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岸和郎教授: AIA名誉フェロー記念シンポジウム

2022年8月30日

その他

日程終了しました

 兼任教授の岸和郎先生が、国際的な建築家の卓越した業績と、国際レベルでの建築と社会への貢献を称える2022米国建築家協会の名誉フェローHon. FAIA (Honorary Fellow, the American Institute of Architects)に選出され、6月にシカゴのオーディトリアム・シアターでメダルの授与式がおこなわれました。

 これを記念し、シンポジウムの開催も決定いたしました。岸先生のお話を伺える、大変貴重な機会になることと思います。ぜひご参加ください。

Honorary-Fellowship-AIA

 

岸和郎教授 AIA名誉フェロー記念シンポジウム
「シカゴの建築_ミースとライトを巡って」
日時:2022年10月2日(日)14:00-16:00(13:30開場)
会場:京都工芸繊維大学センターホール
参加:無料・申込不要(先着300人)
お問い合わせ:nakamura@kit.ac.jp

 

 

 

 

日程2022年10月2日
時間14:00 - 16:00
(13:30開場)
場所京都工芸繊維大学センターホール
費用無料
申込方法申込不要(先着300人)
主催AIA 名誉フェロー記念シンポジウム実行委員会(京都工芸繊維大学 )
お問い合わせnakamura@kit.ac.jp(AIA 名誉フェロー記念シンポジウム実行委員会事務局)

京都新聞コラム『現代のことば』

2022年8月26日

出版・メディア情報

 2022年8月23日付 京都新聞夕刊『現代のことば』に、齋藤亜矢のコラムが掲載されました。隔月連載の第18回目、タイトルは「太郎のトゲ」です。今回のコラムでは、6月に開催された美術工芸学科専任教員展のことを書いています。関連記事もあわせ、ぜひご一読ください。

 

*関連記事 【京都芸術大学 瓜生通信】

現役アーティスト22名が集結。「逸脱する声―京都芸術大学 美術工芸学科 専任教員展」(2022年6月11日)

越境するための勇気「逸脱する声―京都芸術大学 美術工芸学科 専任教員展」第1期(2022年6月16日)

枠を超える想像力と形にする手の力「逸脱する声―京都芸術大学 美術工芸学科 専任教員展」第2期(2022年6月27日)

 

*『現代のことば』はネットでもお読みいただけるようになりました(有料会員のみ)

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/863888

寄稿:美術の窓 2022年9月号

2022年8月23日

出版・メディア情報

 美術の窓 2022年9月号(生活の友社,2022年9月20日発行)に、齋藤亜矢が寄稿しました。

兼任教授のヤノベケンジ先生も寄稿しています。ぜひご一読ください。

 

美術の窓 2022年9月号

*私が見た岡本太郎4「未来を予見した芸術家」(ヤノベケンジ)

*「人間の芸術への衝動」(齋藤亜矢)

 

芸術研究の世界#12「写真が生み出す『現実』と『自己』——セルフィ研究に至るまで」

2022年8月4日

アクティビティ

 2022年8月3(水)18:30より、文哲研オンラインセミナー「芸術研究の世界#12」をzoomにて開催いたしました。

 

芸術研究の世界#12

「写真が生み出す『現実』と『自己』——セルフィ研究に至るまで」

講演者:江本紫織(通信教育部芸術学部リベラルアーツセンター 専任講師)

日 時:2022年8月3日(水)18:30-20:00

参加者:70名(京都芸術大学教職員・学生)

*講演概要ほか詳細:https://www.kyoto-art.ac.jp/iphv/topics/5049/

 

 

【参加者感想(一部抜粋)】 

*写真は絵とも共通する部分があると思い、参加させていただきました。視覚情報をどう反映させるか、どんな風に見る手に伝えるために情報を使うか、まだまだ理解が少ないですが、頭の隅に置き、今後の制作の際にその点も踏まえれたら、もっと新しい見せ方が出来るのではないかと思いました。

 

*写真はもはや、事実の記録でもあり、感動を与える芸術でもあり、どれが現実でどれが虚構なのか見分けがつかないもの、いずれも承認できる融合された時代になったと思いました。また、自身を理想美に盛りSNSに公開するのは、ただ仮想整形を楽しんでいるのか、現実と仮想の区別はついているのか、その内面にも少し興味があります。

 

*今までは貴族の絵画(絵描による加工)、お見合い写真(プロのカメラマンによる加工)のように第三者が加工、美化をしていたのが、アプリの発達により個人で加工、美化をし、簡単に自分でない第三者になることができるというのがセルフィーの発展に繋がったのかなと思いました

 

*とても興味深い研究テーマだと感じました。SNS(セルフィ)、メタバースなど自己の表現に対して次々と新しいツールが生まれ、果たして本物の自分はどこかにちゃんと存在できるのだろうかと、少し危惧しています。数年後、先生の研究成果をお伺いできたら嬉しいです。

 

