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【文哲研共催企画】3/3 ヒトと動物のかかわりを考える1日

2023年3月3日

アクティビティ

 文科省科学研究費助成事業 新学術領域研究「出ユーラシアの統合的人類史学ー文明創出メカニズムの解明」の研究に関連して、「ヒトと動物とのかかわりについて考える」2つの企画を開催しました。
 
 
日時:2023年3月3日(金)
   (1) 10:40-12:30 上映会『チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ』日川善次郎エカシの伝承による
   (2) 14:00-15:30 講演会『なぜ洞窟に絵を描いたのか?:ヨーロッパの洞窟壁画に描かれたモチーフから探る』(講師:五十嵐ジャンヌ)
 
場所:京都芸術大学 人間館 映像ホール
費用:無料
対象:京都芸術大学学生・教職員
(※この講演のアーカイブ配信はおこないません)
 
 
(1)10:40~12:30
上映会『チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ』日川善次郎エカシの伝承による
(1986年撮影/2021年制作/105分/カラー/16:9/DCP・Blu-ray)
監督:北村皆雄
https://www.iomantefilm.com/
1986年、北海道屈斜路湖を臨む美幌峠で、大正時代以来75年ぶりに「チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ(キタキツネの霊送り)」が行われた。アイヌの人たちもほとんどが知らない幻の祭祀だ。狩猟民であるアイヌの伝統的な考えでは、動物は自らの肉や毛皮をみやげにして人間の国へやってくる。アイヌは、キタキツネの子をわが子のように乳房を含ませて育てると、やがてイオマンテを行う。祈りを捧げ、歌や踊りで喜ばせ、みやげを背負わせて神の国へ送るのだ。祭祀を司るのは、明治44生まれの日川善次郎エカシ(当時75歳)。祈りの言葉を間違えれば神の怒りが返ってくる。一言一句に全霊をこめる。映画は、1986年に撮影したものに2Kレストアをすませ、歌、踊り、言葉を35年後によみがえらせた。
 
(2) 14:00~15:30
講演会『なぜ洞窟に絵を描いたのか?:ヨーロッパの洞窟壁画に描かれたモチーフから探る』
講師:五十嵐ジャンヌさん
東京藝術大学美術学部卒業、大阪大学大学院文学研究科修了後、フランス国立自然史博物館にて博士号(先史学)を取得。「世界遺産ラスコー展」(2016~2017)の学術協力者。東京藝術大学などで非常勤講師。著書に『なんで洞窟に壁画を描いたの? (13歳からの考古学)』(新泉社)、2023年発売予定『洞窟壁画考(仮)』(青土社)、共著に、海部陽介、五十嵐ジャンヌ、佐野勝宏編『世界遺産ラスコー展』図録、港千尋編『夢みる人のクロスロード 芸術と記憶の場所』(平凡社)など。
 
 

芸術研究の世界#19「作家は物語の主人公となり得るか‐マンガ家・金龍煥の「コチュブ」を巡って」

2023年3月2日

アクティビティ

 2023年3月1日(水)18:30より、文哲研オンラインセミナー「芸術研究の世界#19」をzoomにて開催いたしました。

 

芸術研究の世界#19

「作家は物語の主人公となり得るか‐マンガ家・金龍煥の「コチュブ」を巡って」

講演者:牛田あや美(文明哲学研究所 准教授)

日 時:2023年3月1日(水)18:30-20:00

参加者:43名(京都芸術大学教職員・学生)

*講演概要ほか詳細:https://www.kyoto-art.ac.jp/iphv/topics/5274/

 

 

【参加者感想(一部抜粋)】 

*時代背景を踏まえれば、とても考えられない活躍だったと思いました。また「作品の中に描かれる作者」というのは、今回の漫画だけではなく、絵画などでも見られる手法ですが、テーマとしては大変興味深く、面白い着想だと思いました。

 

