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2022年02月01日

【日本画コース】コロナ禍でも、安心して学び続けていただく為にー日本画の遠隔と対面授業のご紹介ー

こんにちは。日本画コース非常勤講師の佐竹龍蔵です。

現在COVID-19の変異株が猛威を振るっていて、この2年間で何度も繰り返された感染拡大の波がいつ収束するのか予想もできない日々が続いています。本学では1月24日よろ入学願書の受付が開始され、すでに出願いただいた方や入学を検討中の方の中にも、こんな状況で新年度からすんなり授業を開始できるのかと不安な方もいらっしゃるかと思います。

ご安心ください!

日本画コースでは2022年度からほぼ全てのスクーリング科目(本来であれば通学が必要な科目)で「対面(京都・東京)」と「遠隔」を選択して受講を申し込んでいただけることになりました。
状況に応じて、ご自宅でもスクーリング科目を受講することができます。

▼スクーリング日程表2022(PDF)
https://www.kyoto-art.ac.jp/t/course/pdf/schooling_2022.pdf

今回は、一部の授業が遠隔対応した今年度のスクーリングの様子をお見せしながら、2022年度からさらにパワーアップする日本画コースの遠隔授業をご紹介します。

日本画コースの遠隔授業

今年度、日本画コースでは1年次科目の一部のスクーリング科目と、4年次科目の卒業制作で、ZOOMを使った遠隔授業を実施しました。

以下にご紹介するのは、入学してから最初に受けられる1年次科目「鉛筆写生」の遠隔スクーリングの様子です。後藤先生と上田先生、授業をサポートするスタッフ(SA)で授業を行いました。

授業中の後藤先生(左)と上田先生(右)。授業を担当するのは、京都で同科目の対面スクーリングを担当している教員です。



「鉛筆写生」の授業では、モチーフを置く際の構図の決め方や、写生の描き進め方など口頭や図解では伝わりにくい部分を、先生の実演をリアルタイムで動画撮影しながら解説しています。

上田先生による実演の様子。後藤先生はZOOM管理や補足をしています。



画面越しですが、実際に先生が写生をしている臨場感が味わえます。



また、実演以外でもZOOMの画面に資料や写真などを映しながら説明を行い、学生の進捗状況を画面越しに随時確認し、わかりやすくきめ細かな指導を心がけています。

学生からの質問があればすぐに答えられるのは対面授業の時と同じですね。

モチーフ説明の写真資料を学生の画面にも映しています。



学生さんの様子もわかるので、教員からの指導が一方的になることはありません。



実際のZOOM画面。こちらは別日のガイダンスの様子です。先生の表情や参考資料もクリアに見えますね。(※ZOOMの画質や音質はお使いの機器や通信環境によります)



遠隔授業も対面授業と同じ課題内容、同じタイムスケジュールで授業が進みます。

遠隔授業の大きな問題の一つに、画面の向こうの学生にどうやってわかりやすく伝えるかという点がありますが、研究熱心な先生がたが様々な工夫をして授業運営をしているので、きっと満足できる内容になっていると思います。

対面授業でも感染防止策を徹底しています

遠隔授業が充実してきたとはいえ、実際に作品制作を行う日本画の授業では、遠隔授業よりも対面授業の方が充実していると言わざるを得ません。授業内容に差があるというよりも、作品は画面越しではなく実物を見た方が得られるものが多いからです。

また、せっかくのスクーリング授業だから対面で受けたいという学生さんも多くいらっしゃいます。
対面授業ではコロナ禍においても安心して授業を受けられるように、感染防止策を徹底してスクーリングを開講しています。

京都での対面スクーリングの様子。学生の座席は広く間隔を空けています。



田中先生の実演の様子。先生の手元をカメラで撮影しています。



受講者数が多い授業では、密集を避けるために実演の様子をスクリーンに投影します。



全員のマスク着用。学生同士の間隔の確保。教室の換気などの対策を行なっています。



京都・東京・遠隔から選べるスクーリング授業

今年度は一部の授業のみが遠隔授業の対象でしたが、2022年度から大幅に対象授業が増えて、ほぼ全てのスクーリング授業で遠隔授業を選択することができるようになります。

なお、これまで通り対面授業では京都会場と東京会場どちらかが選択できます(一部科目を除く)。

下図1は1年次から4年次に履修するスクーリング科目の一覧です。大きい数字1〜4がそれぞれ配当学年を表しています。
3年次のみ、6科目の中から3科目を選択するのですが、それ以外は全て必修科目となっています。

図1)2022年度に実施されるスクーリング科目一覧です。これとは別に自宅で取り組むテキスト科目がありますがここでは省略しています。



2022年度からは、下図2の赤い四角で囲まれた科目が、遠隔か対面かを選択可能になります。

遠隔を選択できない2つの科目は、ヌードモデルを描く「人物写生」と、京都の風景を描きに学外に出かける「風景写生」の授業で、どちらも遠隔での開催が不可能な内容になっているため対面のみでの開催となっています。

図2)赤い四角の科目は京都か東京での対面、遠隔のいずれかを選べます。(※3年次の風景科目の対面授業は京都でのみ開催されます)



▲2022年度通信日本画のリーフレットはこちらからダウンロードできます。

多くの方が安心して学べるように

遠隔授業はコロナ禍での緊急措置ではなく、今後も継続して実施される基本的な制度になります。

制度上は遠隔授業だけでも卒業(学位習得)が可能になったので、スクーリング授業への通学が困難な遠方にお住まいの方やお体が不自由な方など、これまで以上に多くの方が本学で日本画を学ぶことができるようになりました。PCが苦手な方もご安心ください。4月と5月には、授業に必要なZOOMに、始めて触れる方向けの練習会も行います。非常に簡単ですので、1回参加していただけたら安心できると思います。

新年度に皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。

 

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※当記事の写真は2019年度以前のものも含まれています。現在は全てのスクーリング授業で新型コロナウィルス感染症対策を行っています。

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