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通信教育課程 入学課

2024年01月11日

卒業生100人の経験談や卒制・卒研アーカイブページのご紹介



本学の2023年度在学生数は1万5495名と1万人を優に超え、国内の通信制大学の中でもっとも在学生、新入生数が多いだけでなく、また芸術・美術系総合大学としても「日本最大の芸術大学」といえる規模へと成長しています。



※私立大学通信教育協会加盟校35校中2022年度入学者数、2022年度在学者数、第1位(私立大学通信教育協会「入学者調査」令和4年度)。

芸術の学びをキャリアに活かす方はもちろん、アーティストや作家として活動を続けたり、地域や日々の暮らしを豊かにしている卒業生がたくさんいらっしゃいます。

そんな多地域・多世代の卒業生たち、総勢100名強に、これまでの人生経験に芸術を「学び重ね」たことで広がった、あたらしい生き方についてお伺いしたアーカイブページが「卒業生の声」として特設ページになりました。

芸術の「学び重ね」×100通りのあたらしい生き方




卒業生の声|通信教育部Webサイト特設ページ

学科コース、年代、地域別に絞込検索も可能です。ぜひ気になる卒業生のストーリーをご覧になってみてください。今、「学びたい!」と思っているみなさんの将来のロールモデルとして参考になる卒業生や、近い立場や境遇の方のストーリーを探していただけると思います。

卒業制作・卒業研究アーカイブページ


また、ストーリーだけでなく学びの集大成である「卒業制作、卒業研究」のアーカイブも以下で閲覧いただけます。右上の「過去の作品」タブから卒業年度を選択し、学科コースごとにご覧いただけます。

卒業制作・卒業研究アーカイブページ

入学される方のほとんどが芸術やデザインはまったく初めてという方ですが、本学は基礎をイチから学べるカリキュラムなのでご安心ください。入学前は「自分にできるのか不安…。」という方も多いと思いますが、教員の指導により「しっかり自信をもって誇れる卒業制作、卒業研究を残せた。」という話もよくうかがいます。

また「卒業生の声」のなかから、何名かピックアップして以下3名をご紹介します。

高卒で通信制大学へ


鈴木 さやかさん(空間演出デザインコース2018年度卒業、東京都在住 )



高校を出て、18歳で本学に入った鈴木さん。あえて通信制を選んだ理由は、「やりたいことが、ありすぎたから」。その1つめが、大学で本格的にデザインを学ぶことだった。「それでも最初は、通学しか頭になかった」という考えが一変したのは、ある大学のオープンキャンパスを訪れたとき。「”とりあえず、しかたなく進学する“といった子が多くて、同じ志望者としてショックでした」。そんなときに母親から見せられたのが、本学の新聞広告。「同じオープンキャンパスでも、こちらは本気で学びたい方の熱意でムンムン。ここなら好きなことができそうだと」。とくに卒業制作がユニークだった空間演出デザインコースに進み、いよいよ高校時代から書きためてきた”やりたいことリスト“を実行することになった。

同世代とのシェアハウス。そこで出会った友人の手伝いで町おこし。子どもたちにデジタルアートを教えるボランティア。社会勉強と生活を兼ねた多種多様なアルバイトなどなど。こうした活動に、コースの学びが役立つこともあれば、逆に、実践での経験を課題に活かせることもあった。そして何よりも大きかったのは、「デザインを通して自分の想いを外に出すことで、たとえダメでも行動できるようになった」こと。

力をくれたのは、年の差など関係なく対等に接してくれたクラスメイトたち。じっくり学びに向き合ってくれた先生方。そして、知れば知るほど好きになる、空間演出デザインの学び。「どうしても仕事で活かしたくて、苦しい就職活動をつづけた結果、内装デザインの会社で働けることになりました」。大学で得たソフトの知識や、二級建築士の受験資格が認められ、実務にも役立っているという。「なんだって自分次第で、やれないことはないから。後悔しない人生を送りたいです」という鈴木さん。「いつかは、業界誌で紹介されたり、賞を獲るような仕事を手がけられたら」と、新たな希望をリストの上に刻んでいく。

働きながら通信制大学で学ぶ


藤本 英樹さん(建築デザインコース2018年度卒業、兵庫県在住)



