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日本画コース

2022年02月25日

【日本画コース】卒業制作作品はこうして仕上がっていきました

こんにちは。日本画コース非常勤講師の山本雄教です。

いよいよ今年度も卒業制作展の季節となってまいりました。今回は100号の卒業制作が仕上がっていく過程を、6回に渡る卒業制作のスクーリングを通して振り返っていきたいと思います。

これから入学をお考えの方も、今後卒業制作に臨まれる在学生の方も、ぜひ一度ご覧いただきイメージを広げてみて下さい!

 

日本画コースの学びの流れが分かるコースリーフレットはこちら!

 

卒業制作14月】

一年間をかけて取り組む卒業制作ですが、まずは卒業制作に向けた課題や、草稿や写生などを経て、最終的な本画へと順を追って進めていきます。

4月のスクーリングでは、まず40号の自由課題に向けた小下絵(作品のアイデアや構図、全体のイメージを描いたもの)を皆さんに事前に作ってきていただきました。





↑小下絵のほんの一部です。植物、動物、人物、風景…様々な世界が生まれ出ています。



そしてこれらの小下絵を元に、zoomを使用した遠隔授業で先生と作品の進め方や方向性を相談。次のスクーリングまでに40号の自由課題と、卒業制作に向けた小下絵や写生、草稿(実際の作品サイズに基づいた下描きのようなもの)を自宅で進めてきてもらいます。

 

卒業制作2【8月】

8月は1日目は40号の自由課題の合評、2日目には卒業制作の小下絵や草稿の合評という、2日間みっちり合評というスクーリングでした。



左手にスクリーンが見えますが、卒業制作では京都・東京いずれも遠隔での受講も平行して行われました。



松生歩先生



後藤吉晃先生



生徒さんが一人ずつ作品解説や制作の過程を発表した上で、先生方からの講評を受けます。(右:山田真澄先生)



卒業制作では、描くモチーフから、作品のテーマ、サイズから画材の選択までを一から自分で考えていただくことになります。

この40号制作は、入学後初めての自由な制作。ここで描きたいモチーフやテーマを確認し、卒業制作に向かっていきます!

2日目の卒業制作の小下絵や草稿の合評の様子。



卒業制作と同じサイズの草稿が並ぶと迫力がありますね~



今後の制作プランや具体的な画材についてなど、大作に向けての積極的な構想の発表や質問も多く、先生方のアドバイスに真剣に聞き入る皆さんの姿が印象的でした。



卒業制作3【10月】

いよいよ本制作がスタート!



大きい作品が並ぶ教室も壮観です。





皆さん事前に下絵のトレース、骨書き、下地作りを終えた状態でスクーリングに臨まれています。





ご自宅でも作業を進めてこられているので、どんどん制作が進んでいきます!



遠隔で受講されている方とやり取りされている様子(松生歩先生)



卒業制作で模写をされる方もおられます。



卒業制作4【11月】

卒業制作のスクーリングもあと3回で残り半分! このスクーリング中に5~6割程度まで仕上げることが目標です。







描き込みの密度も上がり、作品に命が吹き込まれていきます。(右:八田哲先生)



卒業制作に至るまでのスクーリングで学んだ様々な素材や技法を、自身の表現として形にされていきます。こちらは箔を使用されていますね。



ときには先生に色の相談を。先生に相談できるのはスクーリングならでは。(右:吉川弘先生)





模写制作も熱を帯びていきます!(右:田中希和子先生)



卒業制作5【12月】

年の瀬になり、いよいよ卒業制作も佳境に!



今回は8割程度まで仕上げることが目標です。



段々と作品の完成像が見えてきています!









ひとつひとつは見えないような小さな作業の積み重ねで作品は大きく変わります。
美は細部に宿る…!



卒業制作6【1月・2月】

いよいよ最後のスクーリングです!

最後まで心を込めて描き進められています。



大切な卒業制作は皆さん額装していただきます。学生さん同士で協力して額をつけられています。



皆さんやり遂げた表情をされていますね!



最終日は1日合評です。





力作がずらり! 皆さん素晴らしいです…







完成作品を前にして、先生方も真剣ながらどこか嬉しそうな表情にみえます。



東京での合評には佐藤美術館 学芸部長の立島惠先生もゲストでお越しいただきました!(写真中央)



これにて卒業制作スクーリング終了!
皆さん一年間お疲れさまでした!!



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※当記事の写真は2019年度以前のものも含まれています。現在は全てのスクーリング授業で新型コロナウィルス感染症対策を行っています。

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