2013.11.07

公開講座「プラネタリー・アート、プラネタリー・サイエンス」

2013年度から京都造形芸術大学学長の任にある尾池和夫は、地層や地震をはじめとする地球科学の研究を進める一方、俳人として日本列島の風土を見つめてきました。このシンポジウムでは、尾池和夫が地球科学のヴィジョンを示し、アーティストとの対話に臨みます。
ゲストに迎えるのは中谷芙二子。「雪の科学者」として知られる中谷宇吉郎(1900―1962)を父にもつ彼女は、ヴィデオ・アートのパイオニアの一人であると同時に、1970年大阪万博以来「霧のアーティスト」として自然と対話しながら多種多様な表現を展開してきました。今回は、中谷芙二子の協力者である高谷史郎(ダムタイプ)、そして中谷芙二子作品集『FOG』(anarchive, 2012)の寄稿者である岡崎乾二郎を交え、中谷父子の仕事をきっかけに、地球という惑星をめぐるアートとサイエンスのヴィジョンを考えてみたいと思います。

日時:11/15(金)16:30-
場所:春秋座
尾池和夫
中谷芙二子
岡崎乾二郎
高谷史郎
浅田彰(司会)