「何十年ぶりだろう。こんな風に仕事ぬきで、純粋に何かを学ぶなんて」。多忙なIT業界で働きながら、再び学生になることを決めた藤本さん。学びとして「建築」にふれ、新鮮な喜びをかみしめていた。といっても、それはまだ入学して間もない頃のこと。「正直なところ、通信だから楽にこなせるものだろう、と甘く見ていたんです」。建築デザインの魅力に目覚めたきっかけは、仕事の気晴らしにと手にした一冊の作品集。「いつか小さな別荘を自分で設計できたら、などと妄想していたら、たまたま”通信で芸大“それも建築が学べると知って」。勢いよく飛び込んだのは良かったものの、学べば学ぶほど、建築というものの奥深さに圧倒されていった。

「たとえば窓の高さ、柱の位置など。図面の線をひとつ引くにも”なぜそこなのか、そのかたちなのか“、はっきりした意図がなくては。理由を聞かれて答えに詰まるようではダメなんです」。もちろん「好きだから」「美しいから」といった主観では済まされない。論理的に考えを構築し、相手に伝える力を磨けたことは、仕事にも役立っているという。「最大の難関だった卒業制作も、同じように生活を抱えてがんばる学友たちと声をかけあい、なんとか乗りきることができました」。

かくして、無事に学びを遂げた藤本さん。「人間と建築との関係性を、もっと自分のなかで掘り下げたい」と大学院へ。研究を深めながら、一級の建築士資格取得をめざしている。「いまの仕事にもやりがいを感じているので、すぐに転職を、と考えているわけではありません。ただ、これからの長い人生、ずっと自分なりの形で建築と関わっていけるようにと」。建築の豊かさを学んだからこそ、長い目線での付き合いを考えるようになった、という藤本さん。「やっとドアを開いたら、はるか向こうにまた次のドアが見える。すごい世界に入り込んでしまいました」と晴れやかに笑う。

定年後に通信制大学へ


井上 待子さん(文芸コース 2014年度卒業、染織コース 2017年度卒業、京都府在住 )



「”なにしてんの、まち子先生!“と大声で昔の教え子に呼びとめられちゃった。せっかくキャンパスでは経歴を隠していたのに」と苦笑する井上さん。高校の体育教員として担任や部活を受け持ち、ほぼ休みなしの37年間。「たいした趣味もないし、定年後は母の世話にあけくれよう」と思っていた矢先、その母が永眠。「これからは、好きにしていいよ」と言われた気がして、一念発起して本学の文芸コースへ。「そういえば若い頃、文学を学んでみたかったなと。最初は不安でしたけどね、クラスメイトが難しい本ばかり読んでいるので」。お堅い文章は最後まで性にあわなかったものの、気どらない語り口のエッセイが高く評価され、卒業研究では優秀賞に。「そこでいただいた自信や、尊敬する作家であり染織家の活躍に背中を押されて」新たに染織コースで、学生ライフを延長することになった。

「じつは七夕生まれで、”織姫“になるのが長年の夢だったんです」。織機の扱いは大体知っていたものの、下絵などの”絵を描く“作業は中学生以来。最初はまるで描けなかったのが、課題で日課のようにつづけるうち、少しずつかたちをつかめるようになったという。また、別の課題で感動したのが、身近な雑草から生まれる色の美しさ。「ちょうど卒業制作にさしかかったとき、かつて住んでいた団地が取り壊されると聞いて」父が植えてくれた笹で糸を染め、着物に仕立てようと決めた。「笹の命を、家族の思い出を、色とかたちで残したいと思ったんです」。

卒業後は小物ばかりつくっていたが、傘寿を迎える姉のため、こんどは自分ひとりの力だけで、着物を織りあげることに。「文芸コースの学びも組み合わせて、小説をモチーフにした着物づくりに挑戦してみます。いつか、手づくりのエッセイ本もつくってみたい」と、たくさんの予定を楽しそうに語ってくれた井上さん。文(ふみ)織姫の冒険は、これからもつづく。

他にも多数の卒業生のリアルな声を、YouTubeやwebサイトでご紹介しています。

▼本学通信教育課程YouTube「卒業生インタビュー」再生リスト




YouTubeのページ開いていただくと、他の卒業生のインタビュー動画もご覧いただけます。

▼webマガジン「瓜生通信」#通信教育課程




「瓜生通信」では、卒業生インタビューの他、通信教育課程の学びやイベントの様子も紹介しています。

▼資料請求(大学案内パンフレット・募集要項)




「Elephant Career」でも、本学卒業生・修了生のインタビュー記事が掲載されています。

[本人体験談] 京都芸術大学 修了生・卒業生インタビューまとめ

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