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写真コース

2024年05月02日

【写真コース】2024年度新入生ガイダンス実施レポート

皆さん、こんにちは。京都芸術大学写真コース業務担当非常勤講師の寺田健人です。

2024年度ももう一ヶ月が過ぎ、寒かった春からいっぺん少しずつ暖かい日が続いてきましたね。いかがお過ごしでしょうか。

今日は、写真コース外苑キャンパスで行われた新入生ガイダンスの様子をレポートします。

京都芸術大学外苑キャンパスはJR信濃町駅、東京メトロ青山一丁目駅から10分の位置にあります。秋は銀杏並木の紅葉が美しく、一年中野球の試合が行われていて賑やかな雰囲気の街です。

こちらが正門。対面で参加された新入生の皆さんがこちらで写真を撮られていました。

正面入り口を入ったところ。吹き抜けが美しいです。お昼はここでランチをする学生が多いです。たまに卒業生の方が運営しているお弁当やさんがいらっしゃるのですが不定期ですので要確認。

ガラス張りの教室と中庭。野外での撮影実習の際はこの中庭でレクチャーをすることもあります。また、他の専攻の学生さんが絵を書いていることもあります。

2階テラスのカウンター席、ここでもお昼を食べていると気持ちがいいです。

ガイダンスは、対面とオンラインの両方で行われました。

どの授業も対面とオンライン形式で実施していますので、ご自身のスケジュールに合わせて選ぶことができるのが本大学の魅力の一つです。
オンラインの場合は、必ずzoomというアプリを使用しますので使い方を覚えるようにしましょう。

また、ガイダンス中にも相談がありましたが授業で使う機材や三脚などは以前ブログでも紹介していますので下記を参考してください。

【写真コース】入学時に必要な機材について、簡単に解説します。
https://www.kyoto-art.ac.jp/t-blog/?p=100900

また、ガイダンスでは卒業生のOBOGが来てくださり、これまで受けたテキスト課題のサンプルや学校生活についてのアドバイスを新入生に教えてくださいました。

その様子。皆さん興味津々にポートフォリオを拝見していました。





 

また、新入生の皆さん向けに卒業生、在校生の方からコメントをいただきましたのでご紹介します。

 ①大木美征さん(2021年1年次入学)

工業高校を出て30年近く経ち、コロナ禍によって自分を見つめる時間が増えた。妻から写真を学べる通信大学があるが、行ってみてはどうか?と言われた一言が新しい学びのスタートである。
私は1年次入学であるため、卒業までに124単位を取得しないと卒業出来ない社会人学生であった。(過去形なのは現在107単位取得しているからだ)
大学卒と言う称号を得る為に入ったかと言うとそれだけでもなく、カメラの勉強をしたかった為に選んだ大学だ。写真だけ学ぶなら、本を良く読み、どこかのスクールに通うのでも良い。しかしながら「芸術」を学び、好きな写真を「芸術」と繋げる事も大事では無いかと考えた結果が本校、京都芸術大学通信部美術科写真コースであろう。

ここからは通信大学に関し私が悩んだ事、必要な事、感じた事を箇条書きにしてみる。
1,  「同じ境遇の友達は近くにいると理解する事」新しいことへの悩みは同じであるから声をかけてみては?
2,  「隣に座った学生は生涯大事な友人になる可能性が大きい」興味が同じで話が合う人は、何故か座る席が近い。
3,  「写真と芸術を教える先生は丁寧な教え方をする。」写真を学びながら芸術を学ぶなんて贅沢極まりない。
4,  「藝術学舎は美術に関する初めの一歩でもあり、単位認定はありがたい。」→MAX40単位取得できる事は多岐に渡り選択肢が増える学びである。

最後に、悩んだらコンシェルジュ、同級生、air-Uへ投稿、の順に聞くのが良いと思う。

 

②森下 聖子さん (2019年度卒業・2013年度入学)

