2020.12.02

なくそう!望まない受動喫煙。マナーからルールへ

●2019年7月1日から「改正健康増進法」が施行され、学校・病院等では原則敷地内禁煙(室内全面禁煙)が義務付けられました。これにより望まない受動禁煙を防止するための取り組みは、マナーからルールへと変わっています。

●大学内は特定野外喫煙所を3か所に限定し、喫煙可としています。(電子タバコも含みます)
特定野外喫煙所:NC棟屋上、至誠館6Fテラス・天心館アネックス5F

【健康への影響】
たばこを吸うことによって引き起こされる健康影響としては、煙が直接接触する口や喉そして肺だけでなく、食道や胃さらには妊婦さんのおなかの中の赤ちゃんにまで影響が及ぶことが明らかとなっています。
喫煙者が吸っている煙だけではなくタバコから立ち昇る煙や喫煙者が吐き出す煙にも、ニコチンやタールはもちろん多くの有害物質が含まれています。本人は喫煙しなくても身の回りのたばこの煙を吸わされてしまうことを受動喫煙と言います。
受動喫煙との関連が「確実」と判定された肺がん、虚血性心疾患、脳卒中、乳幼児突然死症候群(SIDS)の4疾患について、超過死亡数を推定した結果によると、わが国では年間約1万5千人が受動喫煙で死亡しており健康影響は深刻です。

 

【喫煙者のみなさんへ】
◆禁煙は指定された3か所を厳守し、ポイ捨て等のないよう、喫煙マナーを徹底してください。
◆登校下校においても指定場所以外での喫煙を行わず、学外でのマナー(歩きたばこポイ捨て厳禁)も徹底してください。京都市では、路上喫煙等による市民や観光客、市内への通勤通学者の皆さんの身体や財産への被害を防ぐとともに健康への影響を抑え、誰もが安心・安全で健康的な生活が確保できるよう、京都市路上喫煙等の禁止等に関する条例を制定し、市内全域で屋外の公共の場所では、路上喫煙をしないよう定めています。
京都市情報館 https://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000027498.html
◆保健センターは禁煙のお手伝いをしています。「たばこを本気で止めたい人」、「今後こそ禁煙したい人」は保健センターへ相談してください。

 

参考資料
・厚生労働省:生活習慣予防のための健康情報サイト
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/tobacco
・「なくそう!望まない受動喫煙」Webサイトhttps://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/

保健センター