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芸術教養学科

2022年06月16日

【芸術教養学科】はじめてのレポート

こんにちは。芸術教養学科の野村です。
大学入学を検討さる方たち、また入学された方たちの「関心事」、いや、「心配事」といっても良いかもしれません。その最たるものが「果たして自分にレポートが書けるだろうか」ではないでしょうか。

入学説明会をオンラインや対面で開催する時に、多く耳にするのが「レポートを書けるか不安だ」というものです。入学された後も学修相談会を開くとレポートについての質問が多くあります。また毎年恒例となりますが、4月から6月くらいをピークとしてレポートの書き方について全般的な質問が教務委員会に寄せられます。

お仕事やご家庭のある中、はじめての大学生活であったり、何年(何十年?)ぶりかの大学入学で、新しい知との出会いについて愉しみ3割、不安7割といったところが、正直なところでしょうか。
しかし、心・配・御・無・用!! と、入学を検討されている方、新入生の方に対し、声を大にして言いたいと思います。

そもそもですが文章とは、ごく一握りの文才のある方以外、数多く書かなければ巧くなることはありません。それはレポートや論文といったアカデミックライティングでも同様であり、我々教員も同様の道を辿っています。

つまり大学に入学したときに、レポートを書くことは不安だったり、そもそも書けないと思われることは当然なのです。スキーや水泳、自転車を初めて乗るときなどと同様です。繰り返し練習を積むことによって巧くなります。
そうしたときに重要なのが、失敗することを恐れないことです。大学とは失敗が許される場所です。

ただこういうことを書いていくと「きれい事では?」と取られるかも知れません。
通信教育課程は、スクーリング科目でなければ孤独の学修ではないかと。練習をしても、そのやり方そのものが正しいかも判断出来ないのではないかと。
そこでまたしても声を大にして言いたいと思います。
心・配・御・無・用!! と。

本学のレポート添削は、どの科目であっても丁寧に行うことをモットーとしており、そうした教育こそが在校生の皆さんの学力向上に繋がると思っています。
このブログは、春期のテキスト科目の添削採点と、単位修得試験の採点の合間に書いています。
私が担当している科目は、芸術教養学科の学科専門教育科目のほか、他学科の共通科目や総合教育科目など多岐にわたり、他の教員とともに添削採点を分担しています。
「手のひら芸大」の教員ではありますが、元がアナログな人間なので、担当する科目のレポートはすべて一度印刷をして目を通し赤入れを行います。
時には辛辣な、厳しいコメントも書き込み、更には根拠となる出典を自身でも確認し、内容を吟味します。そして講評文に取りかかります。
キャンパスでの対面やオンラインでのスクーリング科目では学生の皆さんと顔を合わせて授業を進めていくので、理解度を直接はかることができますが、テキスト科目の場合は、レポートが届かなければ、「どういう視点が優れているのか」「どういった点を誤解しているのか」といった在校生の皆さんの理解度をはかることが出来ません。
「練習をしても、そのやり方そのものが正しいか」を、担当教員がレポートを読み、講評でお伝えするようにしています。

改めて書きます。何も初めっから巧く書ける必要はないのです。

卒業に向かって124単位ないしは62単位を修得するため、ご入学されると多くの課題に立ち向かうことになります。文章力とはなかなか可視化することは難しいのですが、入学して一つ一つの科目に向き合い、レポート課題と格闘することによって、文章は必ず巧くなります。ですので、心配はご無用です。
こうしたレポートの書き方については、airU学習ガイドでも動画でお伝えしています。

▼在学生向け動画:レポート執筆のコツ



7月になると夏期が始まり、新たなレポート提出時期が訪れます。在校生の皆さんからの様々なレポートを我々教員は待ち「採点の祭典」と称して、添削講評に勤しむのでした。

 

▼芸術教養学科コース|紹介動画(学科長・早川克美先生インタビュー)



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