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2022年11月05日
【写真コース】SDカードを選ぶ際のポイント。どこに注目して選んだらいいのでしょう?
こんにちは。通信教育部 写真コース 非常勤講師の大河原です。
写真コースでの学習を始めるために必要なデジタルカメラですが、写真を撮影するためにはカメラ本体だけではなく、SDカードなどの記録メディアが必要になります。すでにカメラをお持ちの方は、カメラ購入時に店員さんに勧められて同時購入した方も多いのではないでしょうか。
値段やメーカーも様々で、どのカードを選んだら良いのか迷いますよね。よくわからないので、お店の店員さんにお勧めされたカードを買うという方も多いのではないでしょうか。もちろん、それでも間違いはないと思うのですが、せっかくなら、チェックしておくポイントを知りたくはないですか?
カメラの記録メディアは、コンパクトフラッシュやSDカードなど、さまざまな種類がありますが、今回のブログでは最も一般的だと思われるSDカードを例に、記録メディアを選ぶ際のポイントを解説します。
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デジタルカメラで使用するSDカードを選ぶ際に確認しておきたいスペックとしては、容量、最高転送速度(書き込み速度、読み取り速度)、スピードクラス、耐久性、信頼性などがあります。
これらの項目に注目してみると、SDカードを選ぶ際の判断ポイントがわかりますので、以下にそれぞれの項目がどのようなものを意味するのか、整理してみました。
■【容量】
容量の大きなSDカードを使用すると、それだけ多くの写真や動画を記録することができます。

ちなみに一言にSDカードといっても、保存容量によって、SDカード(2GBまで)SDHCカード(4〜32GB)SDXCカード(64GB〜2TBまで)と複数の規格があります。1枚のカードにどれくらいの容量が必要になるかどうかは、お使いのカメラや使い方によって変わるため、何ギガ以上の容量が必要になるかということを一概に決めにくいのですが、2022年現在の私の個人的な意見としては、写真の場合は32GBか64GB、4K動画を撮る場合は128GBくらいの容量があると、ある程度満足に使えるのではないかと思っています。もちろん多いに越したことはありません。
ただし、SDカード自体が故障したり、紛失してしまったりする可能性はゼロではないため、専門的に写真や映像制作に取り組む場合は必然的に複数のカードが必要になります。ですので、いきなり大容量のカードを1枚だけ買うよりは、ある程度の容量のカードを2枚以上持っておく方が安心かもしれません。なお、通信写真コースで学習を進める場合には、授業内でのデータ提出やカードの破損などのもしもの場合に備えて、2枚以上のSDカードが必要になります。
■【書き込み速度】
SDカードにデータを書き込む際の最高転送速度。連写して撮影をする場合などに差が出てきます。なるべく書き込み速度の早いカードを選んでおくとストレスなく撮影を行うことができます。ちなみに、書き込み速度はパッケージに記載されています。
■【読み取り速度】
SDカードからデータを読み取る際の最高転送速度。読み取り速度の速いカードでは、SDカードからパソコン本体への写真のコピーも素早く行うことができます。
■【スピードクラス】
動画を記録する際に必要な「最低転送速度」を表す規格です。「スピードクラス」「UHSスピードクラス」「ビデオスピードクラス」と3種類の規格があり、それぞれのクラスで最低転送速度が変わります。例えば、UHSスピードクラス3なら1秒間に30MB以上の転送速度を持っています。
カメラごとで必要なスピードクラスは異なるので、購入するカメラのホームページなどを確認し、推奨されているスピードクラス以上のカードを使用すると良いでしょう。
■【耐久性】
SDカードは静電気や衝撃など、何らかの原因でデータが消えてしまったり破損してしまったりする可能性がゼロではありません。各メーカー、SDカードの耐久性や速度でランクが分けられていますので、耐久性の高いカードを使用すると安心して撮影に臨むことができます。予算に余裕があれば上のランクのカードを選んでおくと良いでしょう。
読み取り速度やスピードクラスなど、少し難しい話になってしまいましたが、新しいカメラに古いSDカードを使おうとすると、速度や容量などが足りなくて満足にカメラの性能を発揮できない。という可能性もありますので、新しくカメラを購入する際には、対応するSDカードの同時購入を検討しても良いかもしれません。
ポイント1で解説したスペックはメーカーやカードの種類によって異なります。ネットショップなどでは高スペックのカードが比較的安い値段で手に入る場合もありますが、中にはスペック通りの性能が出ない製品が紛れていることもあるようですので、正規品を購入しておくと安心です。
以上、簡単にではありますが、記録メディアを選ぶ際のポイントでした。安いものから高いものまで選択肢は多いですが、このブログで見てきたようなスペックを確認しながら選んでみると自ずと必要なスペックが見えてくるかもしれません。
また、カメラの説明書やホームページで公開されているカメラの仕様を確認すると、そのカメラで推奨されているスピードクラスなどを確認することができます。ぜひ一度確認してみて、お使いのカメラにあったカードを選んでみてください。
大河原光
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写真コースでの学習を始めるために必要なデジタルカメラですが、写真を撮影するためにはカメラ本体だけではなく、SDカードなどの記録メディアが必要になります。すでにカメラをお持ちの方は、カメラ購入時に店員さんに勧められて同時購入した方も多いのではないでしょうか。
値段やメーカーも様々で、どのカードを選んだら良いのか迷いますよね。よくわからないので、お店の店員さんにお勧めされたカードを買うという方も多いのではないでしょうか。もちろん、それでも間違いはないと思うのですが、せっかくなら、チェックしておくポイントを知りたくはないですか?
カメラの記録メディアは、コンパクトフラッシュやSDカードなど、さまざまな種類がありますが、今回のブログでは最も一般的だと思われるSDカードを例に、記録メディアを選ぶ際のポイントを解説します。
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SDカード
記録メディア選びのポイント1 – カードのスペックについて。
デジタルカメラで使用するSDカードを選ぶ際に確認しておきたいスペックとしては、容量、最高転送速度(書き込み速度、読み取り速度)、スピードクラス、耐久性、信頼性などがあります。
これらの項目に注目してみると、SDカードを選ぶ際の判断ポイントがわかりますので、以下にそれぞれの項目がどのようなものを意味するのか、整理してみました。
■【容量】
容量の大きなSDカードを使用すると、それだけ多くの写真や動画を記録することができます。

