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2023年04月18日
【芸術教養学科】入学式と入学ガイダンス
芸術教養学科 宮 信明
みなさん、こんにちは。芸術教養学科の宮です。
4月9日(日)に、瓜生山キャンパスで、2023年度通信教育課程の入学式と入学ガイダンスが行われました。約1100名の新入生が出席されたそうです。とはいえ、現地にお越しになれなかった方も、在校生はもちろんですが、新入生のなかにもたくさんいらっしゃいますので、今回はその模様をレポートしてみたいと思います。どうぞ気楽にお付き合いください。
 まずは入学式。会場は「直心館(講堂)」です。
まずは入学式。会場は「直心館(講堂)」です。舞台の後ろがガラス張りになっていて、目にも眩しい青葉が、新入生、そして新しい年度のはじめを言祝いでいるかのようでした。松平定知先生による「京都文藝復興」の朗読、吉川左紀子学長の式辞、姉妹校である東北芸術工科大学の中山ダイスケ学長の祝辞などなど、盛りだくさんの内容でしたが、なかでも圧巻だったのが、和太鼓教育センターによる祝奏でしょう。身体にまで木霊する太鼓の音が、自己という存在をその芯から大きく揺さぶり、新たな門出を歓迎、そして祝福してくれているかのようでした。
 次に入学ガイダンスですが、芸術教養学科では、ガイダンスの前にワークショップを行うのが恒例になっています。
次に入学ガイダンスですが、芸術教養学科では、ガイダンスの前にワークショップを行うのが恒例になっています。80人近い参加者が、11のグループに分かれて、「抱負や希望」「心配や不安」「解決法や解決のためのアイデア」を出し合いました。自分の現状を把握するとともに、「こういった不安を感じているのは自分一人ではないんだな」と問題を共有するのが大きな目的です。

 簡単な自己紹介をした後に、第1ステップとして、「芸術教養学科に入学して、何がしたいのか、どうなりたいのか」、第2ステップとして、「抱負や希望に対して、どのような心配や不安を抱いているか」、そして第3ステップとして、「その心配や不安を解決するために、どういった方法やアイデアがあるか」を、グループごとに可視化してもらいます。みなさん初対面とは思えないほど積極的にコミュニケーションを図られていて、熱気に包まれたワークショップとなりました。
簡単な自己紹介をした後に、第1ステップとして、「芸術教養学科に入学して、何がしたいのか、どうなりたいのか」、第2ステップとして、「抱負や希望に対して、どのような心配や不安を抱いているか」、そして第3ステップとして、「その心配や不安を解決するために、どういった方法やアイデアがあるか」を、グループごとに可視化してもらいます。みなさん初対面とは思えないほど積極的にコミュニケーションを図られていて、熱気に包まれたワークショップとなりました。 最後に、ワークショップで共有された問題を解決するために、入学ガイダンスが実施されました。キャンパスに集った80名ほどに加えて、オンラインで230名ほどが視聴、合計300名に及ぶ新入生が、ガイダンスに参加してくれました。教員紹介から、カリキュラム構成、卒業までの学習、学生生活のポイント、学習への取り組み方まで、1時間以上にわたってお話ししたことのすべてを、このブログに記載するのはむつかしいので、ここでは、その要点だけをかい摘んで記しておきたいと思います。
最後に、ワークショップで共有された問題を解決するために、入学ガイダンスが実施されました。キャンパスに集った80名ほどに加えて、オンラインで230名ほどが視聴、合計300名に及ぶ新入生が、ガイダンスに参加してくれました。教員紹介から、カリキュラム構成、卒業までの学習、学生生活のポイント、学習への取り組み方まで、1時間以上にわたってお話ししたことのすべてを、このブログに記載するのはむつかしいので、ここでは、その要点だけをかい摘んで記しておきたいと思います。- 「芸術教養」とは伝統をたずねてデザイン思考を知ること
- カリキュラムは3つのグループから構成される
- 学科専門教育科目はWarming upからStep3まで
- 授業形態は2種類、TR科目とWS科目
- 教員、コンシェルジュ、チューター、卒業生コーチによる学習支援体制
- 学習ガイドの活用!
- airUコミュニティ、FlyingCafe、藝術学舎を活用した学習生活
- airUコミュニティにログインして、「芸術教養学科の中庭」に参加
- 学友や教員にフレンド申請
- まずは「芸術教養入門」を履修する
さて、最近「VUCA(ブーカ)」という言葉をよく耳にします。みなさんはご存知でしょうか。「VUCA」とは、
V(Volatility:変動性)
U(Uncertainty:不確実性)
C(Complexity:複雑性)
A(Ambiguity:曖昧性)
の4つの語の頭文字からできた言葉だそうです。決して喜ばしいことではありませんが、現在の社会状況を的確に表した言葉なのかも知れません。このような時代に対応する手法として、こちらも最近のことですが、「OODA(ウーダ)」という言葉が注目を集めています。「OODA」とは、「観察する(Observe)」「状況を理解する(Orient)」「意思決定する(Decide)」「行動する(Act)」の頭文字をとった言葉です。
「ブーカ」とか、「ウーダ」とか、なんだか谷川俊太郎の詩に出てくる火星人の言葉みたいですが(あれは「ネリリ」「キルル」「ハララ」ですね、全然ちがいましたが)、対象をよく観察し(Observe)、調査・収集したデータをもとに、状況を理解(Orient)、その上で、具体的な解決策を決定し(Decide)、その計画に沿って行動する(Act)というのは、まさに芸術教養学科のめざす「対象を観察」「問題を発見」「改善策を考える」「可視化する」というデザイン的な思考方法と、かなり近いのではないでしょうか。
伝統文化や景観、コミュニティ、デザイン活動などの構造を読み解き、問いを発見し、それを改善するための方策を検討、提案するための基本的な考え方=デザイン思考を身につけることこそ、芸術教養学科での学びの目標です。この困難な時代だからこそ、自分たちの歴史的・文化的背景をきちんと評価し、暮らしに美しさや豊かさをもたらす方策=デザイン思考が、いま必要とされているのではないでしょうか。
改めまして、新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。ようこそ芸術教養学科へ!
みなさんとともに学びを深めていけることを楽しみにしています。
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