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通信教育課程 入学課

2022年04月06日

新しい夢と人生のスタート - 2022年度 京都芸術大学通信教育課程 入学式レポート-

こんにちは、通信教育課程 事務局です。
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます!



2022年4月3日(日)、通信教育課程の「入学式」が京都・瓜生山キャンパスにて挙行されました。
春入学の出願受付は【2022年1月23日~4月7日(木)】のため、入学審査・手続きの関係で入学式をご案内できるのは2月中に出願手続きをされたみなさまとなりますが、直接式典には参加できずともライブ配信で生中継をそれぞれの場所でご覧いただく形で、全国から新入生たちに向けた学長のメッセージを視聴される方も多くいらっしゃいます。

まだ出願受付中のため、2022年度の最終入学者数は確定していませんが、現段階で過去最高の出願数で推移しております。本当にたくさんの方々が芸術を学ばれることを自ら選び入学されていることに教職員一同、大変うれしく感じております。

 

副学長・上田篤先生(空間演出デザインコース)、学部長・石神裕之先生(歴史遺産コース)が新入生をお出迎え!



本学副学長の上田篤先生が説明会等で出願前の検討者に向けて、「やってみたいと思ったときは、まず動く!」というメッセージをよく送られています。「学びたい」と思った気持ちを大切に、決意の一歩を踏み出された方がこれほど多くいらっしゃることに、深く尊敬の念を抱きます。

 
「僕たちの目の前には、59段の架け橋、ひとつ階段を上ると、未来が近づいてくる」

「59段の架け橋」とは、キャンパス入り口の「大階段」のことを指しているのですが、実はこの階段は、キャンパスの奥の方までずっと続いています。「天に翔ける階段」という名が示すとおり、まるで天空まで続くかのよう。
式典会場となる「直心館(講堂)」はこの大階段を上った先にあるため、新入生の皆さんは階段の長さに驚かれながらも1段ずつ踏みしめながら会場の方に足を運ばれていました。


 

13時より始まった式典は、本学教授の松平定知先生による、本学の理念「京都文藝復興」の朗読からスタートいたしました。

参加にあたり服装指定はございませんが、例年スーツを着用されている方が多い印象です




 

生きるとは何か、生命とは何か、それらを大きく育む宇宙とは何か。
哲学や宗教、文学や芸術表現が追求し続けてきた、この根源的な問題について、
今や良心ある多くの人々が、生涯をかけた探求へと向かいはじめている。
我々はそこに、万物に対する謙虚さと天地自然への畏敬の念に満ちた、
創造的精神の復興の兆しを見いだし、
現代を超克し未来を拓くに至る、たしかな可能性を確信する。

「京都文藝復興」より抜粋。前理事長・徳山詳直による大学創設時のエネルギーに満ちた建学の理念です。是非ご一読ください。新入生の皆さんも真剣な表情で耳を傾けておられました。

つづいて吉川左紀子学長からの式辞です。


「多様な価値を認めること、そのことで人間の社会ははじめて良い方向に向かっていくことができます。どちらかを受け入れ、どちらかを捨てるという発想ではなく、価値の多様性を取り入れた複雑で複合的な社会をどう作っていくかが、21世紀を生きる私たちの課題だと思っています。

芸術・アート・デザインの未来についてみなさんもぜひ考えてみてください。良い仲間を見つけてください。学ぶ楽しみだけでなく伝える楽しみも味わってください。学びの中からご自身のライフワークとなるような楽しみや喜びを見つけていただきたいと願っています。」
と新入生たちを激励しました。

そして本学名物の和太鼓教育センターによる、新入生を歓迎する祝奏が会場中に力強く響き渡りました。


なかなか文章ではお伝えしにくいのですが、「音が聞こえる」というよりも、音そのものが身体の奥に響いて、心を揺さぶるような感じです。大小さまざまな和太鼓の音が見事にシンクロし、演奏者の真剣な眼差しや時折見せる笑顔がとても魅力的でした。



続いて、入学生を代表して、通信制大学院学際デザイン研究領域に進学された中務 亜紀さんと、通信教育部芸術学部美術科書画コースに進学された 橋 幸男さん より「入学の辞」をお読みいただきました。

中務さんは、「自分をみつめなおすこと、他者をみつめなおすことを深め、自分ではない誰かのためのデザインを探求したいと考えています。これまで関わることのなかったような考えや価値観を持つ方と、共に実践する学びは、大きな刺激になるだろうとワクワクしています。」

と今後の抱負と意気込みをお話されました。

20224月に開設された書画コースの第1期生としてご入学された橋さんは、

「芸能生活引退後の夢と目標を与えていただいた人生最高の出来事のひとつである。私のこれからの新たなる人生の夢を実現したいと言う果てしなき思いが募り、そんな中から学び足りなかった学生時代をもう一度最後に体験したい思いがふつふつと沸いて来たのです。今年から学ばれる新入生の皆様と良き同期生、友人となり、私に取っての新しい「夢と人生のスタート」を切れる事に、今心のワクワク感と喜びを感じております。」

と、学習への決意を表明されました。

 

最後に徳山豊理事長より、歓迎の辞です。
「本日はみなさんを直心館でお迎えすることとしました。たいへんしんどかったと思います。一段一段階段をお上りいただき、その一段ごとに景色が変わっていたはずです。これからみなさんは学びという階段を上られます。一段一段、本日と同じように色々な出来事に遭遇しながら新しい発見や時にはご苦労されることもあるかと思います。ですが、その一段一段を上ることで皆さんが見る景色も必ず変わります。私たちはそんな皆さんを共に支えます。」


式典終了後は、各コースに分かれて新入生ガイダンスや個別相談会を実施いたしました。ご入学後、どのように学習を進めていくのか新入生の皆さんにとっては大きな不安かと思いますが、皆さんが安心して学習に取り組めるよう教職員一同全力でサポートしてまいります!

グラフィックデザインコースの様子。どのコースも遠隔で参加する学生さんもいるので、Zoom中継しハイブリッドで開催しています。



通信教育部美術科陶芸コースでは西村先生が教材や道具について熱心に説明されています



今春1期生となる新入生と会えました!書画コースの桐生眞輔教員。入学式の看板も手掛けられました。



建築デザインコースはご自宅での作業スペースのモデルを教室につくって紹介されていました。



洋画コースでは鉛筆デッサンの実演もありました。



事務局スタッフによる個別相談コーナーも同時開催



 

▼2023年度オンライン入学説明会のアーカイブをご視聴いただけます

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