*作者と作品の関係について、考えさせられる内容でした。本日の内容が、他の分野でどのように、当てはまるかを考えていました。着ぐるみを着て活躍する《ゆるキャラ》は?漫画ではなく実際の、プロレスのタイガーマスクは?作品として捉えたタイガーマスクと、マスクの下の顔の関係は?などと。作者と作品?がイコールと言えるのかと、考えてみました。その結果、金龍煥は、「コチュブ」というキャラクターを被っているのか、着ているのか、どうなのかと。キャラクターと作者自身の身体性について考えが向きました。作品と作者の関係は、芸術において、重要な視点であり、考えが少し深まりました。ありがとうございました。

 

*大変楽しく拝聴致しました。たくさんの資料を集められたことに驚きました。集めた資料でわかりやすく説明する、ということが大変勉強になりました。ありがとうございました。

 

 

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。

今後もzoom等を活用しながらセミナーや研究会などを開催する予定です。一般公開セミナー開催の際はこのホームページにてお知らせいたしますので、ぜひ楽しみにお待ちください。

 

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【文哲研オンラインセミナー「芸術研究の世界」】

このセミナーの講師は、文部科学省科学研究費(通称:科研費)の研究代表者である、8名の本学教員です。科研費は、人文・社会科学から自然科学まで、あらゆる分野の優れた研究を発展させることを目的として国から支給される研究費で、厳正な審査を経て採択され、数年間、申請した研究計画に沿って研究に取り組み、その成果を公表します。オンラインセミナー「芸術研究の世界」では、本学の教員が現在取り組んでいる芸術研究について、その研究を発想した経緯や研究の面白さ、難しさなども含めて存分に語っていただきます。セミナーでの質疑を通して、参加者の皆さんとともに、芸術研究の奥行きと拡がりに触れる機会となることを願っています。

 

芸術研究の世界#19「作家は物語の主人公となり得るか‐マンガ家・金龍煥の「コチュブ」を巡って」

2023年2月17日

アクティビティ

日程終了しました

 2023年3月1日(水)18:30より、文哲研オンラインセミナー「芸術研究の世界#19」を開催いたします。

 

 このセミナーは、一か月に一度実施します。セミナーの講師は、昨年度から引き続き、文部科学省科学研究費(通称:科研費)の研究代表者である8名の本学教員です。科研費は、人文・社会科学から自然科学まで、あらゆる分野の優れた研究を発展させることを目的として国から支給される研究費で、厳正な審査を経て採択され、数年間、申請した研究計画に沿って研究に取り組み、その成果を公表します。

 オンラインセミナー「芸術研究の世界」では、本学の教員が現在取り組んでいる芸術研究について、その研究を発想した経緯や研究の面白さ、難しさなども含めて存分に語っていただきます。セミナーでの質疑を通して、参加者の皆さんとともに、芸術研究の奥行きと拡がりに触れる機会となることを願っています。

 

 

芸術研究の世界#19

「作家は物語の主人公となり得るか‐マンガ家・金龍煥の「コチュブ」を巡って」

講演者:牛田あや美(文明哲学研究所 准教授)

日 時:2023年3月1日(水)18:30-20:00

対 象:京都芸術大学教職員、学生

 

【講演概要】

 戦前、アジアで最初に近代化した日本へは多くの若者が、アジア諸国から日本へ勉強にきました。そのなかに当時の朝鮮から留学にきた金龍煥というマンガ家がいます。彼は油絵を学びに戦前の日本へと留学にきました。ペンネームを北宏二と称し、当時の大人気少年誌『日本少年』『少年倶楽部』で挿絵の仕事をしていました。戦後は朝鮮で初めての職業マンガ家として活躍し、多くの新聞、雑誌で連載を持っていました。

 彼が戦前の日本で誕生させた「コチュブ」というキャラクターは現在の韓国においても誰もが知っているキャラクターです。誕生は日本ですが、熟成されたのは朝鮮、そして朝鮮戦争後の韓国です。1959年、アメリカ軍が発刊していた雑誌『自由の友』の仕事のため日本へ戻ってきました。その後、コチュブは日本での活躍となりました。