新入生の皆さま、ご入学おめでとうございます。新たに始める学びの期待感とともに、不安でいっぱいだった入学当初を思い出します。

私は退職して介護をしていたころに「社会との接点をもちたい」との思いで入学しました。なので「芸術大学で写真を学ぶ」ということの、明確な目的や意識がありませんでした。それを見抜かれたのでしょう。入学間もないころに提出した作品課題で、表現ということがわかっていないという指摘とともに「表現に関しての理解には長い時間がかかるので、たくさんの美術書を読み、1回でも多く美術館に足を運ぶように」という講評をいただき,当時かなり落ち込みました。しかし、これがなかったら卒業まで辿り着けていなかったかもしれない、とも思います。これから課題やスクーリングの講評でショックを受けることがあるかもしれませんが、前向きに捉えて学びを進めてください。と先輩風を吹かせてみました。

現在も写真集を見たり、美術館鑑賞は楽しいので続けています。卒業してしまうと「学生割引」の有難さが身にしみます。大いに活用してくださいね。

 

 ③外川哲也さん(2022年度(2023年3月)卒業、2019年4月入学)

「写真作品とは?」という一つの疑問から、私の社会人大学生としての生活が始まりました。あれこれとやった4年間でしたが、振り返ってみると写真を大学で学ぶことの魅力は「発見」「刺激」「共有」、この3つだったのではないかと思っています。

「発見」学びの中で新たな発見があるたびに「学べる」という事への特別感を今でも感じています。新たに出会う情報はとても魅力的で、日々、自分の知識となっていくことを実感しています。
「刺激」学友や先輩方から受ける全てのことが刺激的です。ユニークなアイデアを持った人、抜群にセンスが良い人、専門的なことに詳しい人、さまざまな刺激を身近で感じられる魅力的な場です。
「共有」さまざまなスタイルで学べるのが通信教育の良いところです。オンライン授業が増え学友と会うチャンスが決して多くはありませんが、授業が一緒になったら、ぜひ、同期入学や先輩方と交流を持って情報を共有してください。もし可能であればLINEなどのSNSで繋がってみてください。わからないこと、自分では気付かないこと、情報をキャッチするアンテナが仲間の数だけ大きくなり、きっと皆さんの助けになってくれるはずです。

先生方や学友に助けられながらの大学生活でしたが、私にとって学校はある種の「沼」だったように思います。その沼にハマった結果、本学通信教育の大学院へ進むこととなり現在も学生を続けています。皆さんもぜひ「沼」にハマって大学での学びを楽しんでいただけたらと思います。

 

 ④土居千賀子 さん(入学年:2022年度 3年次編入 卒業年:2023年度)

新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。 この3月に無事に卒業したての土居と申します。あっという間の2年間でした。学生ではなくなって寂しい今日この頃です。

元々、自己流で写真を撮っていましたが、もっと表現の幅を広げるため、そして基礎からしっかり勉強するために入学しました。

2年間の学びを振り返り、基礎をしっかり学べたことは、表現の幅を広げるための自身のベース となりました。例えば「花を柔らかく表現したい」のであれば(一般的には)露出を上げるなどです。最初の演習課題などでも様々な露出やシャッタースピードで撮る課題がありますが、課題だからではなく、普段から被写体に対して様々な露出やシャッタースピードで撮り、その違いを自分 の中に蓄積されていくと良いかと思います。
演習課題に対して不安がある方は、年間に何度か行われるデジタル特別講義に参加されることを お勧めします。不安がない方も新たな気付きを得られることがあります。講師の先生方がポイントを解説してくれたり、直接質問もできます。個人的には、大まかな特別講義年間スケジュールが事前に知らされていると嬉しかったかもと今になって思ったり。
また、今年度から、airUコミュニティで「卒業生コーチ相談室」が設定され、気軽に相談できる 場ができましたね。

履修計画についてですが、最初、コース専門の科目以外は、必要単位を取れば良いんだなぁと ざっくりと考えており、5月になって「学部共通専門教育科目」の単位を取らねばならないことに 気がついて、慌てて履修計画を練り直した過去があります。次に進むために必要な点はしっかり確認しましょう。また、何をいつまでに行うというスケジュール管理は大切ですが、学びを楽し みながら、焦らず、ひとつひとつを着実に、丁寧にこなして卒業まで頑張ってください。

特に、1年次入学の方は、最低でも4年間モチベーションを維持する必要があります。同期で入学した3年次編入の方が先に卒業して焦ることもあると思いますが、自分のペースで着実に学びを進めてくださいね。

 

皆さんにとって実りのある2024年度になりますように。これからどうぞよろしくお願いいたします。

 寺田

 

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