*写真論は本を読んでも理解が難しいものですが、今回はセルフィというとっかかりのよりテーマでのお話で、少しだけわかったような気がします。撮影している自分とネット上で演じる自分の差異、自分を見ることが出来るのは鏡だけど、鏡と実際の自分は違うなど、普段からいろいろ引っかかる部分です。写真で見せられたものが現実ではないということも…。そういう点では、声も自分が発している時に耳に入ってくるものと、録音されたものに違いがあり、違和感を感じます。今後の課題制作でも考えて行かなくてはいけないことに気づかされた時間でした。 

 

*今日の話題は、写真を考える新たな視点をご紹介いただくことで、「自己と鏡/鏡と絵画」のような古典的な心理学のテーマや、「虚と実」(CGと実写、ジェフ・ウオールやシンディ・シャーマン、田中智などの試み)、VRやメタバースなどの「仮想現実や仮想社会」等々を、違う角度から再び考える機会をいただき、幸いでした。

 

 

【質問と回答】 (アンケートで寄せられた質問に 回答していただきました)

*本題のセルフィですが、自己を尊重する社会的考えもまたセルフィが流行る理由でしょうか。現実に背を向ける変身願望も理由の一つでしょうか。その始まりから、現在の可能性や進歩、それを経ていつか人は自撮りしなくなるような時代の流れもあるのかもしれないなどと、余計なことまで考えてしまいました。

 

→様々に考えを巡らせていただきありがとうございます。もちろん、社会的な風潮がセルフィの流行を後押ししたと考えることはできるでしょう。ただし、セルフィ以前からセルフポートレートが存在することを考えると、気軽なセルフィを実現する技術環境が整ったことが大きいと思います。写真の在り方は複数の要因によって成り立つので、その一部が変化すると、どのような新しい写真/流れが生じるのか、楽しみですよね。

 

*写真を撮る際、見たことのある写真を参考に撮るのは確かにそうだなぁと思いました。それは、写真を撮る対象との関係ではなくて、参考に見た写真との関係にあたるのでしょうか?関係のあるものを撮るときはよく撮れるというのは、絵画を描く際にも同じでしょうか?

 

→撮影のもととなるイメージ(完成イメージ)が何に由来するのかに関するご質問ですね。どちらか一つということはなく、見たことのある写真(既存の視覚イメージ)、画面に表示される映像(プログラムに与えられるもの)、常日頃抱いているイメージ(対象との関係)など、複数の由来が考えられます。写真と絵画の違いについては単純に比較することは難しいので、事例ごとに考える必要があると思います。一部重なる点もあるとは思いますが、まずは「よく」撮る・描くの「いい」とは何かを考える必要がありそうです。

 

 

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。

今後もzoom等を活用しながらセミナーや研究会などを開催する予定です。一般公開セミナー開催の際はこのホームページにてお知らせいたしますので、ぜひ楽しみにお待ちください。

 

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【文哲研オンラインセミナー「芸術研究の世界」】

このセミナーの講師は、文部科学省科学研究費(通称:科研費)の研究代表者である、8名の本学教員です。科研費は、人文・社会科学から自然科学まで、あらゆる分野の優れた研究を発展させることを目的として国から支給される研究費で、厳正な審査を経て採択され、数年間、申請した研究計画に沿って研究に取り組み、その成果を公表します。オンラインセミナー「芸術研究の世界」では、本学の教員が現在取り組んでいる芸術研究について、その研究を発想した経緯や研究の面白さ、難しさなども含めて存分に語っていただきます。セミナーでの質疑を通して、参加者の皆さんとともに、芸術研究の奥行きと拡がりに触れる機会となることを願っています。

 

【今後の予定】 (タイトルは科研の採択課題です。講演内容は追ってご連絡します)

9月7日 齋藤亜矢 描画のプロセスにおける想像と創造の関わりの検証

10月4日 藤澤三佳 生きづらさと社会的承認に関する社会学研究~多様な表現と他者からの共感を通して 

11月2日 戸坂明日香 「不気味の谷」を超える復顔法の研究

12月7日 前川志織 戦間期日本の嗜好品広告における間メディア性

1月11日 宇佐美智之 中央アジア・オアシス地帯における都市の成立と展開:ザラフシャン川流域を中心として

2月1日 大西宏志 オーラル・ヒストリー 芸術運動としての広島国際アニメーションフェスティバル研究

3月1日 牛田あや美 日本統治下の漫画家・北宏二/金龍煥の懸隔

※日程は講師の都合等で変更の可能性があります

展覧会レビュー:月刊ART Collectors’

2022年8月1日

出版・メディア情報

 月刊ART Collectors’ No.161(生活の友社,2022年8月号)に、齋藤亜矢によるレビュー記事が掲載されています。

 

月刊ART Collectors’ No.161

展覧会Review 

北欧、光の調べ Pentti Sammallahti展(会場:何必館・京都現代美術館)

 

月刊ART Collectors’は、amazon等のネット書店でもご購入いただけます。ぜひご一読ください。

文明哲学研究所

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