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芸術教養学科

2023年01月17日

【芸術教養学科】芸術教養学科で学ぶということ



一月も半ばを過ぎて、お正月もずいぶん前の出来事のような気がするような今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。一月というのは、いろいろなことがあるにも関わらず、なぜかあっという間には過ぎてくれない、短いんだか長いんだかわからないような、不思議な時間の流れ方をする月のように思います。

このブログでも、季節季節の行事やトピックを書くことが多いのですが、この一月はちょっとエアポケットめいた時期で、大きなイベントは一段落しています。何について書こうか、ちょっと困ったりもしました。

ですが、それは大学の中のはなしです。これから、四月から学んでいこうとしている方々にとっては、いろいろ気ぜわしくなってくる時期なのではないでしょうか。

ということで、今回は学内の行事を離れて、この芸術教養学科ではどんなことを学ぶのかといったことについて書いてみたいと思います。

「芸術教養」といわれて、どんなことを学ぶのか、すぐさまイメージできる方はなかなかいないのではないでしょうか。

「建築」と名付けられているコースであれば、建物関係のデザインをするのかな、と見当がつくでしょう。「歴史」という字があれば、何か昔っぽいことを扱うらしい、という雰囲気は伝わるでしょう。

それらに比べると「芸術教養」は少々わかりにくいかもしれません。

冒頭に掲げたのは、入学ガイダンスでのワークショップの結果をもとに、アレンジしたものです。芸術教養学科に入学された方々に、どんなことを学びたいか、どんな自分になりたいか、といったものを挙げていただいたものです。

「芸術を体系的に理解したい」

「芸術についての全般的な知識をもちたい」

「鑑賞のための新たな視点を得たい」

「自分の表現に活かしたい」

といったものが見られます。

また、入学後の早い時期に履修していただく「芸術教養入門」という科目で、何を学びたいか考えてレポートにしていただくのですが、そこでも多くの方が

「昔からアートが好きだった」

「芸術について学びたい」

と書かれます。

そういう気持ちのある皆さん、是非芸術教養学科にご入学ください。私たちは、そんな学びたい気持ちに応える用意があります。多岐にわたる「芸術史講義」の科目群や、「芸術理論」といった科目では、芸術がどのように発展しどのような広がりと深さを得ているのか、それらをどのように見、論じたらいいのかといったことを学ぶことができます。

また、総合芸術大学である本学では、本当に幅広い分野の芸術・デザインについて多くの人が学んでいます。近年は学科やコースを超えたairUコミュニティというSNSも整備され、他学科の表現者と交流し、刺激を受けることもできます。

しかし、芸術教養学科で学ぶことができるのは、そうした「芸術」「アート」だけではありません。もう少し正確に言うと、「芸術家」や「作家」が作ったもの以外の、もっと幅広いものについて学ぶことができるのです。

どういうことかというと、「人間の創造的な営み」を取り扱い、それらへのまなざしの注ぎ方を学ぶのです。これらは、一見してふつうの「芸術作品」のかたちをしていないこともあります。例えばお祭りやイベントだったり、街並みだったり、あるいは田園と棚田の美だったりといったものも、そうした「芸術作品ではない美しいもの」です。こういった創造的で美しいものを、どんな風に見たらいいか、どんな風に語ったらいいか、といったところに、この芸術教養学科の学びの中心があります。

芸術教養学科の専門教育科目では、人間の創意のすべてを、「時間」「空間」「編集」「コミュニティ」といった観点から紐解き、味わっていきます。これを学ぶと、これまで自分が生きてきた場所や、これから自分がやろうとしていることなど、さまざまなものを「芸術教養」の視点で考えることができるようになります。

芸術教養学科の学びは人生に効くのです。

芸術教養学科の対象や関心は、「芸術教養学科web卒業研究展」や、学科が運営するwebマガジン「アネモメトリ」からも伺い知ることができると思います。

是非ご覧ください。

🔗芸術教養学科WEB卒業研究展



🔗Webマガジン「アネモメトリ」



最後になりますが、本学通信教育部への入学を検討されている方のために、入学説明会や相談会も開催されます。

🔗詳細・申込|教員から直接話が聞ける!オンライン入学説明会

入学説明会は12月~3月まで毎月開催します。最新情報は上記説明会ページをご確認ください。

🔗芸術教養学科|学科・コース紹介

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