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芸術教養学科

2024年05月23日

【芸術教養学科】さらに多様な学びへ!

5月の琵琶湖


みなさん、こんにちは!
今回は芸術教養学科、学科長の下村が担当いたします。


さて5月。爽やかな季節になりました。みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
私は今年度春期のテキストレポート科目のレポート添削が一段落して、少しほっとしているところです。GWも昼も夜もなく、相当量のレポートに目を通し、一件一件添削講評文を書きました。


今回は、その半分以上を、入学して一年目の方の多くが履修する「芸術教養入門」という科目のレポートが占めていました。このレポートでは、これから学びたいことなども書いてもらうことになっています。
「デザイン思考を学んで仕事に役立てたい」
「日本の伝統文化を知りたい、その継承について考えたい」
「デザインの実務を長くしているが、バックボーンが欲しくなった」
「ハンドメイド雑貨を作っているが、もっとものづくりの基本が知りたくなった」
「絵が好き」
「美術館めぐりがしたい」
「芸術のことを体系的に知りたい」等々
そこにはこんなことが書かれていました。いかがでしょう? あなたに似た人もいたのではないでしょうか。芸術教養学科には、ほんとうにいろいろな志を抱いた方が入門してきます。

芸術教養学科では、「伝統文化」と「デザイン思考」を学びます。これまで「人間が創造し継承してきたこと」と、「これから創造して世界に追加していくこと」とを学ぶのです。これは、単に「歴史」と「デザイン」を学ぶということではありません。このものの見方、方法論は、学術研究から作品制作、イベントの企画からまちづくりなど、幅広いジャンルに普遍的に応用可能なものなのです。
そのために、この芸術教養学科には多様な専門性をもつ教員がいます。特にこの数年は、いろいろなジャンルの先生が加わり、賑やかになりました。

一昨年合流した宮信明先生は、落語など伝統的な話芸に現在形で関わられています。昨年加わられた岩元宏輔先生は、ワークショップ・ファシリテーターで人材育成のプロフェッショナルと作詞家の二つの顔を持つ男。そして今年度は、国内外のアートプロジェクトに精通した気鋭の芸術学者、松本理沙先生が仲間に加わりました。
そして、早川克美先生は都市環境デザインと教育工学、わたくし下村泰史は公園緑地計画、環境論とまちづくりに関わっています。

てんでばらばらのように見えるかもしれませんが、それぞれ微妙な重なりもあります。そして何より、観察からアイディアを経て実践へという「デザイン思考」のプロセスは、私たちのどの分野にも共通するものでもあるのです。
何でもできる、というと少し言い過ぎかもしれませんが、人間の創造についてのことであれば、何を考えても良い場所には違いありません。どんなことであっても、私たち5人の誰かが一緒になって考えることができると思います。

どんどん多様な学びが可能になってきている芸術教養学科、是非覗いてみてください。

【昨年度のオンライン入学説明会の様子】


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