Topics

展覧会レビュー:月刊ART Collectors’

2023年8月1日

出版・メディア情報

月刊ART Collectors’ No.173(生活の友社,2023年8月号)に、齋藤亜矢によるレビュー記事が掲載されています。

 

月刊ART Collectors’ No.173

展覧会Review 

跳躍するつくり手たち:人と自然の未来を見つめるアート、デザイン、テクノロジー(会場:京都市京セラ美術館)

 

月刊ART Collectors’は、amazon等のネット書店でもご購入いただけます。ぜひご一読ください。

芸術研究の世界#22「「あいだ」を考える―舞台芸術研究の面白さ」

2023年7月29日

アクティビティ

日程終了しました

 2023年9月20日(水)18:00より、文哲研オンラインセミナー「芸術研究の世界#22」を開催いたします。

 

 オンラインセミナー「芸術研究の世界」では、本学の教員が現在取り組んでいる芸術研究について、その研究を発想した経緯や研究の面白さ、難しさなども含めて存分に語っていただきます。セミナーでの質疑を通して、参加者の皆さんとともに、芸術研究の奥行きと拡がりに触れる機会となることを願っています。

 

 

芸術研究の世界#22

「「あいだ」を考える―舞台芸術研究の面白さ」

講演者:岡田蕗子(京都芸術大学専任講師)

日 時:2023年9月20日(水)18:00-19:30

対 象:京都芸術大学教職員、学生

 

【講演概要】

 何かと何かのあいだに生じる何かを捉えて言語化していくことをしていて、それを舞台芸術の研究と私は呼んでいます。曖昧なことですが、研究する時には舞台芸術そのものは消えていますし、創作の主体は複数人居るので、明確に何かを言うことは本当にはできません。

 講演では、そんな不確かさを噛みしめつつ「あいだ」と向き合う面白さを、私の専門である劇作家の岸田理生の研究や、今行っている研究課題―「1990年代の日韓演劇交流史研究―個人ネットワークを軸に」(科研費採択研究)、「舞台芸術を用いた〈他者〉との対話の場の構築と継続―旧真田山陸軍墓地を巡る二つの創作を通して」(京都芸術大学舞台芸術センターテーマ研究I)―などを例にあげながらご紹介します。

 

【講師略歴】

岡田蕗子(おかだ ふきこ)

2017年大阪大学大学院博士後期課程修了(演劇学専攻)。博士(文学)。大阪大学院文学研究科助教、京都造形芸術大学舞台芸術学科等の非常勤講師を経て2022年度より現職。主な研究対象は劇作家の岸田理生。著書に『岸田理生の劇世界 アングラから国境を越える演劇へ』(大阪大学出版会、2021年)。

 

————————————————————————

【次回予定】

2023年12月20日(水)18:00-19:30

#23 講師:本橋弥生

日程2023年9月20日
時間18:00 - 19:30
費用無料
対象京都芸術大学教職員、学生
申込方法学内掲示板・学生専用サイト(通学・通信)をご確認ください
主催文明哲学研究所

芸術研究の世界#21「温泉宿に響く和太鼓:音楽体験を場所から問う」

2023年7月19日

アクティビティ

 2023年7月26日(水)18:00より、文哲研オンラインセミナー「芸術研究の世界#21」をzoomにて開催いたしました。

 

芸術研究の世界#21

「温泉宿に響く和太鼓:音楽体験を場所から問う」

講演者:葛西周(京都芸術大学専任講師)

日 時:2023年7月26日(水)18:00-19:30

参加者:53名(京都芸術大学教職員・学生)

*講演概要ほか詳細:https://www.kyoto-art.ac.jp/iphv/topics/5378/

 

【参加者感想(一部抜粋)】 

*温泉地のエンターテイメントやショーについて、学術的な考察は、大変面白かったです。役者と観客、地域と旅行者、本物とそれらしい出し物の創造、いまのAKBなどの日本各地の流行は、平成、令和の「少女歌劇団」かもしれませんね。ありがとうございました。

 

*古典的な劇場と近代の劇場や散漫な聴衆を動機づける客席、ローカルやツーリストなどの、まさに昭和時代の大きな役割をされていた温泉邸があることを知ることが出来て良かったです。北陸、讃岐、九州、宝塚、雪月花の歌劇団も、全国的に歌劇団があったことも、歴史も今に継続しているスパや温泉ランドなどに通じていて、よく分かりました。

