写真コース
- 写真コース 記事一覧
- 【写真コース】意外と知らない?カメラのSDカードの使用時の注意点
2022年10月13日
【写真コース】意外と知らない?カメラのSDカードの使用時の注意点
こんにちは。通信教育部 写真コース 非常勤講師の大河原です。
デジタルカメラで撮影した写真を保存する記録メディア。代表的なものではSDカードやコンパクトフラッシュなどがありますが、みなさん、買ってそのままカメラに挿して使用していませんか?また、他のカメラと入れ替えて使っていませんか?パソコンに挿してUSBメモリのように使用していませんか?
実は意識しないで使っていると、不具合の原因になる場合もあるかもしれません。
今回のブログではSDカードを例に、デジタルカメラの記録メディアを取り扱う際に気を付けておきたいポイントについて解説します。
意外と知らない方も多いのではないかと思うのですが、お使いのデジタルカメラで新しくSDカードを使う場合は「カードの初期化」を行います。カードの初期化は「フォーマット」と言う場合もあります。新品のカードの場合はカメラに挿すだけで問題なく使用できるものも多いとは思いますが、カードの初期化(フォーマット)は、カードの中身を消去すると共に、カメラでそのSDカードを使う準備を整える役割があるため、使用前に一度行っておくと、安心してカメラやSDカードを使うことができます。
また、別のカメラで使用したカードを差し替えて使用する場合も、必ず使うカメラで初期化(フォーマット)してから使用します。
なお、カードを初期化(フォーマット)するとカードの中身が全て消去されるため、注意が必要です。削除したくないデータがある場合はあらかじめパソコンにコピーしておくようにしてください。
カメラのメニューで削除を行う場合、撮影データは完全には削除されません。
場合によってはカードに写真が入っていないのに、保存容量がいっぱいに。ということもあります。そうしたエラーを防ぐため、定期的にカードを初期化(フォーマット)する習慣にしておくと良いかと思います。
初期化することで、カードの中身を空にすることができます。
私の場合は、撮影データをパソコンにコピーした後、カードの中身を全削除するタイミングで、都度カードの初期化(フォーマット)を行っています。
また、何らかのエラーが出てしまった場合も初期化(フォーマット)を行うことで解決する場合があります。
SDカードなどの記録メディアはカメラやパソコンに接続した際の電気を利用してデータを保存しています。そのためデータの長期保存には向いていません。撮影したデータはパソコンや外付けハードディスクなどの記録メディアにコピーして保存するようにしましょう。
撮影後、撮影したデータはパソコン本体や外付けハードディスクなどにコピーして整理、保管します。SDカードに入っているデータは次の撮影に向けて削除しますが、この時に、SDカードの中身をパソコン上で削除したり、またパソコンからカードの中に新しくフォルダを作成したり、関係のないデータをコピーしたりすると、カードの不具合の原因となる場合があります。基本的にはカメラのSDカードの中身はパソコンで操作しないようにしておくことが得策です。撮影データの削除もカメラ本体で行うように心がけておきましょう。
ただし、カメラやレンズのファームウェアをアップデートする際にパソコンでダウンロードしたファームウェアのデータをSDカードにコピーすることもありますので、例外もあると思っておくと良いかと思います。
SDカード特有の機能ですが、カードの側面にロックスイッチがあります。
このロックが下がっていると、カードのデータの変更・削除ができなくなってしまうため、撮影ができない原因となってしまいます。
日常的な抜き差しでロックが下がることはほぼありませんが、万が一に備えて覚えておくと良いかと思います。
以上、記録メディア使用時の注意点でした。SDカードロックスイッチ以外は、そのほかの記録メディアにも同様に考えていただいて良いかと思います。
簡単にまとめると
1、 カードの初期化(フォーマット)を行う。
2、 カードの中身をパソコンで操作しない。
ということを意識しておくと、カードの写真データが読み込めないなどのエラーを防ぐことができるのではないかと思います。どちらも基本的なことではありますが、実際に授業でもお伝えしている内容です。
デジタルカメラを使う際に参考にしていただければ嬉しく思います。
大河原光
写真コ―ス紹介ページ
写真コース研究室ブログ|学生や教員の活動の情報を発信中。
京都芸術大学 通信写真コース 非公式Facebookページ|在学生・卒業生による情報交換グループ
デジタルカメラで撮影した写真を保存する記録メディア。代表的なものではSDカードやコンパクトフラッシュなどがありますが、みなさん、買ってそのままカメラに挿して使用していませんか?また、他のカメラと入れ替えて使っていませんか?パソコンに挿してUSBメモリのように使用していませんか?
