PHOTO

PHOTO

芸術教養学科

2025年04月16日

【芸術教養学科】入学式と入学ガイダンスー芸術教養学科での学び始め

芸術教養学科 宮 信明


みなさん、こんにちは。芸術教養学科の宮です。

 202545日(土)、瓜生山キャンパスで2025年度の入学式と入学ガイダンスが挙行されました。それにしても今年は最高のタイミングでしたね。新入生のみなさんを満開の桜がお出迎え。晴れ晴れとした新たな旅立ちの日に、いっそうの彩りを与えてくれました。桜が新入生、そして新しい年度の始まりを言祝いでくれているかのように感じたのは、私だけでしょうか(そんなことないですよね)。

入学式は、中村淳平先生による「京都文藝復興」の朗読、佐藤卓学長の式辞、姉妹校である東北芸術工科大学の中山ダイスケ学長の祝辞、和太鼓「悳」の祝奏などなど、盛りだくさん。なかでも佐藤学長の「デザインはつなぐこと」という言葉にハッとさせられ、目からウロコが落ちる思いをされた方も少なくなかったのではないでしょうか。ちなみに、私もその一人です。

入学式後は、学科・コース毎に分かれて入学ガイダンス。ワクワク、そしてドキドキされている新入生の方々に向けて、教員紹介から、カリキュラム構成、卒業までの学習、学生生活のポイント、学習への取り組み方といった芸術教養学科で学び始めるための基礎の基礎についてお話ししました。そのすべてを、このブログに記載するのはちょっとむつかしいので、ここでは要点だけをかい摘んで記しておきましょう。

  • 「芸術教養」とは伝統をたずねてデザイン思考を知ること

  • カリキュラムは3つのグループ(総合教育科目、学部共通専門教育科目、学科専門教育科目)から構成される

  • 学科専門教育科目はWarming upからStep3まで、無理なく学びが進められるように設計されている

  • 授業形態は2種類、TR科目(テキストレポート科目)とWS科目(webスクーリング科目)

  • レポートが不安な方も大丈夫!書き方を学べる科目(「ことばと表現」「論述基礎」)が設置されている

  • 教員、コンシェルジュ、チューター、卒業生コーチによる充実した学習支援体制

  • 「学習ガイドを」活用しよう!

  • airUコミュニティ」、「フライングカフェ」や「オフィスアワー(学習相談会)」、「藝術学舎」など、教員や学友と交流する機会も数多く用意されている

  • 「airUコミュニティ」にログインして、「芸術教養学科の中庭」に参加しよう!

  • まずは「芸術教養入門」を受講しよう!


次に、芸術教養学科ではガイダンス後にワークショップを実施します。60人ほどの参加者が10チームに分かれ、「抱負」「疑問・心配」「解決法」を出し合いました。自分の現状を把握するとともに、「こういった不安を感じているのは自分一人ではないんだな」と問題を共有、さらに「解決法」を提案し合うことで、疑問や不安が解消できたのではないでしょうか。初対面とは思えないほど積極的にコミュニケーションが図られていて、熱気に包まれたワークショップとなりました。

このワークショップでもっとも多かった意見は、「自分に学習や勉強が続けられるのか」といった「疑問・不安」でした。通信教育課程では、仕事をしながら、家事をしながら、育児をしながら、介護をしながら、あるいはタブルスクールで別の勉強をしながら、といった学生の方がたくさんいらっしゃいます。だからこそ、学習を継続できるかどうか不安に思われる方が少なくないのかも知れません。しかし、ご安心ください! ガイダンスの概要で記したように、芸術教養学科では、洗練されたカリキュラム構成と充実した学習支援体制によって、みなさんの学びを強力にサポートします。

現在、日本はこれまでにない超長寿社会を迎え、人生100年時代に突入しつつあります。また、社会で求められる能力は急速に多様化し、特定の専門分野でも、複数の学問知識や文系・理系の枠におさまらない幅広い教養が求められるようになってきています。従来の「学ぶ」→「働く」→「引退する」という一方通行のライフプランではなく、3つのステージを自由に組み替えながら、柔軟かつ多彩な生き方を模索する時代が到来したといえるでしょう。人生は長い。豊かな人生を送るためには、絶えず新しい知識や技術を学び続けなければなりません。

とはいえ、長期雇用の慣行がある日本では、社会人になってから「教育機関に入り学修する」というシステムは非常に馴染みにくいのでしょう。実際、なんらかの学習をしているという社会人の割合は、フィンランドやノルウェー、イギリスなど欧州の各国と比べて、日本のそれは極めて低い水準になっています。そんな現状を打破すべく、芸術教養学科では、社会人が「学び直し」をしたり、あるいは複数の教育機関で同時に学びを進めたりするために、いつでも、どこでも、だれでもが学習できる機会を提供しています。
あなたも自分の世界を拡げ、自分自身を拡張してみませんか?

芸術教養学科|学科・コース紹介

 

この記事をシェアする