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2024年06月06日
【日本画コース】1年次スクーリングレポート:鉛筆写生、色鉛筆写生
こんにちは。日本画コース業務担当の岸本です。
5月は日本画I -1(鉛筆写生)、日本画I-2(色鉛筆写生)等、1年次の科目が多数開講されましたので、教室の様子をご紹介します。
日本画コースのスクーリング科目は、写生と制作のセットで構成されていることが多いです。どの授業でも基本的には、対象をよく見る写生を通して日本画の技法を習得していくことになります。
日本画コースのコース紹介にも
“対象を直接写生して得られる感動によって、対象を見る目、深く感じる心、表現力が養われていきます。”
とあります。単に上手に描くということではなく、対象を見る力を養うことが、結果として表現につながってくると言えるのではないでしょうか。
また、こういった感性は日本画の制作においてのみならず、生きること全般において大きな意味のある学びではないかと思います。
日本画I-1鉛筆写生の授業は上田調先生のレクチャーから始まります。
与えられるモチーフは、レンガ、ガラスコップ、布、ニンニクです。
それぞれに異なる質感を書き分けることがポイントになってきますが、まずは何よりバランスの良い構図構成が大切です。
授業中に教室を巡回してご指導中の佐竹龍蔵先生です。
描く作業はひたすら対象と向き合う時間になりますが、先生と意見交換することで一人では見えてこなかった部分に気づくことがあります。
新入生の多くの方にとっては、この授業が大学へ入学してから初めてのスクーリングということになります。皆さん集中して対象と向きあっておられました。
講評の様子です。上田先生班と、佐竹先生班に分かれて行いました。
2日間集中して取り組んだ時間がそのまま画面に刻みこまれているようです!
一堂に並ぶとやはり迫力があります!
鉛筆写生の翌週に開講された色鉛筆写生の様子もご紹介します。
こちらも上田先生によるレクチャーから始まりました!
描き出すまでに構図や、全体の量感を確認するところから始めています。
日本画の描画において、基礎である写生が重要であることと同様に、写生に取り組む際も、描画に向かう下準備としての作業が大切になってきます。
下書きの紙に、小さく形を描いて構成を確認します。
構図が決まったら、鉛筆で下書きをします。濃く書きすぎないように気をつけながら、しっかりと形をとらえていきます。
指導中の吉岡佐知先生
机の上のカラーチャートは事前課題です。色鉛筆は塗りこんでみないと色がわからないことが多いので、この課題にしっかり取り組んでいるとかなり写生の手助けになります。
色鉛筆写生で描いた、かぼちゃとオクラの写生は【日本画II-1水干•岩絵具併用による制作】で日本画の画材を用いて描画していく授業で使用することになります。
どういった作品に仕上がっていくのか、今から楽しみです!
それでは、次回のブログもよろしくお願いします!
5月は日本画I -1(鉛筆写生)、日本画I-2(色鉛筆写生)等、1年次の科目が多数開講されましたので、教室の様子をご紹介します。
日本画コースのスクーリング科目は、写生と制作のセットで構成されていることが多いです。どの授業でも基本的には、対象をよく見る写生を通して日本画の技法を習得していくことになります。
日本画コースのコース紹介にも
“対象を直接写生して得られる感動によって、対象を見る目、深く感じる心、表現力が養われていきます。”
とあります。単に上手に描くということではなく、対象を見る力を養うことが、結果として表現につながってくると言えるのではないでしょうか。
また、こういった感性は日本画の制作においてのみならず、生きること全般において大きな意味のある学びではないかと思います。
日本画I-1鉛筆写生の授業は上田調先生のレクチャーから始まります。
与えられるモチーフは、レンガ、ガラスコップ、布、ニンニクです。
それぞれに異なる質感を書き分けることがポイントになってきますが、まずは何よりバランスの良い構図構成が大切です。
授業中に教室を巡回してご指導中の佐竹龍蔵先生です。
描く作業はひたすら対象と向き合う時間になりますが、先生と意見交換することで一人では見えてこなかった部分に気づくことがあります。
新入生の多くの方にとっては、この授業が大学へ入学してから初めてのスクーリングということになります。皆さん集中して対象と向きあっておられました。
講評の様子です。上田先生班と、佐竹先生班に分かれて行いました。
2日間集中して取り組んだ時間がそのまま画面に刻みこまれているようです!
一堂に並ぶとやはり迫力があります!
鉛筆写生の翌週に開講された色鉛筆写生の様子もご紹介します。
こちらも上田先生によるレクチャーから始まりました!
描き出すまでに構図や、全体の量感を確認するところから始めています。
日本画の描画において、基礎である写生が重要であることと同様に、写生に取り組む際も、描画に向かう下準備としての作業が大切になってきます。
下書きの紙に、小さく形を描いて構成を確認します。
構図が決まったら、鉛筆で下書きをします。濃く書きすぎないように気をつけながら、しっかりと形をとらえていきます。
指導中の吉岡佐知先生
机の上のカラーチャートは事前課題です。色鉛筆は塗りこんでみないと色がわからないことが多いので、この課題にしっかり取り組んでいるとかなり写生の手助けになります。
色鉛筆写生で描いた、かぼちゃとオクラの写生は【日本画II-1水干•岩絵具併用による制作】で日本画の画材を用いて描画していく授業で使用することになります。
どういった作品に仕上がっていくのか、今から楽しみです!
それでは、次回のブログもよろしくお願いします!
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