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グラフィックデザインコース

2021年09月18日

【グラフィックデザインコース】企業や人物のイメージに合った名刺をデザインする

こんにちは。グラフィックデザインコース/情報デザインコース業務担当講師の神野由紀子です。

8/21-22に外苑キャンパスで行われたスクーリング科目、グラフィックデザインI-2「タイポグラフィ2」の授業をご紹介します。

さて、今回はタイポグラフィの知識をベースに名刺を作る授業です。名刺はかなり小さく、限られた情報しか載せられません。その限られた情報だけでも、書体、字間、組体裁などの組み合わせで全く違う印象の名刺が仕上がります。この二日間で、名刺のデザインを通じて活字組版の基礎を学んでいきます。 沢山の参加者の中でも安心して受講してもらえるよう、今回から卓上パーテーションを設置しました。座席も2m距離を取れるようにしています。

ドアも全て解放し、常に換気を行っています。

書体は種類によって字面サイズが変わってくるなど、書体の持つ特徴を知り、その特徴を元に字間や行間をどう調整していくか、具体的に学びます。

構造を理解することで組版を制御できるようになり、印刷時に最適な配置をするにはどうすれば良いかを理解できるようになります。

Adobe Illustratorを用いてデータを作ります。印刷に必要な設定方法を学び、実際のデザインの仕事に近いよう、「名刺依頼書課題」の企業や個人の名刺を制作します。例えば動物病院からの名刺制作依頼だとして、その病院の概略からどんなイメージが相応しいか、書体や配置を工夫して表現します。

実寸で印刷し、手作業でカットし仕上げます。

印刷してみると画面上と印象が変わります。パソコン上だけでなく、印刷後の現物も先生にチェックしてもらいます。

最後の仕上げをし、提出用のデータを作成します。

今回のプレゼンはZOOMで行いました。ZOOMは遠隔授業で使うようになりましたが、対面授業でもプレゼンや資料配布に便利なため、このように利用することがあります。

感染対策の為、立ち止まらずに全員の名刺を見ていきます。完成作品を並べると、同じ課題なのに「何となく目をひくけど、何故だろう?」というものが必ずあります。そこを掘り下げて分析すると、更に発想力や表現力が磨かれます。
今回も沢山の気付きがあった二日間になったと思います。
お疲れ様でした。

グラフィックデザインコース| 学科・コース紹介


※グラフィックデザインコースは2021年春より「情報デザインコース」から「グラフィックデザインコース」に名称が変わりました。
これまで「情報デザインコース」として「情報デザインクラス」と「イラストレーションクラス」に分かれていましたが2021年春より「イラストレーションクラス」が通学不要なオンライン学習のみで卒業可能な「イラストレーションコース(手のひら芸大)」として新設・独立したことにより、現在はグラフィックデザインのみのカリキュラムとなっています。

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