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洋画コース

2024年12月05日

【洋画コース】コラージュからの展開

こんにちは、「静物油彩2-構成」を担当した酒巻洋一です。

1年次の基礎的な科目では、石膏像等の静物デッサンや、人体モデル油彩など、目の前に用意されたモチーフを観察し描写することから始めていきますが、2年次からは絵画が造形物であることを理解するために、様々な授業が設定されています。
今回は、絵画の構成と造形要素について考えるため、コラージュという手法を用いて画面構成を考え、それを土台に油彩表現をおこなう課題です。

前半のコラージュをトリミングしたエスキースをキャンバスにトレースし、後半の2日間では油彩で描画していきます

日頃の制作と比較しても、集中度が高まっているように見えます。

キャンバスの転写されたコラージュを忠実に描写することが基本ですが、油絵具で描画することで、当然ながら絵の具の筆致やマチエールの効果も活かすことも考えていきます。
モチーフを直接観察する描画とは異なり、画面構成は定まっていますので、「造形物」としての魅力を高めるために描き込んでいきます。

下段が前半のコラージュ、上段が後半の油彩です。平面的な構成から生まれるリズム感を感じる作品が多くみられました。受講された皆さんからは、トレースの大変さや、描画する要素の多さに疲労した様子もうかがえましたが、同時に今までに体験したことのない工程の新鮮さや、楽しさを感じたという声も聞かれました。

 

12月15日(日)に開催される「12月のオンライン1日体験入学」、洋画コースでは、色彩についての初歩的な学びをテーマに、色をテーマに作品をいくつかピックアップして色彩がどのような役割を絵の中で担っているのかを担当講師が楽しくご説明します。
顔出し・声出し不要でご参加いただけますので、ぜひお気軽に覗いてみてください!



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