カード本体に容量と規格などの情報が書いてあります。
ちなみに一言にSDカードといっても、保存容量によって、SDカード(2GBまで)SDHCカード(4〜32GB)SDXCカード(64GB〜2TBまで)と複数の規格があります。1枚のカードにどれくらいの容量が必要になるかどうかは、お使いのカメラや使い方によって変わるため、何ギガ以上の容量が必要になるかということを一概に決めにくいのですが、2022年現在の私の個人的な意見としては、写真の場合は32GBか64GB、4K動画を撮る場合は128GBくらいの容量があると、ある程度満足に使えるのではないかと思っています。もちろん多いに越したことはありません。
ただし、SDカード自体が故障したり、紛失してしまったりする可能性はゼロではないため、専門的に写真や映像制作に取り組む場合は必然的に複数のカードが必要になります。ですので、いきなり大容量のカードを1枚だけ買うよりは、ある程度の容量のカードを2枚以上持っておく方が安心かもしれません。なお、通信写真コースで学習を進める場合には、授業内でのデータ提出やカードの破損などのもしもの場合に備えて、2枚以上のSDカードが必要になります。
■【書き込み速度】
SDカードにデータを書き込む際の最高転送速度。連写して撮影をする場合などに差が出てきます。なるべく書き込み速度の早いカードを選んでおくとストレスなく撮影を行うことができます。ちなみに、書き込み速度はパッケージに記載されています。
■【読み取り速度】
SDカードからデータを読み取る際の最高転送速度。読み取り速度の速いカードでは、SDカードからパソコン本体への写真のコピーも素早く行うことができます。

動画を記録する際に必要な「最低転送速度」を表す規格です。「スピードクラス」「UHSスピードクラス」「ビデオスピードクラス」と3種類の規格があり、それぞれのクラスで最低転送速度が変わります。例えば、UHSスピードクラス3なら1秒間に30MB以上の転送速度を持っています。

■【耐久性】
SDカードは静電気や衝撃など、何らかの原因でデータが消えてしまったり破損してしまったりする可能性がゼロではありません。各メーカー、SDカードの耐久性や速度でランクが分けられていますので、耐久性の高いカードを使用すると安心して撮影に臨むことができます。予算に余裕があれば上のランクのカードを選んでおくと良いでしょう。
読み取り速度やスピードクラスなど、少し難しい話になってしまいましたが、新しいカメラに古いSDカードを使おうとすると、速度や容量などが足りなくて満足にカメラの性能を発揮できない。という可能性もありますので、新しくカメラを購入する際には、対応するSDカードの同時購入を検討しても良いかもしれません。
記録メディア選びのポイント2 – 正規品を買う。
ポイント1で解説したスペックはメーカーやカードの種類によって異なります。ネットショップなどでは高スペックのカードが比較的安い値段で手に入る場合もありますが、中にはスペック通りの性能が出ない製品が紛れていることもあるようですので、正規品を購入しておくと安心です。
以上、簡単にではありますが、記録メディアを選ぶ際のポイントでした。安いものから高いものまで選択肢は多いですが、このブログで見てきたようなスペックを確認しながら選んでみると自ずと必要なスペックが見えてくるかもしれません。
また、カメラの説明書やホームページで公開されているカメラの仕様を確認すると、そのカメラで推奨されているスピードクラスなどを確認することができます。ぜひ一度確認してみて、お使いのカメラにあったカードを選んでみてください。
大河原光
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