2023.10.21

<10/24実施>GLOBAL ART TALK 042 レオノール・アントゥネス氏 「主婦とその領分」開催のお知らせ

来る10月24日(火)18:30より、世界的なトップクリエイターを招聘したトークイベント
「GLOBAL ART TALK」第42回「主婦とその領分」by レオノール・アントゥネス氏(アーティスト)を開催します。現代アート、美術史、キュレーションに関心のある学生のみなさんはぜひご参加ください!

2021年から2022年にかけて、私はこの『主婦とその領分』と同じタイトルを使った一連の展示を世界各地で行いました。戦中・戦後の日本や、アメリカ、ヨーロッパの文脈を中心に近代性、工芸品、過渡的な移住、見過ごされてきた女性の慣習といったトピックに焦点を当て、また、その周辺のアイデアについても紹介したいと考えています。

■概要
日時:2023年10月24日(火) 18:30-20:00
会場:京都芸術大学瓜生山キャンパス 人間館B1F映像ホール(オンライン・トーク同時開催)
料金:無料
定員:会場100名(事前申込不要・先着順)/オンライン500名
主催:京都芸術大学大学院
 
■お申込み
オンライン参加の方は以下よりお申込みください。
オンライン参加:https://bit.ly/GAT042_231024(ウェビナー登録)
*ウェビナーにてお申込みいただいたメールアドレス宛に事務局より登録完了メールをお送りいたします。
当日時間になりましたらメール内の「ここをクリックして参加」から参加をお願いいたします。
 
■講師プロフィール

1972年リスボン(ポルトガル)生まれ。ベルリン(ドイツ)拠点。リスボン美術大学およびカールスルーエ国立美術アカデミーで彫刻を学ぶ。
レオノール・アントゥネスの作品は、20世紀の建築、デザイン、アートの歴史と日用品が持つ機能を関連づけながら、モダニズムのフォルムが彫刻として表現する可能性を考察しています。彼女は、物質の中に埋め込まれてコード化された価値や目には見えないアイデアの流れを再解釈し、ロープ、木材、革、真鍮、絹、綿といった素材を統合しながら、抽象的な構造へと変化させています。モダニズムの様式の復興を予見するようなそれらの美学的痕跡をひっそりと手繰り寄せ、振り返りによって前進する方法を再発見した彼女は、南米、メキシコ、ポルトガルなどの伝統的な職人技を取り入れながら、合理的なデザインの背後にある構成原理や、幾何学に還元することで現実を抽象化するプロセスを研究しています。彼女が影響を受けたアート作品、オブジェ、建築物のほとんどに存在する格子模様は、真鍮の網、交錯して結び合わされた紐、革紐、織機で手織りされた綿糸の帯など、素材を変えて彼女の作品に見て取ることができます。また、彼女は社会的・政治的にラディカルでありながらも、アートやデザインを通じて日常生活の向上を願う女性アーティストやデザイナーたちの実践にインスピレーションを受けてきました。

 

<主な展覧会>
フルーツマーケット ギャラリー(エディンバラ 2023年)、MUDAM(ルクセンブルク 2022年)、MASP,Museu de Arte de Sao Paulo(ブラジル 2021年)、フェスティバル・ドートンヌ、chapelle des beaux arts(パリ 2021年)、Casa de Vidro(ブラジル 2019年)、第58回ヴェネチア・ビエンナーレポルトガル代表、palazzo giustinian lolin(イタリア 2019年)、ハンガービコッカ(ミラノ 2028 年)、タマヨ現代美術館(メキシコシティ 2018 年)、ホワイトチャペルギャラリー(ロンドン 2017年)、サンフランシスコ近代美術館(サンフランシスコ 2016年)、CAPCボルドー現代美術館(ボルドー 2015年)、ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート(USA 2015) クンスターレ・バーゼル(バーゼル、2013年)、Museu de Serralves(ポルト 2011年)。

 

<ビエンナーレ出品>
国際芸術祭「あいち2022」(2022年)、光州ビエンナーレ(2018年)、第57回ヴェネチア・ビエンナーレ(イタリア 2017年)、第12回シャルジャ・ビエンナーレ(アラブ首長国連邦 2015 年)、第8回ベルリンビエンナーレ(ベルリン 2014年)、第3回シンガポールビエンナーレ(シンガポール 2011年)。

■お問合せ:GLOBAL_ARTTALK@office.kyoto-art.ac.jp