文化コンテンツ創造学科

グラフィックデザイン

GRAPHIC DESIGN

デザインを通して日常を見つめ、伝わる表現を追求する。

平面表現を中心に、視覚コミュニケーションとしてのデザインを学び、
多様化するライフスタイルや社会の課題解決に向けて、
その可能性を追求していきます。

コースの特長

2025年度よりオンライン完結の
「手のひら芸大」へ順次移行予定。

(2026年度に完成予定)

01 初心者から経験者まで在学。

基礎から高度な専門知識・表現技術まで、段階的に習得することで、デザインを幅広く学べます。初心者も安心して取り組めるよう、まずはコンピュータ基礎からスタート。その一方、思考を深める大学ならではの学びを求めて、プロのクリエイターも在学しています。

02 発想力、企画力、表現力を育成。

実践的な課題に取り組むことで、発想力、企画力、表現力を育成。新しい視点によるアイデアの創出や、そのアイデアを発展させるための発想のプロセス、編集力を身につけます。

03 デザインによる課題解決をめざす。

グラフィックデザインの「思考」や「表現」を教養として学ぶことで、多様化・複雑化する社会においてデザイン表現での課題解決力を身につけます。

京都+スクーリングまたは東京+スクーリングの受講で卒業可
  • ※テキスト科目の課題提出は郵送指定となることもあります。
  • グラフィックデザイン

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学習内容や学習の進め方、入学に関する疑問を解決!

学びの4つのステップ

STEP1

グラフィックデザインの
基礎知識と技術を学ぶ。
タイポグラフィやピクトグラム、ウェブデザインなどの課題を通して、デザインの基本となる知識や表現方法を習得。専門的なスキルを高め、デザイン領域への興味を深めていきます。

タイポグラフィ WS(ウェブスクーリング)科目例 / CG基礎(Illustrator, Photoshop)グラフィックデザイン制作の基本アプリケーションであるAdobe IllustratorやPhotoshopの使い方を基礎から学びます。

STEP2

専門領域を深め、視覚伝達のための
情報編集力や思考力を養う。
知識と技術の習得を重ねながら、表現力だけでなく企画や編集に必要な発想力・構想力を学び、アイデアを生みだす力を身につけます。

文字組みとレイアウト スクーリング科目例 / 文字組みとレイアウトコンピュータによる文字組版の基本を学び、長文組版の構造を理解、ページレイアウトの方法を習得します。

STEP3

社会と関わりながら、これまで学んだ知識や技術を駆使して、独自の発想力・思考力を鍛える。
エディトリアルや広告、プロモーションなど実践的な課題に取り組み、実社会とデザインの関わりを考えながら、各自のアイデアをまとめていきます。また、企画から制作までのプロセスのなかで、表現スキルを高めます。

プロモーションデザイン スクーリング科目例 / プロモーションデザイン市場調査から新製品を企画し、ネーミング、パッケージデザイン、広告・キャンペーン展開まで、プロモーション企画の手法を学びます。

STEP4

学びの集大成として、新しい時代に求められるデザイン表現に挑戦する。
これまでの学習を通して学んできたことから、自身の研究テーマを見い出し、表現することをめざします。研究テーマにじっくり向き合い、社会に提案する新鮮なアイデアとビジュアル表現の融合をめざします。

卒業制作 スクーリング科目例 / 卒業制作作品は、京都瓜生山キャンパスやウェブ上での卒業制作展で対外的に発表。

入学~卒業までのステップ

4年間で学ぶことがら

1年間の学習ペース

【1年次入学】専門教育科目の1年間の履修スケジュール例

【3年次入学】専門教育科目の2年間の履修スケジュール例

学びの時間割

時間割

一気に課題に取り組もうとせず、通勤時間などのスキマ時間に小さなアイデアをためることが、毎日少しでも前進しているというモチベーションに。(図:在学時の1日/平日)

