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芸術教養学科

2026年04月15日

【芸術教養学科】夢と心配、シェアして解決!

みなさん、こんにちは。芸術教養学科の岩元です。この記事が公開される頃には、2026年度入学者の方に向けた入学ガイダンス・ワークショップが、京都・瓜生山キャンパスと東京・外苑キャンパスにて開催されていることと思います。
京都での入学式は、「猫の傘」(佐藤卓学長による作品です!)が映える雨模様でした。

さて、芸術教養学科では、入学ガイダンスの中で毎年ワークショップの時間を設けています。タイトルは「夢と心配、シェアして解決!」です。新しい学びのスタートにあたって抱く期待や不安を言葉にし、何かのご縁で同じタイミングに同じ学科を志した(さらにはたまたま同じテーブルを囲んだ数名の)人たちと、お互いの存在や思いを感じつつ、これからの学びに向かう準備をしていく。そのための時間として、私たちはこのテーマを長く掲げてきました。

「夢」と「心配」という言葉は、一見すると正反対のもののように見えるかもしれません。しかし実際には、新しい一歩を踏み出そうとするとき、この二つはたいてい隣り合って存在しているように思います。「学んでみたい」「日常に変化をもたらしたい」「新しい世界に触れてみたい」といった思いがあるからこそ、「勉強についていけるだろうか」「続けられるだろうか」「自分にできるだろうか」といった気持ちも生まれる。このタイトルには、前向きな気持ちだけでなく、揺れや戸惑いも含めて、学びの出発点として受けとめたいという思いが込められているのだと思います。

このワークショップの一つ目の目的は、「抱負や心配ごとをわかちあう」ことです。通信制大学で学ぶ人たちの背景は実にさまざまです。仕事をしながら学ぶ人、子育てや介護と両立しながら学ぶ人、積年の思いを経て学び直しに挑む人もいます。そうしたそれぞれのストーリーがあって、新しい扉のノブに手をかけたわけです。そこに不安があるのは、特別なことではありません。また、自分の思いを言葉にしてみることは、学びの第一歩でもあります。自分は何を望んでいるのか、何に迷っているのかを言い表すこと自体が、新たな自分に向かう営みだと言えるのではないでしょうか。

二つ目の目的は、「多様なものの見方・考え方に触れる」ことです。芸術教養学科で学ぶ面白さの一つは、ひとつの物事に対する見方が一つではないと知ることにあります。同じ出来事でも、立場や経験が違えば、その意味づけは変わります。芸術作品や文化的活動、社会の動きを考えるときも、それは同じです。自分とは異なる視点に触れることで、当たり前だと思っていた見方が揺さぶられ、世界が少し違って見えたり、広がって見えたりする。そうした経験は、学科として目指す学びにもつながっていきます。

三つ目の目的は、「自分なりの解決策を見出す姿勢を育む」ことです。大学での学びは、誰かから教わることだけでは成り立ちません。もちろん知識を得たり、アドバイスやフィードバックを受けたりすることも大切ですが、それ以上に求められるのは、自ら問いを立て、必要なことを調べ、考え、自分なりの答えを探っていくことです。これはレポートや課題だけの話ではなく、学び方そのものにも言えることです。どう時間を使うか、どこから手をつけるか、何を深めたいのか。そうした一つひとつについて、自分なりに見通しを立てていくことが、大学で学ぶということの大切な一面だと思います。

そして四つ目の目的は、「学友との関わりを持つ」ことです。通信教育には、個々人が自分のペースで学びを進められるよさがあります。かといって、私たちはそれが「一人で黙々と取り組むしかない学び」になってよいとは考えていません。通信だからこそ、自分の生活を大切にしながら学べる。その魅力を支えつつも、「通信だけど孤独じゃない」と思えるような場にしていきたい。そうした思いを、学科として大切にしています。

そのために、入学時のガイダンスやワークショップだけでなく、日々の学習支援やさまざまな交流企画、学び合いの機会を重ねながら、学生のみなさんが学びの中でゆるやかにつながっていける環境を育んできました。もちろん、関わり方の濃さは人それぞれでかまいません。多くを語り合う関係もあれば、気配を感じられるだけで支えになることもあります。それでも実際には、「まさか通信で、こんな親友ができるなんて思っていなかった」という声が聞かれることもあります。自分のペースで学ぶ場でありながら、思いがけない出会いや励ましが生まれていくこともまた、通信で学ぶ魅力の一つなのだと思います。

「夢と心配、シェアして解決!」
そんな姿勢でいられる同士が、みなさんの身の回りに増えていくような学びの場でありたいと、あらためて思います。

 

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