 

*民俗学のような、日本文化論のように感じ、引き込まれました。コンサートホールと観光地シアターの比較は非常にわかりやすかったです。ハワイアンズに代表される異なる地域の芸能の移植とその昇華は、現代のポップス、歌謡曲にも通じるものがあると感じました。温泉地のリラックスした空間で聴いた音楽や芸能に、不意に、偶然に立ち合い、引き込まれ、コンサートホールの場に向かう方もいるのではないかな、とも考えました。日本の温泉文化は奥が深い、と温泉好きのひとりとして感じています。

 

*聴取態度の偏差について、今まで意識していませんでしたが、どれも身に覚えのあるもので、様々な経験が思い起こされました。また、その聴取態度が空間デザインなどによっても規定されるということや、観光地でのパフォーマンスにおいては聴衆の多様性が許容されるというお話など、非常に興味深く拝聴させていただきました。先生のお話を聞いて、自分の音楽体験に対する認識が拡張されたように思います。興味深いお話をありがとうございました。

 

 

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。

今後もzoom等を活用しながらセミナーや研究会などを開催する予定です。一般公開セミナー開催の際はこのホームページにてお知らせいたしますので、ぜひ楽しみにお待ちください。

 

芸術研究の世界#21「温泉宿に響く和太鼓:音楽体験を場所から問う」

2023年7月19日

アクティビティ

日程終了しました

 2023年7月26日(水)18:00より、文哲研オンラインセミナー「芸術研究の世界#21」を開催いたします。

 

 オンラインセミナー「芸術研究の世界」では、本学の教員が現在取り組んでいる芸術研究について、その研究を発想した経緯や研究の面白さ、難しさなども含めて存分に語っていただきます。セミナーでの質疑を通して、参加者の皆さんとともに、芸術研究の奥行きと拡がりに触れる機会となることを願っています。

 

 

芸術研究の世界#21

「温泉宿に響く和太鼓:音楽体験を場所から問う」

講演者:葛西周京都芸術大学専任講師

日 時:2023年7月26日(水)18:00-19:30

対 象:京都芸術大学教職員、学生

 

【講演概要】

 私は特に近現代の日本において、どのような場所でいかに音楽が演奏され、聴かれてきたかに関心を持っています。現在進めている科研費研究では、各地から人々が集って音楽を実践・体験してきた場として、観光地に着目しています。みなさんも旅行中に、宿のロビーで和太鼓の演奏を耳にしたり、観光センターで郷土芸能のショーに出くわしたりしたことがあるのではないでしょうか。本研究は、そうした誰しも持ちうる経験を学術的に考察する試みです。今回の講演では、この研究テーマを着想した背景となる私の問題意識についてお話しし、日本の温泉地でおこなわれてきた音楽・芸能に関する研究成果の一部をご紹介します。

 

【講師略歴】

葛西周(かさいあまね)

2010年、東京藝術大学大学院音楽研究科音楽学専攻博士課程修了。博士(音楽学)。同大学音楽環境創造科教育研究助手、早稲田大学高等研究所講師等を経て、20234月より現職。専門は日本近現代音楽史。共著に『移動するメディアとプロパガンダ:日中戦争期から戦後にかけての大衆芸術』(勉誠出版、2020年)、『音と耳から考える:歴史・身体・テクノロジー』(アルテスパブリッシング、2021年)、『クリティカル・ワード ポピュラー音楽:〈聴く〉を広げる・更新する』(フィルムアート社、2023年)など。

 

————————————————————————

【次回予定】

2023年9月20日(水)18:00-19:30

#22 「「あいだ」を考える―舞台芸術研究の面白さ」(岡田蕗子)

日程2023年7月26日
時間18:00 - 19:30
費用無料
対象京都芸術大学教職員、学生
申込方法学内掲示板・学生専用サイト(通学・通信)をご確認ください
主催文明哲学研究所

京都新聞コラム『現代のことば』

2023年6月30日

出版・メディア情報

 2023年6月29日付 京都新聞夕刊『現代のことば』に、齋藤亜矢のコラムが掲載されました。隔月連載の第22回目、タイトルは「こわくない話」です。ぜひご一読ください。

 

*『現代のことば』はネットでもお読みいただけるようになりました(有料会員のみ)

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1055898

文明哲学研究所

2015年度以前