2021.06.14

【GLOBAL ART TALK 027】金澤 韻「上海アートシーンの観察(2020~21前半)」開催のお知らせ

来る6月18日(金)18:30より、一般社団法人HAPSとの共催による世界的なトップクリエイターを招聘したトークイベント「GLOBAL ART TALK」の第27回「上海アートシーンの観察(2020~21前半)」by金澤韻(キュレーター)を開催します。

 

 現代アートを取り巻く環境は、この数十年で飛躍的に複雑化し、そのなかでアーティストとしてグローバルに活躍する道を模索することは容易ではありません。世界各地で同時多発的に生産される芸術の概況を把握することは、もはや不可能といって良いでしょう。とりわけ、経済成長と近代化の進む近隣アジア諸国では、新しい美術館の創設やアートフェア、国際展の隆盛など発表の機会も拡大し、世界からこの地域に向けられた注目も高まっていますが、すでにアートを取り巻くインスティテューションとしては整備を終えた感もある日本では、むしろ制度化の再考、アーティストの社会的役割、グローバルなネットワーク構築などが改めて問われているといえるでしょう。
 京都では、多くの芸術系大学から毎年新しいアーティストが輩出されていますが、日本の伝統文化の中心地でもある街から、このように複雑化した現代アートの世界と、今日、どのようなつながりを見出すことができるのでしょうか?京都芸術大学とHAPS共催による「グローバル・アート・トーク」では、世界各地で活躍するアーティスト、キュレーター、コレクター、研究者、ギャラリストなどを招聘し、対話を積み重ねていくことで、世界を実感し、理解を深めていきたいと考えています。

現代アートに関心のある学生のみなさんはぜひご参加ください!

■概要
日時: 2021年6月18日(金) 18:30-20:00(オンライン・トーク同時開催)
会場:NA402教室(本学人間館4階)
*会場参加は本学学生・教職員に限ります。
料金:無料(要申込み)
定員:会場30名/オンライン500名
主催:京都芸術大学大学院、一般社団法人HAPS
*社会情勢により開催を中止させていただくことがございますのでご了承ください。

 

■お申込み
参加方法によってそれぞれ以下よりお申込みください。
会場参加   :http://bit.ly/GAT027_210618KUA
オンライン参加:http://bit.ly/GAT027_210618(ウェビナー登録)
*ウェビナーにてお申込みいただいたメールアドレス宛に事務局より登録完了メールをお送りいたします。当日時間になりましたらメール内の「ここをクリックして参加」から参加をお願いいたします。

 

■講師プロフィール
現代美術キュレーター。東京藝術大学大学院、英国 Royal College of Art(RCA)修了。熊本市現代美術館など公立館での12年にわたる勤務ののち、2013年よりインディペンデント・キュレーターとして活動。国内外で展覧会企画多数。近年企画・参画した主な展覧会に、ヨコハマ・パラトリエンナーレ2020、杭州繊維芸術三年展(浙江美術館ほか、杭州、2019)、AKI INOMATA、毛利悠子、ラファエル・ローゼンダール個展(いずれも十和田市現代美術館、青森、2018~2019)、Enfance(パレ・ド・トーキョー、パリ、2018)、茨城県北芸術祭(茨城県6市町、2016)など。現代美術オンラインイベントJP共同主宰。

 

Zhang Ding作品に写る上海浦東 Fuxing美術館にて (2020)  撮影:金澤韻

「2020芸術拳力ランキング」Tang Dixing Studio (2020) 写真提供:Tang Dixing 撮影:Sensend

「洞 Su Chang個展」ShanghART M50 (2021) 撮影:金澤韻

■お問合せ:GLOBAL_ARTTALK@office.kyoto-art.ac.jp