空間演出デザインコース
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2022年03月08日
【空間演出デザインコース】灯り(あかり)のデザインを学ぶ
皆さまこんにちは。
空間演出デザインコース(空デ)研究室の桐畑です。
長い冬もいよいよ終わりに近づいてきました。今年は例年になく冷え込みましたね。
お元気にお過ごしですか?
本日は、瓜生山キャンパスで開講された『空間演出デザインⅤ-10 あかりのデザイン』のスクーリング風景をお届けいたします。
この科目では、素材から照明オブジェを製作し、魅力的なフォルムデザインと表現力・構想力を養います。
空間を魅力的に魅せるライティングとは違い、光そのもの(あかり)のデザインを学ぶわけですね。

制作工程の第一歩として、各自が事前課題でまとめてきたデザイン案(エスキスシート)をもとにコンセプトとフォルムデザインを絞り込みます。このアイデアをもとに先生と相談しながら制作方法をさらにブラッシュアップしていきます。もちろん、エスキス通りスムーズに制作に取り掛かれませんが、コンセプトを明確にさせることは計画的に仕上げるためにも重要です。事前課題の取り組み方で作品の完成度が決まるといっても過言ではないよう。大切です。事前課題。
フォルムが決定すればいよいよ制作開始。
制作に使用する素材は「竹ひご」と「和紙」のみ。
フレームにあたる竹ひごは熱を加えることで曲げることができたり、洋紙に比べて長い繊維質を持つ和紙は手で揉むことで強度が上がり、重ねることででその表情やシルエットも様々演出することができます。しかし、そこは自然素材。当初はなかなか思い通りにカタチを整えることが難しい!普段、あまり触れる機会のない素材に皆さん悪戦苦闘されておられました。フレームは接着部分を木綿糸で巻きつけた上に接着剤で固定し、その上に和紙を糊で貼っていきます。



2日目を迎えるあたりでは手つきも初日に比べ、さまになってきました。まるで伝統職人のように黙々と和紙を貼っていきます。


おおよそのカタチが仕上がれば実際に電球を入れてみての検証。思い通りのあかりやシルエットが出ずに、ブラッシュアップの繰り返し。実際に置かれる空間のシュチュエーションも考えながらあかりをコントロールしていきます。構想力が求められる場面ですね。だんだんと素材の特性をつかみ、皆さん自分なりの表現方法を見つけられた様子。完成に向けてもうひと踏ん張り!

時間ギリギリまで制作に取り掛かり、作品が講評室に一堂に並びます。個性豊かなあかりが幻想的ですね。
作品を前にそれぞれがコンセプトや制作意図をプレゼンしていきます。3年次ともなると、発表も慣れた様子で、身振り手振りも加えての力説です。思うように、素材を扱うことができなかったとの声も多く聞かれましたが、どの作品もシュチュエーションや生活シーンが想像できる力作に仕上がっていましたよ。制作を通してのフォルムデザインはもちろんのこと素材の特性をコントロールすることは、作品との向き合い方にも活かされる貴重な学びになったようです!


空間演出デザインコース| 学科・コース紹介
空間演出デザインコース(空デ)研究室の桐畑です。
長い冬もいよいよ終わりに近づいてきました。今年は例年になく冷え込みましたね。
お元気にお過ごしですか?
本日は、瓜生山キャンパスで開講された『空間演出デザインⅤ-10 あかりのデザイン』のスクーリング風景をお届けいたします。
この科目では、素材から照明オブジェを製作し、魅力的なフォルムデザインと表現力・構想力を養います。
空間を魅力的に魅せるライティングとは違い、光そのもの(あかり)のデザインを学ぶわけですね。

制作工程の第一歩として、各自が事前課題でまとめてきたデザイン案(エスキスシート)をもとにコンセプトとフォルムデザインを絞り込みます。このアイデアをもとに先生と相談しながら制作方法をさらにブラッシュアップしていきます。もちろん、エスキス通りスムーズに制作に取り掛かれませんが、コンセプトを明確にさせることは計画的に仕上げるためにも重要です。事前課題の取り組み方で作品の完成度が決まるといっても過言ではないよう。大切です。事前課題。
フォルムが決定すればいよいよ制作開始。
制作に使用する素材は「竹ひご」と「和紙」のみ。
フレームにあたる竹ひごは熱を加えることで曲げることができたり、洋紙に比べて長い繊維質を持つ和紙は手で揉むことで強度が上がり、重ねることででその表情やシルエットも様々演出することができます。しかし、そこは自然素材。当初はなかなか思い通りにカタチを整えることが難しい!普段、あまり触れる機会のない素材に皆さん悪戦苦闘されておられました。フレームは接着部分を木綿糸で巻きつけた上に接着剤で固定し、その上に和紙を糊で貼っていきます。



2日目を迎えるあたりでは手つきも初日に比べ、さまになってきました。まるで伝統職人のように黙々と和紙を貼っていきます。


おおよそのカタチが仕上がれば実際に電球を入れてみての検証。思い通りのあかりやシルエットが出ずに、ブラッシュアップの繰り返し。実際に置かれる空間のシュチュエーションも考えながらあかりをコントロールしていきます。構想力が求められる場面ですね。だんだんと素材の特性をつかみ、皆さん自分なりの表現方法を見つけられた様子。完成に向けてもうひと踏ん張り!

時間ギリギリまで制作に取り掛かり、作品が講評室に一堂に並びます。個性豊かなあかりが幻想的ですね。
作品を前にそれぞれがコンセプトや制作意図をプレゼンしていきます。3年次ともなると、発表も慣れた様子で、身振り手振りも加えての力説です。思うように、素材を扱うことができなかったとの声も多く聞かれましたが、どの作品もシュチュエーションや生活シーンが想像できる力作に仕上がっていましたよ。制作を通してのフォルムデザインはもちろんのこと素材の特性をコントロールすることは、作品との向き合い方にも活かされる貴重な学びになったようです!


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