今村先生の言葉を身をもって実感しています。

中村 美穂子
芸術学コース+博物館学芸員課程 '13年度卒業 静岡県在住35歳エデュケーター(静岡県立美術館)

美術館で勤務

美術に関わる仕事がしたくて、ギャラリーでアルバイトを経験。芸術作品を深く理解するための知識不足を実感しました。さらに美術館の教育普及活動など、地域社会と芸術の結びつきにも関心が深まり、本課程を受講してエデュケーターとなりました。実務では、展覧会の内容を講座やワークショップのプログラムに反映させ、さまざまな広報媒体へ自分の言葉で発信することが必要になります。そこで、「展覧会に関わる文献にあたり、実際に作品を見に行き、学んだことを自分の言葉でまとめる」という本課程で身につけたスタイルが、今も仕事をすすめるうえで大切な基盤となっています。

尾鼻 さやか
科目等履修生 '14年度修了 兵庫県在住27歳学芸補助(神戸市立小磯記念美術館)

美術館に勤務

「美術館が好き」という単純な理由で受講。忙しい仕事と学びの両立が大変だったものの、その辛さをはねのけるほど楽しく充実した1年間でした。また、学芸員の仕事を深く理解するうち、「美術館で働きたい」と強く思うようになりました。修了後、就職活動を行い、学芸補助として美術館での勤務を開始。展示の実習や資料の保存など、「あ、これは授業で学んだな」と思えることが多く、自信をもって仕事に取り組めています。いま自分が、多くの美術作品にふれて得ている刺激や喜びを、もっと多くの人に知ってもらえるよう、今後は教育普及活動にも積極的に関わりたいです。

中尾 智恵
和の伝統文化コース 博物館学芸員課程 '14年度修了 北海道在住54歳茶道教授

茶道の教授

私自身が茶道を教えていることもあり、和の伝統文化コースに入学して2年目に「 茶の湯に応用する能力を養いたい」と考え、本課程を受講。諸道具の扱いや修理・保存の知識を身につけ、資料のもつ歴史的背景などを展示から読み取れるようになりました。また、鑑賞ジャンルの幅が広がったおかげで、思わぬところから身近な課題についてのヒントを得られています。現在、文化活動を支える立場から芸術環境に関心を強めているので、地元とそれ以外の両方で博物館実習ができたことも貴重な体験です。こうした学びを活かし、地域性を重視した活動を発展させたいと考えています。

※週末芸大生として資格取得する場合は、「学部生での+αの学び」をご覧下さい。