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芸術教養学科

2026年03月06日

【芸術教養学科】多彩で豊かな「卒業研究」

みなさん、こんにちは。芸術教養学科の宮です。

2026年も2ヶ月が過ぎ、はやくも3月ですね。
3月といえば、「春は三月落花の形」というガマの油売りの口上を思い出します。

「あっ、落語「がまの油」で香具師が述べる口上だ」とピンときた方は、立派な落語ファンでしょう。

この口上は、江戸時代、浅草観音境内奥山で居合い抜きの芸を見せながら、歯抜き師・入れ歯師として活躍した長井兵助という人物に由来するといわれています。
その口上を、同じく曲独楽の芸で人を集め、歯薬や歯みがき粉を売っていた松井源水が受け継ぎました。
彼らが商った品物のひとつが「陣中膏蟇ガマの油」だった、というわけです。

落語のなかに出てくる口上もほぼ同じで、「比良の暮雪は雪降りの形」と続いていきます。

さて、前置きが長くなりました。
大学の3月といえば、やはり卒業の季節でしょう。

私が所属する芸術教養学科では、必修科目は1つしかありません。
さまざまな科目を、自分の興味関心にあわせて自由にカスタマイズできるのが特徴です(もちろん、いくつかの基準はあります)。
そのなかで、必ず履修し、単位を修得しなければならない科目がひとつ。それが「卒業研究」です。

「卒業研究」では、地域の文化遺産、地域やインターネット上で実践されているデザイン活動、文化・芸術活動などの事例について情報収集を行い、それがどのように優れているのかを分析・考察し、「文化資産評価報告書」を作成します。

研究対象はじつに多彩です。
以前このブログで、「芸術教養学科では、みなさんの学びたいこと、勉強したいことの広く大きな、そして深い受け皿となるべく、さまざまな学問的背景をもった教員が揃っています」(https://www.kyoto-art.ac.jp/t-blog/?p=115975)と書いたことがありますが、まさにその裏づけとなっているのが、この「卒業研究」といえるでしょう。

芸術教養学科での学びの集大成である「卒業研究」。
そのうち、本人が掲載を希望し、かつ研究対象の取材先から許諾を得られたものについては、「芸術教養学科WEB卒業研究展」(https://g.kyoto-art.ac.jp/)で公開されています。

そのため、秀逸なレポートもあれば、今後のブラッシュアップが期待されるものなど、さまざまな報告書が並んでいます。
また、優れたレポートであっても、本人の意向や取材先の都合により掲載されていないものも少なくありません。

とはいえ、ここに公開されているレポートをご覧いただければ、その多彩さ、そして豊かさに、きっと驚かれることでしょう。
2026年3月卒業生の「卒業研究」も、そろそろ公開される頃です。ぜひご一読ください。

「春は三月落花の形」。
美しい桜が舞い散るなかでの卒業式――こんなにも格別なことはありませんね。

 

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