佐藤 未奈
佐藤 未奈
京都府在住
2020年度卒業

学費の目安

入学選考料 20,000円
入学金 30,000円
保険料 140円
授業料 355,000円 × 4年間 = 1,420,000円

卒業までの合計⾦額(4年間)
1,470,140円

入学選考料 20,000円
入学金 30,000円
保険料 140円
授業料 355,000円 × 2年間 = 710,000円

卒業までの合計⾦額(2年間)
760,140円

卒業後、通信制大学院 コミュニケーションデザイン領域で
学びを深めることもできます。

大学、短期大学、専門学校等をすでに卒業している方は、京都芸術大学通信教育部(大学)グラフィックデザインコースに3年次編入学ができるため、最短2年間で専門分野の基礎を身に付けられます。大学入学から大学院修了まで、最短4年間で学ぶことができます。
また、通信教育部卒業生は大学院入学時に入学金10万円が免除されます。

  • 書類審査

    書類審査
    (大学等の卒業証明書など)

    最短2年

    3年次編入学の出願資格に
    該当しない方は最短4年(1年次入学)

    通信教育部
    グラフィックデザインコース

  • 書類審査

    書類審査
    (指定提出物など)

    最短2年

    大学院
    コミュニケーションデザイン領域

  • 角帽

大学院 コミュニケーションデザイン領域

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学習内容や学習の進め方、入学に関する疑問を解決!

教員メッセージ

荒川 慎一

「欲しい未来は自分でつくる」
デザインを学ぶことで、
自分や社会の可能性に気づき、
自分たちの未来へ繋がるデザインを。

荒川 慎一
Arakawa Shinichi
専任講師

東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻修士課程修了。THE STUDIO TOKYOJAPAN、ASYL DESIGNに参加し、キャンペーン広告・エディトリアル・パッケージ・アートイベント運営等に関わり、独立。「D-KNOTS」を共同主宰。グラフィックデザインを軸にブランディング、写真、イラストレーションまで多岐に渡る活動を展開。『東京×千葉外房×京都』の三拠点を行き来しながら、地域メディアやローカルエリアのブランディングにも関わる。「デザインで人・物・状況 e.t.c.を結ぶ」をテーマに、写真とデザイン、教育を通して未来を考える日々。

特別栽培米「いすみっこ」パッケージデザイン/ブランディング/2016年

特別栽培米「いすみっこ」パッケージデザイン/ブランディング/2016年

このコースでは何を学べますか?
デザイン的思考と問題解決力を養おう。
 グラフィックデザインには「課題の発見と抽出、それらを解決するアイデアや対象となる物事のアイデンティティをビジュアル表現に代表させて社会にコミュニケーションを生み出すこと」が求められます。本コースでは作品制作を通じて、テーマを追い求める探究心と観察力、アイデアを生み出しまとめ上げる思考力や表現力などの総合的なデザイン力を学んでいきます。デザインによって新たな価値や選択肢を生み出し、それらを世に提示する力を身につけることは、皆さんの人生や世の中に対して想像以上にプラスの影響をもたらすでしょう。
どんな人に学んでもらいたいですか?
好奇心と共に楽しく学ぶこと。
デザインが好きな方、仕事にデザイン力を役立てたい方、新しいことを始めてみようというチャレンジ精神旺盛な方……すべての方を歓迎します。まずはさまざまなことを積極的に学んでいこうという向学心と、学びを楽しめる好奇心が大切です。一人ひとりが学習を通して、生活の中に普通に存在しているデザインや先人の知恵にたくさん気づき、新たな視点やスキルを獲得しながら、自らの成長を実感することでしょう。デザインや表現を探究し、自分自身や世の中にプラスの影響を与えることに力を惜しまず歩み続ける人に育ってほしいと願っています。
入学志望者へのメッセージを。
デザインで生活と人生を豊かに。
私たちの身のまわりには「デザイン」があふれています。それらの成り立ちをひもといて理解してゆく行為は、皆さんの中に新たな思考方法やロジック、異なる視点、高い解像度を伴った審美眼などを一つ一つ獲得してゆくことに他なりません。デザインを学ぶことはデザイン領域だけに留まりません。学ぶという行為は知性や教養の大海原へ自ら漕ぎ出してゆくことです。その過程で身につけた力は、自分自身や世の中にとって大切なこと、物事の本質、普遍性の発見につながり、皆さんの仕事や生活、人生を豊かに彩ってくれると信じています。

