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洋画コース

2022年09月06日

【洋画】抽象って何?体験で変化する造形感覚!

こんにちは。洋画コースの山河です。
今回は美大でもあまりみかけない抽象授業(7,8月実施)をレポートさせていただきます。
いまや「抽象絵画」はとってもポピュラーでどこにでもありますが、美大生でさえ「どう鑑賞すればいいの?」「どう制作するものなの?」が現実かもしれません。
この授業の目的は実際の抽象画制作プロセスを体験し、抽絵絵画の魅力や表現の身近さを感じてもらうことにあります。では7-8月に行われた前後半2日間ずつ計4日間の京都スクーリングの様子をご紹介します。

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まずは抽象画の意義や歴史の小講義後、思考が先行せぬよう何も考えずにできるオートマティズムという手法でさまざまなドローイングを試します。簡単にいうと絵具遊びですね。皆さん子供時代のようにとても楽しそうでした。





次にそれぞれ興味を持った方法を取り入れ絵画にするためのエスキースを制作します。
どう画面構成するか、流したり、描いたり、削ったり、スタンプするなど試行錯誤の時間ですね。同時に自宅で制作する後半用の綿布パネルづくりも実演で覚えていきます。

後半は、エスキースをもとにそれぞれが自宅で完成させた綿布パネルに油彩やアクリルで魅力ある一点の制作を試みます。皆さん夢中で形や色の見え方、つまり画質を自然に追いかけていくことになるのです。



合評風景





生涯真剣に取り組んだ画家たちの境地には及ばぬかもしれませんが、皆さん見事に抽象画に仕立てておられ、「絵画が絵具で作られる造形」だということを体感されました。
きっとこれからはいままでと全く違った感覚で絵が眼に飛び込んでくると思います。以上で抽象スクーリングのレポートです。

 

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