 不思議なことにこのキャラクターはマンガ家・金龍煥と同一視されています。日本のマンガ世界では登場人物とマンガ家が同一視されることはほとんどありません。アトムを手塚治虫、サザエさんを長谷川町子、ドラえもんを藤子不二雄とは読者は考えません。マンガ家自身は自己を表すキャラクターを持っていることもありますが、物語のなかに登場することはほぼなく、エッセイマンガのなかで活躍します。

今回は作家が登場人物になっていく過程の研究を論じていきます。

 

【講師略歴】

牛田あや美(うしだ・あやみ)

トロント大学留学を経て、2006年日本大学大学院芸術学研究科芸術専攻博士後期課程修了。博士(芸術学)。日本大学芸術学部オープン・リサーチ・センター整備事業ポスト・ドクター、日本大学芸術学部非常勤講師を経て、現職。単著に『ATG映画+新宿都市空間の映画たち!』(2007年D文学研究会)、共著に『横溝正史研究2-特集・ビジュアライズ横溝正史ミステリー』(2010年戎光祥出版)『아시아 영화의 오늘 – 아시아 영화 미학과 산업 – (アジア映画の今-アジア映画美学と産業)』(2012年한울아카데미(ハヌルアカデミ)他。『メディア文化論』(2013年ナカニシヤ出版)『メディア活用能力とコミュニケーション』(2016年大学図書出版)他。

日程2023年3月1日
時間18:30 - 20:00
費用無料
対象京都芸術大学教職員、学生
申込方法学内掲示板・学生専用サイト(通学・通信)をご確認ください
主催文明哲学研究所

芸術研究の世界#18「広島国際アニメーションフェスティバル研究」

2023年2月1日

アクティビティ

 2023年2月1日(水)18:30より、文哲研オンラインセミナー「芸術研究の世界#18」をzoomにて開催いたしました。

 

芸術研究の世界#18

「広島国際アニメーションフェスティバル研究」

講演者:大西宏志(情報デザイン学科教授・映像作家)

日 時:2023年2月1日(水)18:30-20:00

参加者:32名(京都芸術大学教職員・学生)

*講演概要ほか詳細:https://www.kyoto-art.ac.jp/iphv/topics/5220/

 

【質問と回答】(参加者からの質問に、改めてご回答いただきました)

Q&A_芸術研究の世界#18

 

【参加者感想(一部抜粋)】 

*資料の保存方法やインタビューのやり方など、具体的な方法も教えていただき興味深かったです。

*広島国際アニメーション映画祭について知らなかったので、とても興味深く拝聴させていただきました。せっかく知ることができたのに、映画祭がなくなってしまったことが残念です。

*大変興味深かったです。楽しむばかりだった映画祭ですが、見方が変わりそうです。

 

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。

今後もzoom等を活用しながらセミナーや研究会などを開催する予定です。一般公開セミナー開催の際はこのホームページにてお知らせいたしますので、ぜひ楽しみにお待ちください。

 

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【文哲研オンラインセミナー「芸術研究の世界」】

このセミナーの講師は、文部科学省科学研究費(通称:科研費)の研究代表者である、8名の本学教員です。科研費は、人文・社会科学から自然科学まで、あらゆる分野の優れた研究を発展させることを目的として国から支給される研究費で、厳正な審査を経て採択され、数年間、申請した研究計画に沿って研究に取り組み、その成果を公表します。オンラインセミナー「芸術研究の世界」では、本学の教員が現在取り組んでいる芸術研究について、その研究を発想した経緯や研究の面白さ、難しさなども含めて存分に語っていただきます。セミナーでの質疑を通して、参加者の皆さんとともに、芸術研究の奥行きと拡がりに触れる機会となることを願っています。

 

【今後の予定】 (タイトルは科研の採択課題です。講演内容は追ってご連絡します)

3月1日 牛田あや美 日本統治下の漫画家・北宏二/金龍煥の懸隔

※日程は講師の都合等で変更の可能性があります

文哲研3days#5「エコロジーを思考するアート?」

2023年1月24日

アクティビティ

 2022年12月19日(月)、2023年1月16日(月)23日(月)の3日間、学内教職員・学生対象のオンラインセミナー文哲研3days#5「エコロジーを思考するアート?」をzoomにて開催いたしました。