デザイナーへの夢×グラフィックデザイン=

佐藤瑠奈

佐藤 瑠奈
情報デザインコース グラフィックデザインクラス(1年次入学)
'18年度卒業 大阪府在住24歳
佐藤瑠奈

[大学の思い出]ギリギリまで悩んで苦しんだ卒業制作。「もっとデザインが魅力的で、前向きに活用したくなる防災グッズがあればいいのに、という想いをカタチにしました」。

※2021年度より情報デザインコースはグラフィックデザインコースとなります。

Reデザイン・学生ライフ

「卒業後、新卒入社した広告会社で、もうロゴやポスターの仕事を任せてもらえて」と、近況を生き生きと語る佐藤さん。じつは、入学時は〝通学部生〞だった。「1回生で体調を崩し、学びをあきらめかけたとき、通信教育部があるよ、と先生に教わって」。生活のけじめをなくさないよう、フルタイムのアルバイトをしながら転籍。「いきなりの孤独な学習に、最初はなじめませんでしたが、次第にエンジンがかかり、寝る間を惜しんでテキスト科目にも没頭」。「社会人向けだからか、通学部よりも実践的に思えました」。時折、スクーリングで大学に行くと、同じ歳の通学部生たちがはしゃぐ姿に胸をつかれるときもある。「ただ、自分もそうでしたが、受け身でなんとなく教わる通学部と、皆が目的を持って学んでいる通信教育部では、姿勢も充実度もかなり違う。転籍して良かった、と私自身は心から思います」。同年代や年上のクラスメイトと励ましあい、悩みに悩んだ卒業制作も無事に完成。「考え抜く力など、課題で積み重ねたものが、いま仕事で一気に開花している感じです」という佐藤さん。その学び盛り、伸び盛りは、いまからが本番である。

自分の音楽×グラフィックデザイン=

櫻井あみ

櫻井 あみ
情報デザインコース グラフィックデザインクラス(3年次入学)
'16年度卒業 京都府在住31歳
櫻井あみ

[大学の思い出]デッサンから人生初の映像作品まで、自身の成長がつまったポートフォリオ。「自分の課題はもちろん、多彩なクラスメイトの作品や制作意図にふれ、それに対する先生の講評を聞くのもためになりました」。

※2021年度より情報デザインコースはグラフィックデザインコースとなります。

デザインのテーマ

「昔から好きだったデザインを学び、音楽関係の仕事にも活かせたら」と、初心者ながら入学を決めた櫻井さん。その最大の成果は、意外にも「アナログ思考を学べたこと」だという。「PC作業ばかりと思っていたら、いきなり授業でノリやハサミを使って切り貼り。それが新鮮で楽しくて」。共通科目のデッサンでは、「自分に都合よく解釈せず、真実を見つめること」を学び、日常の考え方まで変わったという。そして卒業制作。大きなテーマを見つけたものの、表現技術に自信がない。迷っていた背中を押したのは、「人からどう見られるかより、自分が本当にやりたいものをやろう」という先生の言葉だった。「いまも、私の作品づくりのモットーです」。どんなに自由な表現ができるデジタル技術も、ただの手段でしかない。創造の根本に必要なのは、物事を丁寧に見つめ、手を動かしてつかむアイデアや発想。そんな櫻井さんのアナログ思考が、音楽と映像の斬新なコラージュ作品を生みだした。「まだまだ未完成、だけど、めざす道が見えました」。この大学で得た「考える技」で、つぎは何をつくろうか、じっくり模索中である。

