2013.11.26

公開講座「逃走論と切断論 ―いまドゥルーズをどう読むか」

デビュー作『動きすぎてはいけない──ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』(河出書房新社)を出版して注目を集めている哲学者・千葉雅也を招き、いまドゥルーズをどう読むか、そこから現代の社会や文化にいかなる線を引くかを、多角的に語り合います。
主なテーマは「関係の接続と切断」。ドゥルーズ(&ガタリ)は、自分をもっと多様に複雑に他者たちへ関係づけることを勧めたように思われる一方で、関係の部分的で「理由なき」切断を肯定していたとも解釈できる。「接続的ドゥルーズ」と「切断的ドゥルーズ」のあいだを読むこと──。
これは、たんにアカデミックな哲学談義ではありません。問われるのは、私たちの生のスタイル──とくにアートやデザインに、ドゥルーズからいかなるヒントを引きだすか、ということなのです。

日時:11/29(金) 18:00-
場所:B11ホール(望天館1F)
講師:千葉雅也
討論者:浅田彰・成実弘至