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音楽コース

2026年10月14日

【音楽コース】瓜生山が音楽の聖地となる~Sakamoto Ryuichi Lab at KUA

こんにちは。音楽コース教員の森本です。
先日、瓜生山キャンパスへいった翌日、標高301メートルの瓜生山へ登ってきました。京都一周トレイルの一部になっている登山道へ北白川からエントリーすると、すぐに花崗岩の多い山道になります。当日は小雨と残暑でなかなか厳しいコンディションだったので、早朝から汗をかきつつ、時々立ち止まっておにぎりと水を補給しながら歩きました。山頂のお社に至るまで、途中では一人としてすれ違うことも、追い抜かれることもなく、瓜生山には私一人しかいないように感じられました。

山頂への急登に差し掛かる手前に、とある史跡があるのですが、皆さんはご存じでしょうか。それは「白幽子巌居之跡」と呼ばれる江戸時代前~中期の隠士、白幽子が住んだ場所です。隠士とは、俗世を離れてひとりで生活する人物のことで、白幽子は一条寺に詩仙堂を築いた漢詩人、石川丈山に弟子入りしたのち、白川の山中の岩窟で生活したそうで、ここがその跡です。

そのころ、修行中肺病にかかった禅僧 白隠が旅の途中で、肺の病を治すといわれる人物が京都白川に住むと人から聞き、白幽子を訪ねました。白隠は巌窟の奥に住む長髪の隠士に面会を許され、一見して白隠の人格を見極めた白幽子によって、内観気丹田の法(人身長寿の秘訣)を余すことなく伝えられたといいます。時に1710年、今から300年以上前の出来事です。その後、白隠は84歳まで長生きしたとか。
当時は西洋医学も伝わっておらず、多くの人々が短命で世を去ったでしょうから、このエピソードは驚きをもって伝えられ、白隠の書いた仏教書『夜船閑話』にも登場します。
江戸時代、高僧が教えを乞うために訪れ、救われた聖地がこの瓜生山だったというわけです。

時は移って2026年9月、瓜生山に新たなる聖地の誕生がアナウンスされました。
それは「Sakamoto Ryuichi Lab at KUA」です。プレスリリースによると…

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京都芸術大学は、坂本龍一氏が遺した作品や機材などの音楽資産を活用する拠点「Sakamoto Ryuichi Lab at KUA – A laboratory for experimentation across sound, art, technology, environment, and society. 」を開設。
本プロジェクトは、坂本氏の貴重な音楽資産をキャンパス内の施設「瓜生山荘」へと移し、次世代を担う創作者たちの学びと実験の場を生み出すものです。

京都を愛し、何度も訪れた坂本氏は、2000年代以降、教員らとの共創を通じて本学との関係を育み、新たな表現を世に投げかけてきました。 氏の没後、遺された音楽資産を次世代の学びや創造に生かしたいという坂本龍一エステートからの相談を受け、対話を重ねる中で構想が結実しました。
新たなスタジオで展開されるのは、創作者たちの自由な学びと、領域を超えた表現への挑戦です。

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2026年には音楽コース、本学が開学50周年(前身の京都芸術短期大学含む)を迎える2027年にはSakamoto Ryuichi Lab at KUAが開設され、瓜生山は音楽を志す者にとっての新たなる聖地となっていくでしょう。
皆さんも、機会があればぜひ、瓜生山と、京都芸術大学瓜生山キャンパスを訪れてみてください。

 坂本龍一氏が遺した機材・楽器を、次世代の創造へ 京都芸術大学に「Sakamoto Ryuichi Lab at KUA」誕生|プレスリリースのお知らせ|お知らせ | 京都芸術大学

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