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展覧会レビュー:月刊ART Collectors’

2023年4月26日

出版・メディア情報

 月刊ART Collectors’ No.167(生活の友社,2023年2月号)に、齋藤亜矢によるレビュー記事が掲載されています。

 

月刊ART Collectors’ No.167

展覧会Review 

伊藤桂司 VERDE COSMICO(会場:PARCEL)

 

月刊ART Collectors’は、amazon等のネット書店でもご購入いただけます。ぜひご一読ください。

新メンバーのご紹介

2023年4月1日

その他

 本日2023年4月1日付で、2名の新メンバーが加わりました。

 

*兼任准教授

三田村 有芳 (京都芸術大学 准教授)

 

*客員准教授

原木 万紀子(埼玉県立大学 准教授)

 

今後とも、文明哲学研究所をどうぞよろしくお願い申し上げます。

雑誌「モンキー」7巻4号

2023年3月4日

出版・メディア情報

 雑誌「モンキー」7巻4号(公益財団法人日本モンキーセンター発行)が刊行されました。文明哲学研究所が担当する連載「自然と芸術」第25回は、  戸坂明日香先生による「鮮やかな記憶」です。ぜひご一読ください。

 

雑誌「モンキー」 (ご購入、定期購読もこちらのページからお申込みいただけます)

【文哲研共催企画】3/3 ヒトと動物のかかわりを考える1日

2023年3月3日

アクティビティ

 文科省科学研究費助成事業 新学術領域研究「出ユーラシアの統合的人類史学ー文明創出メカニズムの解明」の研究に関連して、「ヒトと動物とのかかわりについて考える」2つの企画を開催しました。
 
 
日時:2023年3月3日(金)
   (1) 10:40-12:30 上映会『チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ』日川善次郎エカシの伝承による
   (2) 14:00-15:30 講演会『なぜ洞窟に絵を描いたのか?:ヨーロッパの洞窟壁画に描かれたモチーフから探る』(講師:五十嵐ジャンヌ)
 
場所:京都芸術大学 人間館 映像ホール
費用:無料
対象:京都芸術大学学生・教職員
(※この講演のアーカイブ配信はおこないません)
 
 
(1)10:40~12:30
上映会『チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ』日川善次郎エカシの伝承による
(1986年撮影/2021年制作/105分/カラー/16:9/DCP・Blu-ray)
監督:北村皆雄
https://www.iomantefilm.com/
1986年、北海道屈斜路湖を臨む美幌峠で、大正時代以来75年ぶりに「チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ(キタキツネの霊送り)」が行われた。アイヌの人たちもほとんどが知らない幻の祭祀だ。狩猟民であるアイヌの伝統的な考えでは、動物は自らの肉や毛皮をみやげにして人間の国へやってくる。アイヌは、キタキツネの子をわが子のように乳房を含ませて育てると、やがてイオマンテを行う。祈りを捧げ、歌や踊りで喜ばせ、みやげを背負わせて神の国へ送るのだ。祭祀を司るのは、明治44生まれの日川善次郎エカシ(当時75歳)。祈りの言葉を間違えれば神の怒りが返ってくる。一言一句に全霊をこめる。映画は、1986年に撮影したものに2Kレストアをすませ、歌、踊り、言葉を35年後によみがえらせた。
 
(2) 14:00~15:30
講演会『なぜ洞窟に絵を描いたのか?:ヨーロッパの洞窟壁画に描かれたモチーフから探る』
講師:五十嵐ジャンヌさん
東京藝術大学美術学部卒業、大阪大学大学院文学研究科修了後、フランス国立自然史博物館にて博士号(先史学)を取得。「世界遺産ラスコー展」(2016~2017)の学術協力者。東京藝術大学などで非常勤講師。著書に『なんで洞窟に壁画を描いたの? (13歳からの考古学)』(新泉社)、2023年発売予定『洞窟壁画考(仮)』(青土社)、共著に、海部陽介、五十嵐ジャンヌ、佐野勝宏編『世界遺産ラスコー展』図録、港千尋編『夢みる人のクロスロード 芸術と記憶の場所』(平凡社)など。
 
 

芸術研究の世界#19「作家は物語の主人公となり得るか‐マンガ家・金龍煥の「コチュブ」を巡って」

2023年3月2日

アクティビティ

 2023年3月1日(水)18:30より、文哲研オンラインセミナー「芸術研究の世界#19」をzoomにて開催いたしました。

 

芸術研究の世界#19

「作家は物語の主人公となり得るか‐マンガ家・金龍煥の「コチュブ」を巡って」

講演者:牛田あや美(文明哲学研究所 准教授)

日 時:2023年3月1日(水)18:30-20:00

参加者:43名(京都芸術大学教職員・学生)

*講演概要ほか詳細:https://www.kyoto-art.ac.jp/iphv/topics/5274/

 

 

【参加者感想(一部抜粋)】 

*時代背景を踏まえれば、とても考えられない活躍だったと思いました。また「作品の中に描かれる作者」というのは、今回の漫画だけではなく、絵画などでも見られる手法ですが、テーマとしては大変興味深く、面白い着想だと思いました。

 

*作者と作品の関係について、考えさせられる内容でした。本日の内容が、他の分野でどのように、当てはまるかを考えていました。着ぐるみを着て活躍する《ゆるキャラ》は?漫画ではなく実際の、プロレスのタイガーマスクは?作品として捉えたタイガーマスクと、マスクの下の顔の関係は?などと。作者と作品?がイコールと言えるのかと、考えてみました。その結果、金龍煥は、「コチュブ」というキャラクターを被っているのか、着ているのか、どうなのかと。キャラクターと作者自身の身体性について考えが向きました。作品と作者の関係は、芸術において、重要な視点であり、考えが少し深まりました。ありがとうございました。

 

*大変楽しく拝聴致しました。たくさんの資料を集められたことに驚きました。集めた資料でわかりやすく説明する、ということが大変勉強になりました。ありがとうございました。

 

 

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。

今後もzoom等を活用しながらセミナーや研究会などを開催する予定です。一般公開セミナー開催の際はこのホームページにてお知らせいたしますので、ぜひ楽しみにお待ちください。

 

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【文哲研オンラインセミナー「芸術研究の世界」】

このセミナーの講師は、文部科学省科学研究費(通称:科研費)の研究代表者である、8名の本学教員です。科研費は、人文・社会科学から自然科学まで、あらゆる分野の優れた研究を発展させることを目的として国から支給される研究費で、厳正な審査を経て採択され、数年間、申請した研究計画に沿って研究に取り組み、その成果を公表します。オンラインセミナー「芸術研究の世界」では、本学の教員が現在取り組んでいる芸術研究について、その研究を発想した経緯や研究の面白さ、難しさなども含めて存分に語っていただきます。セミナーでの質疑を通して、参加者の皆さんとともに、芸術研究の奥行きと拡がりに触れる機会となることを願っています。

 

文明哲学研究所

2015年度以前