 

文哲研3days#5「エコロジーを思考するアート?」

講演者:大久保美紀(パリ第8大学講師、A I-AC, TEAMeD)

司会・ディスカッサント:吉岡洋(文明哲学研究所 教授)

 

講演日時・参加者:

① 2022年12月19日(月) 18:00-19:30 「エコロジーとアート」 (参加者28名)

② 2023年1月16日(月) 18:00-19:30 「エコロジーと資本主義」 (参加者20名)

③ 2023年1月23日(月) 18:00-19:30 「科学、信仰、そしてアート」 (参加者20名)

 

*講演概要ほか詳細:https://www.kyoto-art.ac.jp/iphv/topics/5167/

 

【質問と回答】(時間内にとりあげることのできなかった質問や感想に 回答していただきました)

*ファルマコン(薬と毒)のことばを見た時に、アルコールの飲み過ぎは体に毒ですが、我慢して辛いと強く感じるなら多少は飲んでも良いですよと、医師の方が伝えていたのを思い出して興味が沸き、今回参加しました。建築でも、最初は「何これ?」って思った作品も、解説が付くと「そうなんだ」と考えさせられることが多いですね。

 

→以前、体に悪いと知ってはいるけれどもどうしても好きなもの(我慢できず食べてしまうもの)についてアンケートをして、オブラートに食用ペンで絵を描くという作品を作ったことがあります(Miki Okubo, « Auto-sacrifice? », 2019)。現代は医学的知識が普及し、過剰な健康志向のプレッシャーもあります。体に良いもの・悪いものについてメディアから大量の情報を与えられ、好きなものや習慣としているものが〈健康に悪い!〉と切り捨てられます。しかし同時に、ストレスは健康維持の上で大変悪いと言われる。健康マニアが健康の追求がオブセッションとなって健康を害してしまうケースも知られています。「ファルマコン」展の中でも、〈均衡〉をいかに考えるかは重要なテーマでした。

 
*個性についてですが、個性をその人が本来持っている性質とすると、日本人は集まると個性がなくなるということでしょうか?また、ファルマコン(毒)は薬の役割もするが、日本人は耐性が低くなっているため、または、何らかの理由で、薬の役割を果たせていない、(機能していない)ということでしょうか?
 
→物事の判断において二者択一を迫り、曖昧なものを受け入れないような二元論的なものの見方は、どちらかというと西洋的なロジックであり、近代以降世界中に普及して今日も世界を覆っている、という文脈でのお話だったかと思います。伝統的な日本的なものの考え方には西洋の二元論では説明できない、曖昧さを寛容する思想がありそうだというお話でした。とはいえ、西洋にも両犠牲を認める思想はあるし、日本にも白黒つける考え方はあります。一般的な分類の背景には情報選択があるため、本当はもっと多様で複雑な状況です。現行の社会問題では、とりわけ、二者択一を迫られてそのどちらかを選択するよう促されている状況が顕著となっています。日本社会において、ファルマコンがファルマコンの役割を果たせていないとすれば、二者択一的な脅迫に翻弄され、本来どちらでもない(どちらもある)ことまでそうするよう強いられている状況に対峙する必要があると思います。
 
*両義性について考えるには、寛容さ、心の余裕みたいなものが必要だと思いました。いろんな立場から物事を考えて、異なる立場も受容することが大切だと思いました。現代は二元論で物事を判断することが多いというのは、寛容さの欠如と関係があるのではないかなと考えてしまいました。
 
→〈寛容さ、心の余裕〉が重要なのは間違いないと思います。両義性に不寛容であるせいで心の余裕が失われる状況に追い詰められ、心の余裕のない状況での判断はまた両義性に不寛容、という悪循環に苦しんでいると見ることができると思うのですが、ではどこから変えていけるのか、難しい。おっしゃるように異なる立場や考えに耳を傾け、理解することができれば、白か黒かを決めようと思わなくなります。また、逆に、白か黒かを決めることは問題ではない、と理解することによっても目の前の物事に対する見方や認識の仕方を変えることができるのではないかと信じて展覧会を続けています
 
*気になる概念やトピックが多く、大変参考になりました!エコロジーと芸術論は、古くはカント新しくはティモシーモートンあたりかなと見当がつくのですが、それぞれの話題について学びを深めるための参考文献リストや、何らかの補助線などがあると今後の学びがより深まるので、お手間かとは思いますがぜひご検討ください!

