PHOTO

PHOTO

グラフィックデザインコース

2024年11月14日

【グラフィックデザインコース】 グラフィックデザインにおけるアイデアの重要性

こんにちは !
グラフィックデザインコース業務担当非常勤講師の福田です。

芸術の秋真っ最中、学びの集大成である卒業制作も中間発表が終わり最終審査まであと2 回のスクーリングとなりました。順調な方もいれば焦っている方もちらほら。そこで、今回は卒業制作相談でよく「アイデアがでない」「アイデアが思いつかない」と相談されることが多いので、私なりの解釈で少しですがアイデアのお話ができたらと思います。

■アイデアとは
タイトルでもアイデアとありますが、意外にアイデアという言葉と向き合った方は多くはないような気がします。私自身もなんとなく使っていた時期もありました。アイデアと検索すれば、「思いつき・新奇な工夫・観念・理念」といった言葉が出てきます。いまいちピンときませんが、一般的な言葉にしてみると「100 均の商品を活用した収納アイデア」、「生活を楽しくするアイデア」、「暮らしをよくするアイデア」、「低コストアイデア」、「狭小住宅の間取りアイデア」、「リノベを成功させるアイデア」例を挙げればきりがありませんが、一般的にアイデアとは「何かを実現させたいこと」、つまり「目的」を達成する方法のことを指します。



■グラフィックデザインとしてのアイデア
一言でアイデアといっても、環境や状況など立場や目的によって解釈はそれぞれだと思います。
「思いつき=アイデア」のニュアンスが一番近く、そう感じている方は多いかなとは思いますが、デザイナーの立場ではちょっと異なり目の前にある課題や目的をアイデアによって解決する。すなわち「アイデア=表現」となります。アイデアをビジュアルで表現することがとても重要なのです。



■ビジュアル表現するために
ビジュアル表現するための作業として、テーマに必要な情報を多角的に集め調べ、知ることは必須ですが、特に意識して欲しいことがあります。それは観察と連想です。物事をよく観察し視覚的だけでなく、キーとなるものを言葉や単語でたくさん書き出してください。授業や課題では、マインドマップを活用していますが、ほとんどの方に言えるのが言葉の連想が少ない印象です。とにかく連想を逆算ではなく、まさかと思うような言葉も書き出して広げてください。物事をよくみて観察することが連想を広げ点と点が線でつながりアイデアとなります。



デザインの本質を学べる環境
グラフィックデザインコースでは表面だけでなく、デザイン思考から本質的な表現に至るまでさまざまな角度から実績経験豊富な教員をはじめ、多領域にわたる講師陣でみなさまのまなびをサポートしています。みなさまのご入学をお待ちしております。

この記事をシェアする