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通信教育課程 入学課

2022年12月15日

コースの垣根を越えて広く芸術全般を学べる!共通科目のご紹介

本学に興味をもっている方のなかで、「大学で学ぶ」こと自体や「通信教育で学ぶ」こと、どちらもはじめて。という方はとても多いと思いますので、まずは本学のカリキュラム体系についてご説明します。

まず「カリキュラム」とは「学習者に与えられる学習経験」の総体で、「教育内容と学習段階に応じた科目の配列」をいいます。
本学
のカリキュラム体系は、以下の図に示すとおり、ご自身が入学する学科・コースの専門分野の学びを習得するための「1.専門教育科目」と、一般教養や芸術全般などが含まれる「2.共通科目」の二つに大きくわかれます。



 

1.専門教育科目(学科/コース)




専門教育科目群は所属する学科コースごとに異なります。
たとえば芸術学コースでしたら、芸術学コースの「専門教育科目」は必修科目で、卒業までに「学部共通専門教育科目」と合わせて60単位以上修得する必要があります。
1年次入学と3年次編入学で卒業要件の単位数は異なりますが、「専門教育科目」の必修科目の数は変わりません。初学者でもイチから学べるのが本学の特長です。3年次編入学でもしっかり学べますのでご安心ください。
尚、ご自分が入学する学科・コース以外の他コースの「専門教育科目」は履修できませんのでご注意ください。

例)芸術学コースのコース紹介ページより



各学科・コースの「専門教育科目」についてはホームページのコース紹介に「科目概要(PDF)」や「入学~卒業までの学びのステップ」、「履修モデル」を記載しております。ぜひご覧ください。
また、入学説明会イベントでは教員より専門教育科目のカリキュラムや科目の紹介をしておりますので、こちらにも是非ご参加ください。(ホームページの説明会スケジュールて随時告知いたします。)

2.共通科目




所属する学科コースの専門の学び以外に、幅広い科目を必要に応じて自分で選択し履修できるのが「共通科目」群です。共通科目の中には「学部共通専門教育科目」と、いわゆる一般教養を学ぶ「総合教育科目」があります。コースによっては必修科目がここからいくつか指定されていることもあります。それぞれの科目群は以下のような目的をもって構成されています。

■「総合教育科目」…良識ある社会人として“生きるために必要な基礎的教養”を学ぶ

  • 「表現能力や考え方を学ぶ」科目群

  • 「さまざまな学問分野の概要を学ぶ」科目群

  • 「人が暮らす場所の在り方を学ぶ」科目群


■「学部共通専門教育科目」…芸大生としての“芸術の基礎”を学ぶ

共通科目は学科・コースの必修科目に指定されていない限りは、自由選択になりますのでご自身で必要や興味に応じて履修します。

※コースによっては必修となる科目や履修できない科目があります。科目一覧は「募集要項2023」p.52-53の備考欄をご確認ください。

<オンラインスクーリング科目も拡充しています>

共通科目のなかでも通学を伴うスクーリング科目の多くが「オンラインスクーリング(遠隔授業)」を導入しております。総合教育科目では約20科目(20単位)がオンラインで受講できます。

🔗共通科目について|通信教育部Webサイト

卒業要件をチェックしよう


ではどのくらい履修する必要があるかというと、ここで「卒業要件」を確認いただくことになります。入学資格ごとに卒業要件が異なります。以下の図をご覧ください。



1年次入学の場合、卒業要件(124単位以上)を満たすために共通科目を64単位以上履修いただくことになります(建築デザインコースは54単位)


3年次編入学の場合は、上記にあるように共通科目は「2単位以上(美術科は10単位)」となっていますので、もっと色々学びたい!という方は必要に応じて多く履修いただければ結構です(建築デザインコースのみ3年次編入学の卒業要件は72単位以上です)。

 

特に1年次入学の方は「専門科目以外もたくさん履修しなければならないのかぁ」と思われる方も多いかもしれませんが、専門教育科目と共通科目の両軸を履修してはじめて芸術大学としてのカリキュラム体系を学んだといえますし、両方をうまく組み合わせることでそれぞれに合った芸術の体系的な学びが得られる点が、独学やセミナー、カルチャースクール等とは違い、大学で学ぶことの意義のひとつです。


また、はじめて大学で学ぶ方にとっても、共通科目には大変助けになる科目がたくさんあります。いくつか科目をピックアップしてご紹介します。



レポートや論文の基礎を学べる共通科目



レポートや論文なんて書いたことがない方に履修をすすめているのがこの二つの科目です。ことばと表現」は大学で日本語を書く際の基礎を学びます。論述基礎」の方は、大学の課題として求められるレポートや論文の書き方を学びます。



「デッサン」が学べる科目など芸術を体系的に学ぶ




鉛筆デッサンは美術科ならではの科目ですが、他学科・コースの学生にも人気の科目です。実際制作をするコースではなくても、こういった制作の基礎を知ることがご自分の専門の学びにも必ずつながってきます。

「造形基礎演習1、2」は学部共通専門教育科目です。テキスト科目なのでシラバスを読んで自宅学習で鉛筆デッサンやコラージュに取り組み、提出した演習作品へ添削をうける学び方になります。スクーリング科目で学ぶデッサンの科目もあります。大学で対面で直接教員からデッサンの指導をうけていただく授業です。


※2023年度から以下のとおり科目名を変更予定です。
・「造形基礎演習1」→総合教育科目「デッサン」
・「造形基礎演習2」→学部共通教育科目「コラージュ・デッサン」

そのほか共通科目についてはウェブサイトから2023年度 科目概要一覧(PDF)にてご覧いただけます。芸術の制作基礎や通史のほか、人文、社会、自然といった学問をバランスよく取り揃えています。語学や体育などもあります。

🔗2023年度 科目概要一覧(PDF)

共通科目とは(まとめ)


インターネットが普及している現代社会では、調べればわかる知識は以前ほどの価値をもちません。
知識を断片的に蓄積するのではなく、いろいろな知識を1つの体系に構造化する能力がこれから求められてきます。
そのための軸となる思考法を養うための科目群が共通科目なのです。専門教育科目に加えて履修することで、ご自身にあったカリキュラムをオーダーメイドで作っていくことができます。ぜひ積極的に履修してくださいね。


▼動画:



🔗共通科目について|通信教育部Webサイト

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