 

→モートンも翻訳が出ていますね。

こちら、私が日本記号学会という学会内のシンポジウムで「人新世のアート」についてお話しさせていただいた際の参考文献リストとなりますが、ご関心にお応えできる文献もあると思いますので、ご覧いただければと思います。

《参考文献》

長谷川祐子(編). 『新しいエコロジーとアートーまごつき期としての人新世』. 以文社, 2022, 336p.

美術手帖編集部. 『美術手帖 2020年6月号特集新しいエコロジー』. 美術出版社, 2020,220p.

Emanuele Coccia. La vie sensible. Éditions Payots & Rivages, 2018, 176p.

Emanuele Coccia. La vie des plantes. Éditions Payots & Rivages, 2021, 192p.

Emanuele Coccia. Métamorphoses. Éditions Payots & Rivages, 2020, 235p.

Philippe Descola. Par-delà nature et culture. Gallimard, 2005,

Donna Haraway. Manifeste cyborg et autres essais : Sciences – Fictions – Féminismes. Éditions Exils, 2007, 333p.

Bruno Latour. Où atterir?. La Découverte, 2017, 160p.

Baptiste Morizot. Manières d’être vivant. Actes Sud, 2020, 336p.

Timothy Morton. All art is ecological. Penguin Classics, 2021, 112p.

Timothy Morton. La pensée écologique. ZULMA, 2019, 272p.  

Timothy Morton. Ecology without nature. Harvard University Press, 2007, 262p.

 

《論文》

Emanuele Coccia, Hors de la maison – De l’alimentation ou de la métaphysique de la réincarnation, « Multitude 72 », 2018, pp101-108.

 

《展覧会》

GLOBALE: « Reset Modernity! », https://zkm.de/en/exhibition/2016/04/globale-reset-modernity

« Critical Zone », https://critical-zones.zkm.de

« Nous les arbres » : https://www.fondationcartier.com/presse/article/nous-les-arbres

« Le grand orchestre des animaux » : https://www.fondationcartier.com/expositions/le-grand-orchestre-des-animaux

« ファルマコン :新生への捧げ物 » : http://mrexhibition.net/pharmakon/

 

《インタビュー、ウェブ連載》

Bruno Latour, “a veteran of the ‘science wars’, has a new mission”, 10 oct 2017, https://www.science.org/content/article/bruno-latour-veteran-science-wars-has-new-mission

Le Monde, « Emanuele Coccia : Nous sommes tous une seule et même vie », 05/08/2020 : https://www.lemonde.fr/idees/article/2020/08/05/emanuele-coccia-nous-sommes-tous-une-seule-et-meme-vie_6048227_3232.html

“Ecosophic Future”: https://hillslife.jp/series/ecosophic-future/dialogue-with-audrey-tang-1/

 

 

【参加者感想(一部抜粋)】 

*世界中が同じ方向に進んで行こうと仕組まれている今、エコロジー=環境だけではなく社会や人間の精神にも着目し、じわっと足を止めて考えさせられる大久保先生の展覧会企画に次回の講義も楽しみです。

*ファルマコンから考える両義性や二元論の話が興味深かったです。現代社会の中では、説明責任が求められるという点で、AかBか、二元論の世界にならざるをえないのではないのかなと考えました。

*昨今、SDGsやグローバリズムなどが取り上げられる中、資本主義について改めて考えさせられる良い機会になりました。

 

 

 

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。

対面での開催が難しい情勢ではありますが、今後もzoom等を活用しながらセミナーや研究会などを開催する予定です。一般公開セミナー開催の際はこのホームページにてお知らせいたしますので、ぜひ楽しみにお待ちください。

 

文明哲学研究所

2015年度以前