新しい強み×グラフィックデザイン=

細川香織

デザインとは無関係の仕事からウェブデザイナーに転職。何の知識もなく入学し、科目ごとにいろんな角度から制作に取り組んでいくうち、自作のイラストを使った課題作品で思いがけない高評価をもらえました。さらに卒業制作でも、「つくる自分が楽しくないと、楽しい作品にはできない」という先生の言葉で、好きなイラスト表現に方向転換。自分の新しい強みを得られたことは、とても大きな成果でした。実際に、仕事でもデザインにイラストを活かすことが増え、いっそうやりがいを感じています。

細川 香織 '19年度卒業(3年次編入学)東京都在住 33歳

主観より俯瞰×グラフィックデザイン=

福田学

広告制作会社で日々時間に追われ、その場の流れで仕事をこなす自分に危機感を感じ、学び直すことを決意。課題を通して、造形の歴史やデザインへのプロセスをあらためて体感し、これまで主観を無理やり理詰めにしていた自らの欠点を発見。これこそが危機感だったと思いました。ものごとを俯瞰で観察し、考察するから、「気づき」が生まれ、デザインの本質がみえてくる。卒業制作のテーマ相談でも、課題に悩みすぎて自分を客観視できなかったところ、先生の言葉で「気づき」を得られ、その大切さを再認識しました。

福田 学 '19年度卒業(1年次入学)東京都在住 43歳

長崎への想い×グラフィックデザイン=

松下 洋子

独学ではものたりず、もっと専門的に学びたいと入学。京都に通うなかで、これまであまり関心がなかった地元・長崎の魅力や問題点に気づき、課題を通して掘り下げるようになりました。また、デザインが目的を達成する、あるいは問題を解決するために用いる視覚的な手段だと教わり、「人のために機能するデザイン」を考える姿勢も身につきました。学ぶうちに「長崎にデザインで関わりたい」という想いが深まり、卒業後は地元企業のデザイナーに。日々、制作に取り組むなかで、本学での学びが活きているのを感じています。

松下 洋子 '19年度卒業(1年次入学)長崎県在住 24歳

解けなかった答え×グラフィックデザイン=

藤本千里

藤本 千里
情報デザインコース(3年次編入学)
'13年度卒業 東京都在住37歳
藤本千里

[近況ニュース]卒業後転職活動をはじめ、念願の制作会社へ。現在は主にWeb制作を手がける。
GUCIO & CO.

※2021年度より情報デザインコースはグラフィックデザインコースとなります。

デザインをとおして広がる世界

Web広告やフライヤーをつくる職に就いていた藤本さん。仕事をしながらも「デザインってなんだろう」という疑問を抱きつづけ、「あらためて情報デザインを学び直したい」と本コースに入学した。「どの課題も実践的で、仕事にも役立ちました」。たとえば広告をつくる授業では、あえて他の学生の案を取り入れる課題で、表現の広がりを実感。「職場でも、いろんな意見に積極的に耳を傾けるようになりました」。「デザインは表面的なところばかり捉えられがちだけど、実は問題解決に挑む根本的な”考える力”を得るということがデザインにとって重要なことなのではないか」。本学で核心を学ぶうち、知りたかった疑問に自分なりの答えを出せた。
「知れば知るほど、もっと本格的にデザインをする環境に身を置きたい」と思うようになり、卒業後は、企業コンサルに伴うWebサイトや、紙媒体を制作する会社に転職。「様々な技術が発展していく中、表現方法はどんどん広がっています。その中で解決できる問題や新しい価値を見出していけるような人になりたい。迷うことや良い案が浮かばず苦しむことも多いですが、それも何かを作ることの醍醐味だと思う。そうやって苦労してできたものに誰かが喜んでくれると喜びも一入です」。また新たな環境で、藤本さんの新しいデザインが生まれる。

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