実は意識しないで使っていると、不具合の原因になる場合もあるかもしれません。
今回のブログではSDカードを例に、デジタルカメラの記録メディアを取り扱う際に気を付けておきたいポイントについて解説します。
1. 使う前にはカードを初期化(フォーマット)する。
意外と知らない方も多いのではないかと思うのですが、お使いのデジタルカメラで新しくSDカードを使う場合は「カードの初期化」を行います。カードの初期化は「フォーマット」と言う場合もあります。新品のカードの場合はカメラに挿すだけで問題なく使用できるものも多いとは思いますが、カードの初期化(フォーマット)は、カードの中身を消去すると共に、カメラでそのSDカードを使う準備を整える役割があるため、使用前に一度行っておくと、安心してカメラやSDカードを使うことができます。
また、別のカメラで使用したカードを差し替えて使用する場合も、必ず使うカメラで初期化(フォーマット)してから使用します。
なお、カードを初期化(フォーマット)するとカードの中身が全て消去されるため、注意が必要です。削除したくないデータがある場合はあらかじめパソコンにコピーしておくようにしてください。
2. 定期的にカードを初期化(フォーマット)する。
カメラのメニューで削除を行う場合、撮影データは完全には削除されません。
場合によってはカードに写真が入っていないのに、保存容量がいっぱいに。ということもあります。そうしたエラーを防ぐため、定期的にカードを初期化(フォーマット)する習慣にしておくと良いかと思います。
初期化することで、カードの中身を空にすることができます。
私の場合は、撮影データをパソコンにコピーした後、カードの中身を全削除するタイミングで、都度カードの初期化(フォーマット)を行っています。
また、何らかのエラーが出てしまった場合も初期化(フォーマット)を行うことで解決する場合があります。
3. データの長期保存はSDカードでは行わない。
SDカードなどの記録メディアはカメラやパソコンに接続した際の電気を利用してデータを保存しています。そのためデータの長期保存には向いていません。撮影したデータはパソコンや外付けハードディスクなどの記録メディアにコピーして保存するようにしましょう。
4. SDカードの中身は基本的にはパソコンで操作しない。データの削除はカメラ本体で行う。
撮影後、撮影したデータはパソコン本体や外付けハードディスクなどにコピーして整理、保管します。SDカードに入っているデータは次の撮影に向けて削除しますが、この時に、SDカードの中身をパソコン上で削除したり、またパソコンからカードの中に新しくフォルダを作成したり、関係のないデータをコピーしたりすると、カードの不具合の原因となる場合があります。基本的にはカメラのSDカードの中身はパソコンで操作しないようにしておくことが得策です。撮影データの削除もカメラ本体で行うように心がけておきましょう。
ただし、カメラやレンズのファームウェアをアップデートする際にパソコンでダウンロードしたファームウェアのデータをSDカードにコピーすることもありますので、例外もあると思っておくと良いかと思います。
5. SDカードのロックスイッチに注意
SDカード特有の機能ですが、カードの側面にロックスイッチがあります。
このロックが下がっていると、カードのデータの変更・削除ができなくなってしまうため、撮影ができない原因となってしまいます。
日常的な抜き差しでロックが下がることはほぼありませんが、万が一に備えて覚えておくと良いかと思います。
以上、記録メディア使用時の注意点でした。SDカードロックスイッチ以外は、そのほかの記録メディアにも同様に考えていただいて良いかと思います。
簡単にまとめると
1、 カードの初期化(フォーマット)を行う。
2、 カードの中身をパソコンで操作しない。
ということを意識しておくと、カードの写真データが読み込めないなどのエラーを防ぐことができるのではないかと思います。どちらも基本的なことではありますが、実際に授業でもお伝えしている内容です。
デジタルカメラを使う際に参考にしていただければ嬉しく思います。
大河原光
写真コ―ス紹介ページ
写真コース研究室ブログ|学生や教員の活動の情報を発信中。
京都芸術大学 通信写真コース 非公式Facebookページ|在学生・卒業生による情報交換グループ
おすすめ記事
-
写真コース
2022年11月05日
【写真コース】SDカードを選ぶ際のポイント。どこに注目して選んだらいいのでしょう?
こんにちは。通信教育部 写真コース 非常勤講師の大河原です。 写真コースでの学習を始めるために必要なデジタルカメラですが、写真を撮影するためにはカメラ本体だけで…
-
写真コース
2021年12月02日
【写真コース】入学時に必要な機材について、簡単に解説します。
こんにちは。通信教育部 写真コース 非常勤講師の大河原です。 今回のブログでは、入学時に必要となる撮影機材について簡単に解説したいと思います。 入学説明会でも多…
-
写真コース
2024年05月02日
【写真コース】2024年度新入生ガイダンス実施レポート
皆さん、こんにちは。京都芸術大学写真コース業務担当非常勤講師の寺田健人です。 2024年度ももう一ヶ月が過ぎ、寒かった春からいっぺん少しずつ暖かい日が続いてきま…